やまがたでの日々の暮らし・自然・風景

やまがたでの日々の暮らし・自然・風景
ログイン

今年はなかなか暖かくならんなぁ。

世のBlogは更新サイクルが早いので、こんな古ぼけたハナシという事になるのかも知れんが、ま、ここはマイペースを決め込めるしかない。

・・・っという事で、画像は一昨日の朝の晴れ間。
晴れてはいたものの、その分だけ冷えたので、体感的には真冬以上だった。

もちろん、週末恒例の山に連れて行っての犬っ子散歩なのだが、
いつも車を止めるところに先客が。。。

足跡と歩調からみると、タヌキくんかな?
でも、こんなに雪が浅いところでもシッポを引きずっている。
食料が少ない上に、この寒さからか、少し力なく弱っているのかな?
犬っ子達と遭遇してしまうと始末が大変だな・・・。

そーんな事を考えつつ、ま、とにかく、犬っ子達を元気に遊ばせた。

日々淡々と・・・だが、こうやって、良い空気を吸える事が、在り難い。


昨日の日曜は所用で仙台へ。後日画像など紹介出来るかも知れない。



今年はちょっとヘン。なかなか暖かくならんな。

今朝は小鳥も鳴いて、ちょっとだけ明るく穏やかだったけど、
草木に付いた水滴は凍っているし、霜が降りている。

起き上がった草の隙間のスミレも、凍った水滴と霜に飾られていた。

いつだったか、5月3日に降雪があったけど、そんな事を思い出していた。


・・・人が住んでる場所では、雪は厄介者。

でも、山にちゃんと雪が降らないと、水不足になるし、
ヤマメやイワナの棲む渓も、渇水するし。。。。
ま、そんなご近所レベルの水のハナシで一喜一憂してみたりする。

同時に、このやまがたは、世界的にみても、
こんなにキレイな自然の水を、ごく当り前の様に使っていられる
とてつもないラッキーさを、辛うじて保っている事に感謝してみたり。

スミレを飾っていた凍った水滴を、一粒口に含んでみた。


ん〜、みぞれ雪。

この時期の雪や雨は、犬っ子散歩にはあんまり向かない。

雪に覆われた厳冬期ならキレイな雪の中で遊びまくるんで、
全身シャンプーでもしたみたいにキレイになるんだけど、
この時期は、泥んこになるし、家ん中で一緒に暮らしてるんで、
正直、洗うのがけっこう大変;;;。

ま、犬っ子達は、私達の事なんぞ、全然お構いなしだけど。

一昨日の梅花はどうなってるだろうと見に行ったが、
その後、開花は進んでいない。

っというより、「みぞれ雪中梅」だ、こりゃ。。。

愛用の、秋田の「曲げ輪っぱ」。

もう、20年以上も使い続けてる。

その間、誤って落としたり、箸で突っついてしまったり、
もちろん、経年使用に伴いどんどん損じていく。
もともと、簡単に使い捨てするつもりは無かったけど、
でも、これは何故か捨てられない。

美しい杉の木立や山仕事の人たち、材を削り・曲げ・貼る職人さんなど、
山の風景とか、そういう人とかの、生きてる情景が
この「おべんと箱」から伝わってくるから・・・なのかも知れない。

でも、これ以上はちょっと使えないな、っという段階はいずれやってくる。

そこで、補修をする。

補修にはひと冬を、更に使うまでには2年間かけた。

1.とにかくキレイに洗って、乾燥させる。

2.キズやヘコみ、黒ずみなどを、ペーパーで削る。

3.徐々にペーパーを細かくして下地をつくる。

4.ホントは本漆(和漆)を使いたいが、日常的に使う実用品なので、
  ホームセンターで売っている洋漆(カシュー)を買って来て、塗る。

5.1週間以上乾かして、ペーパーで水研ぎして、
  洗って、また完全に乾かして、カシューを塗る。

6.上記5を、絶対焦らずに5ラウンドほど繰り返す。

7.仕上げは、布などでポリッシュする。

これでキズや黒ずみなどの補修は終わるのだが、
塗料の臭いが残っていて、食べ物を入れる器には使えない。

そこで、ここから2年間ほど<枯らす>。

私の、この「おべんと箱」は、上記の補修を2回施している。

さすが、新品が持つ「杉材の潔い白さとシャープさ」はなくなっているが、
その代わり「角が取れて更に手に馴染んで来た」事と「深い飴色」が出てきた。

こうなると、もう、絶対に捨てられなくなる。
いつまでも、私の傍にいて欲しいと思う。


 あ、うっ、 も、もちろんッ、

   いつも美味しい中身を詰めてくれる「カミさん」も。


(今回のメインは、五分突き玄米ごはん、フキノトウ天婦羅、塩鮭でした。)

P.S.

