文化ノート

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 事務局に寄せられました米沢市に関する“置賜の宝”をご紹介します。
  
 「愛宕の火祭り」といただきました。

 大勢の市民が参加する、たいまつ行列の光景は米沢市の方ならおなじみの光景ですね。

 寄せられた話では、早朝の民衆登山もはずせないそうで、子どもでも登ることができ、子ども会の行事で登山をしている町内会も多いそうです。

 頂上手前で鉛筆をもらい、その後頂上から朝日を見て、餅まきで熱いたたかいを繰り広げるのが定番だとか。
 
 このほか、花見や遠足などで親しまれている米沢市の「御成山」もいただきました。

 子どものころは花見や遠足、学生のころは部活動の走りこみなど、地元住民にとって利用する機会が多いそうです。

 とても身近な存在だと感じさせる御成山のエピソードですね。きっと共感できる人が多いのではないでしょうか。
 
 
 置賜の宝発掘プロジェクトでは置賜の宝を広く募集しています。
 ご応募の際は応募フォームからお寄せください。
 

 事務局に寄せられました米沢市に関する“置賜の宝”をご紹介いたします。

 昭和42年に廃止となった小野川発電所についていただきました。

 事務局に寄せられた資料には、小野川発電所は米沢水力電気会社の発電所として、明治30年代に開業し、海外製の発電機と水車を有する施設とあります。廃止となる昭和42年まで米沢市内に電力を供給してきた歴史ある発電所でした。

 廃止後、発電機は米沢市博物館での保存計画があったようですが、確かな記録はなく、昭和44年に愛知県の明治村に移管されたそうです。

 当時は、現在のように舗装された道路や大型トラックなどがあるわけではなく、運搬経路や運搬技術が限られていたため、発電所建設に苦労が多かったようです。そんな苦労を乗り越えて稼動にこぎつけると、大勢の見物人が訪れたというエピソードもあり、米沢を照らす発電所への期待の高さがうかがえます。

 発電所建設から廃止されるまでの道のりを知ると、当時の米沢市の町なみや文化を知る貴重な手がかりであることがわかり、あらためて産業遺産の幅広さ、重要さを感じる情報でした。

 
 このほかにも、置賜の宝をご存知でしたら、応募フォームからお寄せください。
 

 白鷹町の方から推薦していただいた宝をご紹介いたします。
 
 「映画スター・ウォーズの悪役ダース・ベイダーの兜と頭殿山の関係について」といただきました。

 映画スター・ウォーズ、登場人物のダース・ベイダーといえば、国内外に熱狂的なファンがいるSF映画の名作で、もはや説明はいらないですよね。
 あの名作に登場するベイダーと頭殿山との関係とは一体何なのでしょうか。

 この映画が作られたとき「仙台市立博物館所蔵の伊達政宗公の鎧兜」をヘルメットのデザインモデルに使用させてほしいと、ハリウッドから仙台に電話があったのだそうです。

 いわれて見れば、あの漆黒の姿はまるで戦国武将の甲冑姿のよう。

 推薦理由には、世界的名作品で、置賜で生まれた伊達政宗公由来の兜が、形を変えて大活躍していると言えるのではないでしょうか。そして、このことは最近高まる伊達家の史跡探求事業や、置賜の史実を明らかにする観点からも、とても大切なことではないでしょうか、と思いが綴られていました。

 また、伊達家が国替えとなった際、伊達家の家老・鮎貝氏一族も同道しているそうですが、今でも気仙沼に400年続く一族が、ルーツの頭殿山のふもとにある菩薩寺に参拝に来ているという情報も。
 そんな頭殿山の山のかたちは兜をつけた戦国武将のかしらに大変よく似ているそうです。

 伊達家とスターウォーズの意外な接点を知ると、歴史にますます興味がわいてきますね。



 置賜の宝発掘プロジェクトでは置賜の宝を広く募集しています。
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 小国町の方から推薦していただいた“置賜の宝”をご紹介します。
 
 「越後米沢街道十三峠」といただきました。

 鷹の巣峠、榎木峠を除く、大里峠、萱野峠、朴木峠、高鼻峠、貝ノ淵峠、黒沢峠、桜峠、才の神峠、大久保峠、宇津峠、諏訪峠は置賜地方の小国町、飯豊町、川西町と3町にまたがる歴史の古道だそうです。

