やまがたでの日々の暮らし・自然・風景

やまがたでの日々の暮らし・自然・風景
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今朝はほぼ快晴。日の出時刻(06:29)を5分ほど過ぎた頃、散歩コースの農道に張った只の氷の膜に空の色が映り込んで、ちょっと<妖しい宝石>の様な表情を見せた。

ま、ごく当り前な毎朝の「犬っ子達との散歩」とは言え、いろんな自然現象などを見せてくれたり、気付きをもらったりするので、やはり楽しい。

昨日、スタンドで給油した帰路に、ハクチョウさんが羽を休めていた…いや、先日も書いたが、正確には「お食事中」だった。

毎年10月下旬の霧の朝などに山形市上空にも飛んで来る姿をよく見かけるが、その後どこかで越冬し、また、山形周辺にも立ち寄りながら、帰路につく様だ。

自然とか野生動物などが好きな理由を、自分なりにちょっと考えてみる…。もしかすると後付けかも知れないが、全ては「ホンモノ」だからではないだろうか?

自然とか野生動物は、個としては「名」がある訳でもないし、一流とか二流とかの序列もない。作為性とか欺瞞もない。そんな世間の心配やモノサシは不要だ。
全てが「ホンモノ」であり、全てが「調和」している事は、おそらく誰も否定できないだろう。
そして「ホンモノ」が「調和」している事は、少なくとも「美しさ」に通じる。

子供の頃だったが(確か…60年代?)「書を捨てて、街へ出よう」という言葉が流行った記憶がある。(近年は、「街」から出て「マイ畑へ」の様相でもあるが。。。)

言志録(江戸時代の儒学者の書)にも「先ずは書物を先生とし、その次は人を先生とし、そして自然を先生とするのが良い。」という意味の事が述べられている。(太上は天を師とし、其次は人を師とし、其次は経を師とす。)

ま、そんなこんなで、とりあえず自分の事を合理化&正当化しとこう…。(汗;)


ともかくも、<さよなら、また会おうね!>である。

三寒四温とはよく言ったもんだ。暖かい日があると思えば、また寒くなる。そんな鬩ぎ合いが続く。今朝は、少し積もりそうな雪がハラハラと落ちてきて、雑木林のコントラストがぐんと強くなった。(日の出時刻 06:24の10分後頃)

もう少し春めいてくると、雪が降ってもすぐに融けてしまう「淡雪」とでもいうのでしょうか?そんな状態にも廻り合える。そういえば「春の淡雪」なーんていう詩的なネーミングのお酒もあったなぁ。

冬季オリンピックが開催されていているが、やはり雪国に住んでいる私にとっては親しみがある競技が多い。ま、氷上競技よりは雪上競技の方だが。
ウインタースポーツの大きな特徴は、やはり「スピード」であろう。

実は…春の雪は滑べりが非常に悪い。

おそらく、厳冬期よりも気温が高くなってくるため降ってくる雪の結晶同士がくっつき合って妙に大きくなるが、まだまだ寒いので融けずにコースのやや窪んだところなどに、伏兵の様に溜まっている事がある。

春のコースはアイスバーンが基本なので、スピードが乗る。

でも、そんな春の雪に突っ込んでいくと、両足が一気にすくわれてしまうほどのブレーキがかかってしまい、ヘタをすると転倒して危険でもある。
スキーの滑走面に雪の結晶が刺って摩擦力が大きくなってしまうからだ。

だから、憎らしく恨めしい気持ちも込めてなのか?「(春の)腐れ雪っ」と呼ぶ。

<春の淡雪>という詩的表現も、<春の腐れ雪っ>というスラング的表現も、共に素晴らしいし、いとおしい。

カレンダーではいくら春・・・とは言え、2月はやはり冷える。
東京でも少し雪が積もったとの事だが、イルカさんの「♪なごり雪」でしょうか???
じゃ、今日の犬っ子散歩コースは「氷の世界」かな?(画像:日の出時刻 06:25頃 その辺の農道に張った只の氷の膜紋)
ま、今朝は「♪吹雪×吹雪」でもないし、「♪リンゴ売り」もいないけど。。。

そんなこんなで、井上陽水の数々の歌詞を思い出していた。

実は、若い頃の私は、彼の歌詞や曲は気にはなっていたのだが、抵抗感というか、正直あまり得てではなかった。しかし何故か50歳を過ぎた辺りから、その毒(!?)が回って来たのか?素直に「スゴイ!」と感じられる様になっている自分に驚いている次第だ。

その数々の中に「嘘つきダイヤモンド」という曲があるが、そのネーミングやイメージを絶妙に表したシャンパンや菓子があったら、ぜひとも楽しんでみたいと思う。

ところで、<ネーミング>という創造的行為がある。

<ネーミング>の本質は、ドイツの作家「ミヒャエル・エンデ」の、映画にもなった有名な童話「はてしない物語(Never Ending Story)」によく表されていると思っている。
(そう言えば、息子が幼い頃、日本語版の原書がボロボロになるほど幾度も幾度も読み聞かせをしたっけ・・・。今日はミソジの誕生日っかぁ。。。おめでと!)