添えてる箸は、金沢辺りで作っている八角錐(先は円錐)の黒檀の箸。
形状的にとても持ち易く、素材的に硬性が高い事と、
木の粘りと摩擦も備わっているので、ゴマやごはん粒から蕎麦や素麺までOK。

先っぽが減って丸く鈍くなったり、欠けたり折ったりしても
削り直して使っている。(ちょっと短くなったり、細めになったりするが。)

山形駅西の家庭料理「うさぎ」さんで使っていて「なるほど!」となり、
奥さん(社長さん)に無理言って、家族の数分と若干のスペア分だけ譲っていただいた。
(その節は、ありがとうございました!)

日課の犬っ子達との散歩である。
毎朝晩と近所の同じ様なコース辿るが、日々変化する。
今朝は、少し穏やかだったせいか、顔見知りの人たちと沢山出会えた。
これが厳冬期だとほとんど誰とも会わない。季節が移った証でもある。

おっ、知らぬ間に、ツクシん坊もオガって(育って)来てた。

ま、たかがツクシなのだが、でも、毎年数本は食べる。

けっこう苦いし、なんか粉っぽい。

美味しいか?と聞かれれば、「ん〜」であるが、
春が体の中に入って来て、それが実感となる気がする。

多分・・・だが、

ツクシん坊といえども、ホンモノの命。
そのホンモノの命を自分の手で奪い(要は、ツクシを摘む)、
そして実際に食べるという行為を通してのみ
感じられる事ではなかろうか。

例えば、観光旅館の「春お膳」みたいな料理の中に「ツクシ」が出たとする。
それを目で眺めたり食したりすれば、
それなりに「あー、春なんだなー」とか感じられもする。

でも、

山菜なども同じだが、出来る限り他者の手を借りずに
自分の身体を使って採取し、調理し、食べた方が、
それは、よりダイレクトに活き活きと伝わってくるもんだ。

ところで、以前、俳句の会にスポットでよばれた事があって、
「ツクシん坊 今年も生えたと 白髪抜く・・・」と駄句を詠んだら、
みんな(特にご年配の方々)から冷たい視線を受けた事があった。(汗)


    ま、いいかぁ。。。

今朝になって、風と冷たい雨に晒されながら、
ようやっと数輪の梅が咲き始めた様です。

優しく伸びやか春を迎える気持ちと、
厳しくも楽しい冬の過ぎ去りを惜しむ気持ちが、
この風や冷たい雨と一緒になって
私の中でも揺らいでいるのかも知れない。

ところで、蔵王で不明になった2人のボーダーが
無事に救助されたという報道を聞いて、なんだかホッとした。

とりあえず他人事と言えばその通りなのだが、
アウトドア系を楽しむ者にとっては、
いつなんどき当事者になるか分らないのも事実だろう。
臆病なくらいが、丁度良いのかも知れない。

ともあれ、これからの春の山は、
夏と冬が同居していると思って付き合事にしている。

花を愛でつつ、花に呑まれず、
酒を愛でつつ、酒に呑まれず、
飲んだら飲むな、乗るなら飲むな。

っーう事で、はい。

昨日は、なんだか典型的な彼岸荒れという感じだったが、黄砂も過ぎて、今朝は蔵王竜山もしっかり姿を現つつあった。でも、まだ風の強そうな雲もかかっている。

私個人ではなんとも出来ない事であるが、
昨日遭難したボーダー2人の事がどうも気になっている。

樹氷原でこの天気では、寒かろうな。
気が萎えると、風を背負ってしまいたくなるしなぁ。(宮城県の方に降りてしまう)
まだ若いし、雪堂掘って凌いでるんだろうな。
雲が晴れれば方向も判る様になるし、ヘリも飛べるんだろうけど。。。

