白川温泉白川荘

毎年1月1日から3日の三が日。白川荘恒例の各種正月行事が催される。
日本の近代化が進むと共に、薄らぐ傾向の日本の伝統行事の数々。山の旅館「白川荘」が灯火を消すまいと奮闘する舞台裏を明かしたコマ劇画である。
1コマ目
 山の旅館「白川荘」では、正月三が日、正月の催しが行われる。福引などの特典もさることながら、お客様が最も楽しみにしているものが、朝の「もちつき」である。
 サラシ姿の支配人や着物姿の従業員と共に、一緒にもちつきを楽しんだ後、朝食で、お神酒が振舞われるのだ。

2009.11.23:劇場スタッフ:修正削除
2コマ目
【支配人】
「さあ、今年も始めるか。いつもどうりにたのむ」

【フロント係長】
「はい。この作業をおこなうと、正月の実感がでてきますね」

フロント係長は、毎年支配人のサラシを巻く役目となっていた。

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3コマ目
【支配人】
「もっと、引っ張ってくれ。遠慮はいらないぞ。」

【フロント係長】
「はい。力いっぱいなんですが、ゆるいですか。」

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4コマ目
【支配人】
「うっ・・。くうぅーーーっ。まだまだ!」

【フロント係長】
「うーーん、うりゃあーっ」

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5コマ目
【支配人】
「ううううーっ。その調子!」

【フロント係長】
「きいいーっ。はっ!。おりゃあーーーっ」

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6コマ目
ここで、得意の寸劇がはじまったのである。

ふたりは、仕事中に仕事の流れでいきなり寸劇が始まりだす事は珍しくない。白川荘のフロント裏は、漫才や寸劇の隠れステージのようなものだ。

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7コマ目
【支配人】
「ええーい、はなせーーっ。拙者は行かねばならぬーーーーっ!」

【フロント係長】
「!」

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8コマ目
【フロント係長】
「おまえさん、危のうございます。行かないでおくんなまし!。」

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9コマ目
【支配人】
「えーい、はなせーっ。離さぬかーっ!」 

【フロント係長】
「いやでございます。いやでございます。私めをひとりになさらないでおくなまし!おねがいでございます。」



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10コマ目
【調理課係長】
「支配人、お餅つきの準備ができました」

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11コマ目
【食堂係長】
「・・・・・・。」

【支配人】
「え?、あ、う、うん・・・。い、急ぎます・・・。」

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宣伝コマ
餅つきは、どなたでも参加できます。
1月1日から1月3日の朝7:30からとなります。

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宣伝コマ2
福引は、12月31日〜1月2日宿泊の皆様に無料で、空クジなし。

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宣伝コマ
門松は、手作りです。

2009.11.23:劇場スタッフ:修正削除
最終コマ
この放送は、ごらんのスポンサーの提供でお送り致しました。
次回もお楽しみに!

提供:白川荘

2009.11.23:劇場スタッフ:修正削除


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