やまがたでの日々の暮らし・自然・風景

やまがたでの日々の暮らし・自然・風景
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週末恒例の犬っ子達との山駆け散歩であるが、
間もなく雨も降って来そうだったので、近くの山に短時間だけ繰り出した。

山に行けば、掛け値なしで、体いっぱいで、
本当に喜んでいるのが伝わってくるので、
それが、トーちゃんもカーちゃんも嬉しいのである。

割合い爽やかな朝日が出た。でも晴れたぶんだけちょっと寒いかな?
でも、犬っ子達は絶好調である。マナコ(眼)がなんだか生き生きしている。
生体活性が高い日なのだろう。

あ、犬っ子ケンタ(兄6歳)から手袋を獲られてしまった;;;。

今日はなにやらピョンピョン飛びついてくると思ったら、手袋を狙っていたのだ。
ちなみに、その跳躍力は助走ナシのその場跳びで1m程にもなる。

ケンタは、生まれつきピョンピョン跳ぶのが好きな様で、生後2ヶ月の頃から、
家の中では、ハタキとかネコジャラシみたいなものに跳びつかせ遊んだり、
また屋外では、フリスビーや木っ端、空きペットボトルなどに跳びつかせたり、
投げては持って来させたりして、さんざん遊んだものだった。

この手袋・・・私が手に着けていたものなのであるが、手袋を獲る際に、
ケンタの歯が当たったりしない。紙一枚の間隔での寸止めなのである。
その辺の感覚も大したものなのである。

兄妹して遊びまくって、トーちゃんの手袋・・・そろそろお釈迦である。(ふぅ;)

ま、防寒防水仕様@580円でワンシーズンもてば、とりあえず良しとしておこうか。

ところで、吉本ばななさんのお父様である、吉本隆明氏が亡くなったそうな。
彼の著書は、私などに至ってはこれまで一度も拝読した事もなく恥かしい次第なのだが、
日本の戦後思想という意味に於いて、どうやら私の世代などは、そのネガ・ポジ両面共に、
無意識的に影響を受けているのだろうと、改めて気付かされるものがある。  
  戦後に合掌、そしてポスト311に合掌。。。
今日は、3月15日という事で犬っ子モッチ(妹)の誕生日である。

昨年は311直後という事で、モッチのお誕生日な〜んて、
どっかにふっ飛んでしまい、気づいた時には間もなく4月であった。

ま、今年は朝っぱらから思い出したので、
昨年の罪滅ぼしも兼ねてチーズケーキ(←大好物なのだ。)等で、
お祝いでもしようかと思う。

という事で、今日で、ハレて4歳なのであるが、
仮に人間に例えるなならば、中型犬なので係数6を掛けて、
24歳という事になる。

24歳というと立派なレディーなのであが、
ま、犬っ子モッチ(妹4歳)は、
いつまでたっても「モッチ」のま〜んまなんだろうナ。

今朝のやまがたは、南とか東の風(巻いている様だ)で、
ちょっとだけ青空も見られたが、犬っ子散歩から帰宅する事には、
灰色の雪雲に覆われた。
はい。

三寒四温・・・と言い切りたい頃なのですが、まだまだ。
今朝も雪。 食傷気味を程良く超え始めております。

そんななか、↓↓↓の様な食事会が開催されます。
http://gozzo-y.com/?p=1755
あれっ? 昨晩で締め切りになっていましたね。
ま、関係者の皆さん、素材やお料理、そしてお酒に至るまで
けっこう真剣にチョイスして取り組んでいる様ですし、
当地の食環境などに興味のある方々が集まる様ですので、
私も伺ってみる事にしました。

まだまだ寒い日が続くようですが、
思わぬ路面の凍結でのスリップ事故や、
体調管理などにも充分注意して、
とりあえず、もうちょっとだけでも春らしく、
僅かだけでも暖かくなるのを、待ちましょう。

  耳澄まし 心さやいで 待つ春に 
    百花(モモハナ)咲かむ 夷(イ)ナの國にも    詠み人知らず
雪です。 今朝は、雪降りです。

3月に入っての雪は、当地ではさほど珍しくもありませんが、
でも、今冬は特に豪雪だったため、かなり食傷気味です。

犬っ子達との朝散歩から帰宅して、
汗をかかない様に外套を一枚脱ぎ捨てて、
先ず、車に積もった雪を落とし、
その後で、駐車場や家の前の道路の雪カキをする。
そんなに降雪量は無いのだが、
この時期の雪は水分を多く含んでいるので、やたら重い。
チカラシゴトなので、体は、ポカポカ暖かくなる。

でも、雪カキ・・・そろそろ。。。。
もう3/12だというのに、雪と風が意外に強くて寒い朝となった。

確かに全国一律的な暦上では、春の盛りが間近の頃で、
首都圏などの駅はじめ商業施設のポスターや店頭は
人工的なピンクはじめ赤やパステルカラーにあふれているのだろう。

当地やまがたの空の色もずいぶん明るくなり、
そしてパステル系の色にはなって来ているが、
それは、あくまでも移ろいやすい自然現象なので、
今朝の様な色もアリ、また、青暗い鉛色の雪雲に覆われたりする。

