獅子宿燻亭2
▼中山獅子
興味を示していただきありがとうございます。
特派員からブログを見てくれという情報をいただき、早速拝見いたしました。
耳の取り付けは大変な重労働です。何年も付け替えていませんでしたが、昨年それこそ何十年ぶりに付け替えしたものです。・・・練習中取れてきたので・・・。
材料は絹糸。昔は蚕おきがたくさんいて、その繭からとった真綿を糸状にして束ねていくのですが、その作業が半端じゃない。それを4人がかりで編みこみ、2つの穴に通して立ち上げるという作業を行います。それを両耳分。昨年お昼から作業にかかって、終わったのは夜の8時を超えていました。
昔は毎年それを繰り返していたそうです。
獅子頭の材料は栃の木を使っており、口承では四貫目(16キロ)ということで非常に重量感があります。(実際計ってみたら12キロでした。幕の重さも含めて四貫目なのでしょう。きっと。。。)
文政年間の作となっていて、その頭をずっと使っているのですが、だいぶ損傷がひどくなっています。
幕は麻のようですね。おそらくアオソではないでしょうか。百年を超える先人の汗がしみこみ、その重さとにおいと格闘しながら、今年も獅子舞を奉納いたしました。
ということで、是非今度中山に来てください。毎年8月15日正午1年に1回、神社から獅子が出ます。
【中山獅子連代表】
●2009.08.17
●やまがたケンイチ
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