実は、中学生の時にかなり不安な思いをした事がある。

その頃はよく独りで蔵王にスキーに行ってたのだが、朝、ゴンドラが動き出すのを待って、あまり人がいないうちに地蔵からひと滑りしてくるのが好きだった。

その日は視界が100mもなく、早朝でもあり、
他のスキーヤーは2・3人で、彼らもすぐに視界から消えた。

私は、なにを勘違いしたのか? 地蔵から滑り出した方向が、
コース(ザンゲ坂)とは全く逆の方向の、
八方沢の方へ200mほど降りてしまった事がある。

調子よく滑って行ったのだが、
なんだか周囲の雰囲気がちょっと違うな・・・と気が付いて、
とりあえずお地蔵様の方向にスキーを担いで戻ってみたから、難を逃れた。

当時は、八方沢の方に迷うと帰れないというのが定説だった。
(今はロープが張られていてその方向には行けない様になっているが)

後で考えると、本当にぞっとする。

昨日のボーダー2人の無事を祈る次第だ。

東京や千葉あたりでの風速が26mとか28mだとか。
ガラス越の空は、どんより黄色っぽく曇ってる。

パッと窓を開けて「匂い」嗅ぐ。
なんだか犬みたいだが、天候が荒れる前の匂いが、なんとなく分る気がしている。
どんな匂いかというと「オゾンの匂い」に似ている。

20mを超すと基本的に人は立って歩けないと言われてるんで、
さっさと犬っ子散歩に出かけた。今日は短縮コースとした。

実は、今日明日は荒れそうだったので、昨日に喰い溜めならぬ、散歩溜めをしておいた。

出かけたのは、虚空蔵山(白鷹山)の東に位置する低山。
雪で通行止めになっている林道からは、カンジキとなる。

コース的には、妙に暖かいので、雪崩の心配のある谷沿いは止めて、
オトナシク林道をトレースし、途中から雑木林を抜け、
割となだらかな尾根に出て、山頂近くにある眺めの良いスポットまでの、
往復4時間弱。(山頂は見晴らしが良くないのだ;)

犬っ子達は、雪の上を自由気ままに遊びまくり、
ヤマドリを見つけてはそれに突っ込んでいったり、
カモシカやノウサギを追っかけまわしたりと、本当に活き活きしている。

(↑↑↑何か野生動物の臭いを取って、追跡を始める兄(4歳))
そんな姿を見ているだけで、とても幸せな気持ちになれるカミさんと私は、
「シアワセモノというか、呆け者」なのだが、なんか・・・それが実に良い。

さて、その「眺めの良いスポット」というのは、緩くU字に開けた谷間から、眼下に山形市、正面には蔵王山系が見えるのだが、残念;霞んでて見えない;;;。

いや、肉眼ではなんとか見えるのだが、撮影テクというか腕前の問題なんだろうなぁ。

帰路のおまけとして最近話題の「テン」の足跡を映し

(ま、この辺の山では珍しくもないが;)、
フキノトウを摘んで、無事帰宅した。

もちろん晩飯は、5分突きの玄米ごはんに、
フキノトウの天婦羅と、フキ味噌とフキノトウ味噌汁。
添えた日本酒は、ふたりでたったの1合。

今日のメニューは、明らかに犬っ子達の飯代の方が高い。

やはり「シアワセモノ」というよりも、これじゃ完全に「呆け者」だ。

曇天の朝となった。犬っ子散歩必携のバッグにカメラを入れて出かけたが、今朝は光の具合もあまり良くないし、先日見つけておいたスイセンも、まだ咲き始めていなかった。

帰宅し、バッグなど後片付けをしていると、犬っ子(妹:2歳)が、カミさんから「こらっ、おとな〜しく!」などと言われながら、ベランダでブラッシングをされていた。春の換毛期もピークである。

名前は、モッチ(motchi)。とても人懐っこい。

ご近所に脳卒中のリハビリで散歩をしているお爺さんがいる。このモッチと会うと、とても嬉しそうに相手をしてくれる。もちろんモッチもお爺さんの事が大好きなので、親愛の情を示してお爺さんの顔をなめたがる。
お爺さんの方も、若干顔を避けつつも、普段は見られない様な笑顔になる。
そして、モッチには、いっつも「おー!、大きくなったなぁ。」と話しかける。
このお爺さんとは、モッチが2ヶ月の仔犬の時からの付き合いなので、その時の印象が強く残っているからだろう。

お爺さんは、この春から1本杖になり、歩行が以前よりもかなりスムーズになった。

モッチも、この春で、2歳になった。
...もっと詳しく

Powered by samidare