やまがたでの日々の暮らし・自然・風景

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連休明けの、犬っ子達との朝散歩である。

このところ続いた晴天も、未明には雷を伴う雨があり、
今朝は曇天霧雨やや暖かく湿度も高い。

散歩コース脇の路地の畑の菊が咲き始め、
花梨(カリン)も大きく実った。

今年もカリンのジャム・・・美味しく作れるかなぁ?

家の庭先のキンモクセイの香りが、
やや淡く成熟した感じに変わって来ている。
近づいてよく見ると、以前よりも花が開いて赤みを帯びていた。

秋は、お米だけが黄金色に実るのではなく、
いろんな「実り」が黄金色を帯びて来るんですね。

間もなく地ワインの新酒が出回ったりボジョレーヌーボー解禁の頃ですが・・・・・、
ま、それはそれとして、ビンテージモノなどの成熟した飲み頃ワインは、
グラスに注ぐと、ワインの赤色の縁に、オレンジ色というか、
黄金色の環が宿っているものである。(グラスを傾けるとよく見えます。)


昨日のキャンプから帰った週明けではあるが、
体育の日という事で一応休日。
っという事で、犬っ子達との山駆け散歩に出かける。

もちろん、犬っ子達は元気に走り回ってくれるのだが、
私は、今回のキャンプ疲れ・・・というよりも、
「飲み疲れ」が残っていて、どうにも体が重い。

ま、こういう時は、先ずは無理をせず、
且つ、適度な運動と軽めの食事を心掛けるしかない。

でも、静かな杉林に射し込む秋の光が、
なんか・・・・時を止めてくれるナぁ。。。

山遊び姿のカミさんと、犬っ子モッチ(妹:3歳)の図。

視線の先では、犬っ子ケンタ(兄:5歳)が
森や藪を走り回ってヒ―トした体を沢で水浴びをして冷やしている。

     あと20日程で、今年も猟期に入る。

犬っ子ケンタ(兄:5歳)も思いっきりリラックスして、
何かにご執心の図・・・である。

おいおい、その、至近距離へ注ぐ視線の先は
バッタかい? ネズ公かい? モグラかい?

    っという事で・・・・(全然つながってないけど;;;)、

「山の仙人になりてーなぁ」というブログのヌシであるKuma仙人さんトコの
「無農薬つや姫」などお米をお願いしておいたのだが、仕上がったぞーとの事で、
キャンプ飲み会というかオフ会もセットしつつ、取りに伺ったのだ。


キャンプ飲み会(オフ会)の様子は、こちら↓↓↓↓
「山の仙人になりてーなぁ」で公開中である。
    ↑↑↑↑なかなか盛り上がってますね。

ちなみに、皆で持ち寄った米沢のワイナリーの活性ワインや高畠ワインの赤、
フランスビンテージ赤、グラッパ、和田の地酒・・・・など数々のお酒はじめ、
自然酵母のパンや手作りサラダ、ジビエなどなどなど・・・、
それはそれは、なかなか嬉しい組み合わせであった。

Kuma仙人さんはじめ、タッシ―さん、ヒロ坊さん&ご家族さま、
ありがとうございました!

っという事で、

今回は、私は一泊のみでしたが、飲んだ勢いだけじゃーなくって、
いろんなご縁を感じつつ、さらに嗜好を凝らした再会なぞも約束しつつ、
帰路についたのであった。
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犬っ子達との散歩コース脇の、ウド畑では「種が見頃」です。

ウドの花もそれなりではあるが、ま、ウドは、食べ頃を過ぎると、
ホントに誰も見向きもしなくなる・・・どころか、
<役立たず!>の象徴×代名詞みたいに、
「ウドの大木」とか言われたりして、ちょっと可愛そうでもある。

そんなウドではあるが、「結実期」は美しい。
花見頃という言葉があるが、
ウドは「種見頃(造語であるが;)」である。

ま、秋の夜長の茶席の折に、
これを活けてみる様な粋狂なヤツは、
今の時代・・・・なかなかいないだろうナ。

棗の実も、日に日に赤さを増している。


昨日新潟で見て来たトロピカルフルーツ畑のドラゴンフルーツ。
温泉熱やバイオマスプラントなどを利用との事。恐れ入りました;;;。
もちろん・・・・フラガールズのオモテナシなんぞは皆無でしたが、
パッションフルーツのジェラードは、ま、爽やかで美味しかった。
 


早朝より新潟へ・・・・そして、先程無事帰宅の「日帰り出張」・・・でした。

どうも、このヒガンバナというのは、
          怪しく・妖しく、そして・・・怖い;;;;。

何がどーなのか、ハッキリした理由は分からない。

毒草である事も、真っ赤である事も、
もちろん「彼岸=あの世」という語感なんかも
すべて内蔵された暗喩を感じてしまうからだろう。

拠って、この花の形態から、
「スケルトン=骸骨」を連想してしまう。

それに、昔・・・・土葬だった頃、
その周辺に真っ赤なヒガンバナが咲いている、、、
・・・・・みたいな映像を思い浮かべちゃったりして。。。

加えて言うなら、

「瞽女の旅姿」なんかの背景にあったりすると・・・・似合いそうである。
さらには、その瞽女が持つ三味線を包む布地の一部に
ヒガンバナが何気なく描かれてたりしたら、
        それはもう絵画的だし、なんかもう・・・示唆的だ。