 保存活動や復元活動で地域の元気づくりとして十三峠が見直されているほか、黒沢峠の石畳や萱野峠の敷石、朴木峠のブナ林など魅力がいっぱいだとのご推薦をいただきました。

 このほか、春の山菜や秋のマイタケなど自然の味覚もあるそうで、歴史と自然の恵みが一緒に楽しめそうです。 
 

 もう一つ、小国町に関する宝情報ご紹介いたします。

 「温身平」といただきました。

 春から秋まで森林浴を楽しむことができる自然豊かな場所で、森林セラピーの基地の指定も受けているそうです。
 
 新緑のころ、自然の中でリフレッシュするのも良さそうです。

 置賜の宝発掘プロジェクトでは置賜の宝を広く募集しています。
 ご応募の際は応募フォームからお寄せください。

 事務局に寄せられました飯豊町に関する“置賜の宝”をご紹介します。
 
 「鳴き砂」といただきました。

 鳴き砂と聞くと青い海と砂浜を思い浮かべますが、意外にも周囲に海がない内陸地にも鳴き砂があるそうです。

 寄せられました情報によると、日本列島に存在する鳴き砂の位置を地図上から見ると、東北から九州までほぼ一直線に並び、これをミュージカル・サンド・ラインと呼んでいるそうです。

 飯豊町もこのラインに含まれ、このライン内の陸地にも鳴き砂が存在するのではないか、との仮説を証明するために飯豊町の遅谷地区を調査したところ、鳴き砂の基になる石英が98%も含まれる層を発見したそうです。

 
 
 置賜の宝発掘プロジェクトでは置賜の宝を広く募集しています。
 ご応募の際は応募フォーム等からお寄せください。
 事務局に寄せられました川西町に関する“置賜の宝”をご紹介します。
 

 ▽ダリヤ公園▽掬粋巧芸館▽かやぶき屋根住宅
 
 ▽天神森古墳▽黒毛和牛▽小松豊年獅子踊り
 
 ▽諏訪神社商宮律▽お伊勢峠古道▽大塚城▽小松城
 
 ▽館山▽柳沢館▽和金
 
 ―をいただきました。

 川西町が誇る歴史や文化の中で、ダリヤ公園については日本有数のダリヤ公園として、川西町を代表するものと推薦をいただきました。
 町の花にも指定されているダリアは町のシンボルで、大輪の花が大勢の方を魅了するのもうなずけます。

 このほか、文化庁も認める東日本有数の一大古墳群として「下小松古墳群」もいただいております。

 貴重な高山植物が自生しているそうで、歴史と自然の両面から貴重な古墳群なのですね。
 
 歴史、民俗芸能、芸術、自然景観、食など幅広く、お宝情報ございましたら応募フォームからお寄せください。
 
 
 事務局に寄せられた白鷹町に関する“置賜の宝”をご紹介します。
 
 「しらたかムック」といただきました。
 
 しらたかムックは「ふるさと創生」事業により、「白鷹の宝を発掘する」という観点からまとめられた書籍で、1巻から4巻まで発行されているそうです。

 1、2巻では、町史に載らないような白鷹町の秘話・有名人の発掘を精力的に行い、80年代までの白鷹町の秘話は出尽くした感がある、というほどでその内容に興味津々です。

 3巻では、1・2で触れた話題とそのほかの地域情報をマッピングした「情報地図帳」としてまとめ、市販のものとは違い、地元にこだわった仕上がりとか。

 そして、4巻では集大成として2010年を展望した政策提言が行われているそうです。2010年を迎えた現在、改めて「しらたかムック」を読み返してみるのも楽しそうですね。

 このほかにも、地元にこだわったお宝情報などをお待ちしております。
 
 飯豊町の方から推薦していただきました“置賜の宝”情報をご紹介します。
 
 飯豊町の『音楽によるまちづくり』といただきました。


 飯豊町では「音楽によるまちづくり」と銘打ち、年間を通してイベントなど様々な活動を実践しているそうです。
 世代や地域を越えて心を一つにできる心豊かな「まちづくり」につながる文化活動として音楽の普及を目指しています、とのこと。

 そんな飯豊町では、▽フェット・ド・ラ・ミュージック(6月)▽めざみの里カンタート(7月)▽四季のうたを歌う集い―など、音楽に関わる多彩なイベントが開かれているほか、飯豊町のイメージソング「めざみ」やオリジナルミュージカル「獅子の笛」、合唱組曲「飯豊山〜我が心のアルカディア〜」などが製作されているそうです。

 歌声響くまちづくり。このほかにも、地域に根ざした独自の歌などがありそうですね。
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