ともあれ、<ネーミング>の事はいつかBLOGにも書いてみたいと思っている。

今朝のsun-riseは 06:27 。日々早くなって、春が近付いていく。残念ながら、今朝も撮影は諦めた。

・・・実際には、風景とか事象って「一瞬一瞬×刻々」と変化し、全く同じという事はない。しかし、大まかにはあまり変らなく見えたり、レンズで捉え切れなかったりする。これも致し方ない。

そんな事を考えながらの今日の犬っ子達との散歩だったが、なにげなく西の空を見上げると、50羽ほどのカモ達がV字編隊を組んで北に飛んで行くのが見えた。そして、その後を追うように、やはり50羽程の編隊と20羽ほど編隊が、同じ高度を北に向かって飛んで行った。

何日か前に、ハクチョウの数羽の群れが飛んでいくも見かけたし、あぁ、北帰行も本格化する頃なんだなぁ・・・と。

当地の様な北国に住んでいると、春はもちろん待ち遠しいのだが、同時に、あの厳しい冬が去って行くのも、寂しい。。。

その寂しさを少し引きずりながらも、また来る春を今年もなんとか楽しめる事に、先ずは感謝である。

「春は曙」と言うにはまだまだ寒いけど、ずいぶん穏やかな光になって来て、明らかに厳冬期の雪雲とは違ってきた感じがする。(日の出時刻 06:28頃の蔵王山系竜山北側稜線)

犬っ子達との散歩コースの路肩の土も出始めて、見るからにまだまだ生気は低そうだが、なんとかかんとか越冬したスミレやタンポポの濁緑色の葉もちらほら。

スミレやタンポポと来ると、<良寛>の歌、「鉢の子に すみれたんぽぽこき混ぜて 三世の仏に たてまつりてむ」を思い出す。(注:三世の仏=過去・現在・未来の仏)

この歌は、状況的にギリギリの境遇にありながらも、人が他に施す事が出来る最高位の供物(プレゼント)を歌ったものあり、また「せずにはいられない」創造的行為でもあり、その美しさも品格も第一級だと、私は思っている。

そして、これ以上は「折られもしないし・折れもしないよ」という強さとか勇気も与えてもられる歌でもあり、私はとても好きだ。

今朝は、田の上を犬っ子達と<雪渡り>をして遊んだ。あーもう春なんだなと、改めて感じる。曇天のため外撮影は諦めて、帰宅後に、息子が預けて行ったギター「マーチン」をちょっと撮ってみた。

モデル名とかシリアル番号とか入っていたり、また、経年でトップ(ギターの表板)の色相いがシックな飴色にとそれなりに「なかなか」だ。

だが、私が弾いてみても良い音で鳴ってくれない。。。
弾き方の問題なのか、相性の問題なのか、分らない;;;。
ま、「その両方」としておこう。

それにしても、楽器はもちろんの事、ナベや包丁、車両関係、住宅など、私達を取り囲んでいる道具全てに言える事だろうが、「使い捨てるモノ」と「使い育てるモノ」とがある様だ。

世代的には、私は、すでに「アラ・ファイブ(笑)」ならぬ「アフター・ファイブ(?)」だし、また世の中の方も多少スローにもなって来ているし、オソマキながらではあるが「使い育てるモノ」にもっとシフトして行こうかなと。

無論、「目利き」と「使い分け」は必要だろうが。。。

冬型の気圧配置が続いているが、山形市は春の雪っぽく結晶が大きい湿っている。冬のナゴリの枯れた萱(カヤ)にも、春の雪がふんわりと。(日の出時刻 06:33頃)


一昨日、米沢からの帰路に、そろそろ選定作業が始っている頃だろうと、高畠町にある<ラフランス通り>に廻ってみたら、通り脇の田にハクチョウさん達が羽を休めていた。いや、正確には・・・食事をしていた。

ハクチョウは、日中、田などに降り立って落穂を食べたりする。そして、日没頃に川や沼湖に帰って休む。カモさん達はその逆で、日中は川や沼湖で休んでいて、夜間に田などに飛来して落穂などを食べる。つまり、カモさん達とハクチョウさん達は、田という餌場をローテーションして使っている訳で、うまいこと共存しているもんだ。

選定作業からハナシは大きく逸れたが、「北帰行」の兆しと頃合いを同じくして、水面下では、実りの秋に向けての下準備がすでに始まっている。


ラフランスの剪定。(雪の上には剪定を受けた沢山の枝がまだそのままに残されており、作業はこれから佳境に入るのか・・・。)

今日の日の出時刻は 06:35 。若干ミゾレ混じりの小雨。犬っ子達と散歩には出たが、写真は撮れなかった。  ま、そういう日もあるさ。。。
っという事で、秘蔵とまでは全然行かないけど、一昨日のハヤブサくんを紹介。

一昨日は、けっこう暖かな晴れ間があったのでかなり小動物が動いた様だ。
ハヤブサくんも狩りの途中でのブレークタイムかな?・・・と思いたいけど、よく見ると、姿勢をちょっと低くして、眼は何かを追っている。

ハヤブサは、急降下が得意で、どちらかというと瞬発系だ。
だから、ハトを狙う時などは、上空後方から襲いかかる。
ハトは、上昇能力が高くきわめて持続系だ。
だから、運良くハヤブサの一撃をかわす事が出来れば、
その後はどんどん上昇して、出来るだけ距離を空ける。

ハトとハヤブサの空中戦は、戦闘機ドッグファイトの
実践ゲーム理論の原点となっていると聞く。

そんなカッコ良いハヤブサくんだが、
何故だか???カラス達からは追われる立場となり、
ホトホト手を焼いている様子が、なんだか・・・ちょっとショボい。

みーんな、懸命で、ケナゲで、メンコくて、イトオシイ。

実は、私たちは、そんな数々の命達に寄り添ってもらいつつ日々生きている事を、たまーに思い出しても、バチは当らない。


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