これら全ては、ヒトの勝手な気のせいであり、空想である。

ヒガンバナという植物とは、<科学的には関係が無い>。

しかし・・・或る固有の文化圏の住民が持つ
共通の幻想であると言えるのかも知れない。

モノガタリって、そこから始まるのかも知れない。

・・・・・・・・・・・なーんちゃって、

朝飯前の犬っ子達との散歩にしては、
                ちとヘヴィーでしたね;;;。

   お口なおしにでも・・・どーぞ。↓↓↓





   
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多分・・・あと一ヶ月後程の収穫期を控えて、
蕎麦の実が膨らんできた。
蕎麦は、種蒔きから収穫までが稲などよりも早いと聞くが、
おおよそ3ヶ月程だろうか?
ま、自分が直接に農業をやっている訳ではないので、
あくまでもテキトーであるが。。。

でも、蕎麦の美味しさはわかるつもりでもある。

しかし、酒なども同じなのだが、
「我こそは蕎麦通ナンバーワン!」的な方々が多く、
ま、嗜好品的要素もあるので、
いろいろな論議は皆様にお任せする事にしている。

皆様にお任せしているハナシのひとつに、
イモ煮及びイモ煮のルーツがあるのだが、
一般的には、ルーツ探しというか論議が
江戸期までしか遡っていないのである。

大体、サトイモは南方系タロイモの一種で、
縄文期には温海の赤カブなどと同じように栽培されていた。
また、縄文期は暖かだったので、
今は雪深い山形県小国町でもイノシシを獲ったりしていたという。

サトイモ(タロイモの一種)とイノシシ(野生のブタ)との
組み合わせは、最高のご馳走だったろう。
さらに、火を焚いて円座で食べるというカタチは、
封建的な社会が醸成される以前の、
非常に原初的な食スタイルである。

ちなみに、封建社会の醸成と成立に向かう農業革命(稲作伝播・弥生期)以降は、
人の役割や身分などの序列が生れ、その秩序を守るためのルールも
著しく厳しくなって行くので、彼の「イモ煮会」などの食スタイルを行うには、
あえて<無礼講>としなければならなかっただろうなぁ。

その辺の事情が、なんか特別なイベント色を帯びて来る
要因にもなってるんだろうと思うけど、これは想像の域であり脇道でもある。
ま、山形はじめこの東日本というか東北一円は、
西日本よりは曖昧混然で緩かっただろうけどね。

また、イモ煮の味付けは、醤油か? 味噌か?
豚肉か? 牛肉か? という論議があるが、
私の結論は、「味噌味×豚肉」の方が歴史が古いに決まっているという事だ。
だって、醤油は江戸以降の調味料だし、
公然と牛肉が喰える様になったのは明治以降のハナシである。
だから、山形内陸部の醤油×牛肉は、
かなりハイカラさん的スタイルであり、
仙台や庄内の味噌×豚肉は、
古(イニシエ)のスタイルが程良く残されているのである。

  おーっと・・・・、「蕎麦の実」から「イモ煮会」に飛んでしまった;;;;。

           奥羽山脈からは、今日も朝の光が溢れだしてきた。


10月に入り、私の犬っ子達との散歩コースから見ると、
北蔵王山系「雁戸(ガンド)」の少し北側から朝日が昇る様になってきた。

拠って、今朝ほど遠望が効く日であると、
その「雁戸」が朝日の眩しさですっ飛んで見えなくなる。

ま、「雁戸」は毎日(生れてからの50数年間)仰ぎ見たり、
たまには登ったりもする、とても身近で親しみがある山なので、
例え眩しくて見えなくなっても、ガスって見えなくとも、
その存在は、いつも感じているのだろうと思う。

その「見えない<雁戸>」の右手前には、
山形市を見下ろす形になる蔵王龍山と西蔵王高原が広がる。

西蔵王高原は、山形市の夜景を見る有名なスポットである。
確かに、眼下に見える夜景は素晴らしいと思う。

しかし、あえて言わせていただくと、山形というか村山盆地の夜景は、
西山(特に狐越街道)から眺める夜景が味わい深い。
奥羽山脈の夜の稜線を感じつつ、市街地やその周辺集落や山間集落の灯、
幹線道路を走る車のヘッドライト、田畑や森林地帯の闇、夜空の漆黒と星々など・・・・。
冬の冷えて冴え上がった夜などは、
まるで、黒いビロードに散らしたスワロフスキークリスタルのジオラマである。

ちなみに、狐越街道からの村山盆地の眺望については、
彼の司馬遼太郎「街道を行く」で触れられており、折り紙付きである。

・・・・・などと、

週明け早朝っから、夜景の事を想いつつ犬の散歩をしている
全く以って<呆ヶモノ>のshidareoである。

土手のセイタカアワダチソウの黄色が、日に日に増しつつある様だ。


もう10日もすると、今年も変わらず「ハクチョウ」が飛来するだろう。

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