先般・・・印象派の絵画について講釈されていたのだが、
その大きなポイントのひとつに「自然光」があるという。
自然光の移ろいとか揺らぎとかを、どう捉えて・どう表現するか?みたいな。
そんな中、「あっ、面白いナ」と思った事は、
丁度その頃に「チューブ入りの絵の具」が売り出されたそうで、
画家のタマゴ達がアトリエ(屋内)から飛び出して、
屋外(アウトドア)で自由に絵を書ける様になった・・・のだそうである。

ま、ともかくも、普段から、自然が描き出す姿とか光とかを
見る機会が多い田舎暮らしの人にとって、印象派の方々というのは、
けっこう・・・なんというか・・・隣人に近い様な存在なのかも知れないナ。

でも、良し悪しはともかくも、最近は、田舎人であっても、VTやPCの画像、
CVSはじめ大型小売店やチェーンレストランなどにとても親しんでいるので、
もしかすると、感受性や感覚もかなり平準化されているのかも知れないですね。
↑↑↑画像は、2012年3月11日(日)の朝の、
山形市の西部山稜:狐越街道からの奥羽山脈の眺望である。
村山盆地(山形市、天童市、東根市、村山市)は、雲海の下にあり、
手前は、街道沿いの中山間部集落である。

今朝の山形市内は、暗い雲に覆われて日差しは無かったのだが、
その暗い雲の中に幽かな蒼さが感じられたので、
もしかすると、雲の上は青々と晴れているのでは???と思い、
犬っ子達を車に乗せて、近くの山に行ってみる事にした。
案の定、高度を上げるに従って頭上はどんどん蒼く明るく開け来て、
振り返え見ると、山形市内は雲海の下となっていた。

確かに・・・今日はあれから1ヶ年の311である。。。

犬っ子達との山駆け散歩、しかもお天気に恵まれて・・・・な〜んて、
いかにも自分が脳天気な日和見で、申し訳なく、心苦しく、
気が引けてしまうのだが、だからと言って今日の今々何が出来る訳でもナシ。
奥羽山脈の向こうを想い、心の中で掌を合わせるのみである。

いずれにしても、生きてる人が次代をつくって行くしかない訳だし、
この世とか、人・・・って、どう考えてもやっぱ不完全・無常・不条理・・・的な訳だし、
だから、山とか自然とつき合う時みたいに、畏れとか、掌を合わせるみたいな、
そんな感じのココロムキを忘れない様にさえすれば、
ヒトが持つ傲慢さみたいなものに呑まれさえしなきゃ、
山や自然を楽しむ様に、何も構えることなく日常を楽しみ、
そして元気に次代づくりして行けば良いのではなかろうか?

そ〜んな、ワケワカラン事を思いつつこの眺望を後にして、早々に山懐に入る。

ここの山懐は標高は600mそこそこなのに、雪がたっぷりである。
雪がたっぷりあると、犬っ子達がさんざん遊びまくっても、泥んこにならないし、
ダニなども付かないので、帰宅してからのシャンプーなどが非常に楽なのである。
さてさて、↓↓↓さっそく中型野生動物(多分・・・タヌキ)の匂いに反応。

↓↓↓ケンタ(兄6歳)は大型野生動物(カモシカ)の跡の、その逃げた方向を見定めてるし。

↓↓↓モッチ(妹:もうすぐ4歳)は、お腹が空いたのか?ちょっと早めの休憩に入る。

↓↓↓ぼちぼち、山駆け散歩も一区切りついて、ちょっと気が抜けているケンタの図。

この後、西の方角から雪雲が湧いてきて周囲が真っ暗に。
今日はちょっと不安定な空なので、無理せず早めに切り上げて帰宅した。
週末であるが、あいにくのミゾレ雪。

東京なんぞに降れば「春の淡雪」とか「なごり雪」とか呼ばれる感じの雪だが、
やまがた(特にアルペンスキー競技系)じゃ「春のクッサレ雪」という。
雪の結晶が妙にスキー板の滑走面に刺さって
ブレーキがかかってつんのめってしまう様な雪だからだ。

ともかくも、犬っ子達との山駆け散歩は中止とした。

あの311から今日で一年が経過する。
友人のページにけっこう良いハナシが書いてあった。

ま、今、生きてる者が、多少難ありで不完全であっても、
なにはともあれ、日々を生きる事しか出来ないのであるし、
「それで良い」し、「それが良い」のであろう。

三世(過去・現在・未来)に、合掌。
本日は3月9日である。
あの311から間もなく1年である。
TV等も、「あれから1年経って・・・」的な
特集番組や報道が多くなって来ている。

そんな中にあって、
少なくとも自分にはいったい何が出来て、
どこに向かっているのか???みたいな事を
ふと思っている時がある。

しかし・・・原発事故は、
全く以って「覆水盆に還らず」であるが、
未だ悔やみ切れないものがある。

ま、「ヘタな考え休むに似たり・・・」な事も
重々分かってもいるのだが。

当ブログの現在のタイトル画像は、
あの日の奥羽山脈ごしの朝の光である。

合掌
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