獅子宿燻亭2
▼川西町西大塚薬師堂の獅子頭
川西町113号線沿い・・置賜広域病院のすぐ北に位置し
小高い丘の上に薬師堂があります。
左の黒い獅子頭をモデルに獅子を新調した時の写真
です。右の獅子は元々使われていた赤獅子。
何故か川西町では急激に赤獅子から黒獅子に
移行した時代があり、赤い獅子と黒い獅子が同居しています。
この黒獅子は竹田吉四郎作の獅子で真っ二つに割れ
ていました。よく見ると中央部がかなり薄く彫られ
強度不足の獅子であったように思えます。
この他に佐藤光雲作の11`の獅子頭があります。
新調した時、この重さにもこだわり重くする依頼があり
ました。
しかし、制作している間に軽くなり
木製の握り棒を鉄棒に変え重くした記憶があります。
しかし二年後、やっぱり重いからと木製に取替えの依頼が
あり八キロ程に減量したものでした。
これでも獅子頭としては重い方ですね・・。
重さは舞い方にもかなり影響するかと思いますね。
眉が雲状になっていて飯豊町と長井市の獅子の様式が
融合したような表情です。
赤獅子は白鷹町の本格的な専門家が制作した赤獅子頭の様式です。
長井市と川西町の狭間に位置する薬師堂の獅子舞は
長井市今泉地区の稲荷神社から習ったと聞きました。
一市三町の獅子の文化が融合した広域獅子文化の薬師堂です。
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●2010.01.04
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