やまがたでの日々の暮らし・自然・風景

やまがたでの日々の暮らし・自然・風景
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今朝は曇りでやや寒かったが、奥羽山脈から光が溢れ出して来た。
光は白っぽい。朝焼けとは違う。

霞と光の筋が、なんとなく奥行きというか
距離感というか、その空気感を見せてくれた。

丁度、映画制作などで言えば、
スモークを焚いて、ハダカのスポットを焚いた様な感じ。

映画が先か、それとも自然現象が先かといえば、
当然ながら自然現象の方が先にあったのだろうが。

でも、映画制作などの場では、道具や機械を駆使して
その効果を人為的にコントロールして、
再現するというか、創造するという事なのだろうと思うし、
人が創り出す世界感という事で、またそれは素晴らしい。

自然現象を見るにせよ、映画やTV、舞台などを見るにせよ、
鑑賞する×観賞する×観照するための、
<マナコのレンズ>をもっともっとバージョンアップしたいな〜と。

ま、つい先日は、メガネ1本新調しましたけどぉ〜。。。

☆付録:これからバージョンアップしたい<マナコのレンズ>は・・・、

1.読みたい本を読む
2.良く合う老眼鏡1本
3.会いたい人に会いに行く
4.一緒に飲みたい人と飲む
5.釣りにも行く
6.もちろん、山に行く
6.双眼鏡1本
7.レーザー距離計1本
8.カメラの換えレンズ1本
9.度付きスポーツサングラス1本
10.Macをもう一台
11.プレステ3を一台
12.たまには映画館や劇場やライブにも行く
13.1日に1回20分は、楽器に触る
14.料理やクラフトも更に!
15.... and so on.

(注)直接的オシゴト系は、あえて(!?)除く。(汗;)

20年ほど前からオシゴトの関係で、米沢文化との縁が深まった。
そんな事がキッカケで「ウコギ」の事を知ったのは必然だが、、
ま、実際に植えて食してみたら、これがけっこうイケル!のである。

今では「ウコギ」を使ったいろんな商品が売られているが、
それはそれとして、やはり、庭先からちょっと摘んで、嗜むのが良い。

先ずは、和胡桃と手前味噌とで<切り合え>にして
「五分突き玄米ご飯」で味わう。

若芽の<押し浸し>も<味噌汁>も、
もちろん<ウコギご飯>も良いなぁ〜。

次は、ご飯や蕎麦と共に、<天婦羅>にして味わう。
この頃になると、他の山菜の天婦羅も混じり出す。
(・・・冷酒が嬉しい)

次の段階は、バジリコと同じ様にして<パスタ>を食べる。
もちろん、「ウコギのオリーブオイル漬け」も作って保存する。
(・・・軽く冷したミネラル感のある太目の白ワインなんぞも添えたり)

ま、自分では「お茶」までは作らないが、
とても勢力のある植物なので、新しい葉が出る期間は、
ずっと楽しめるので、本当に重宝している。

大体、山菜の「タラノメ」も「ウド」も「コシアブラ」も
「タカノツメ」も「ハリギリ」も、全てウコギ科の植物だし。

今年も、裏庭の「ウコギ」ちゃん♪の、新芽が出始めた。

今朝は濃霧。

普段は、雑多な構築物が邪魔して、あんまり綺麗じゃないご近所風景も、
なんだかとても幻想的なんで、絵でも書ければな・・・なーんて思ってたら、
犬っ子(兄・ケンタ・4歳)が「さっさと散歩しよう!」っという感じで
リードをガツンと引っ張るんで、コケそうになった;;;。(ふぅ;)

帰宅し、部屋をちょっと片付けてたら、
以前にとっておいた「紙の石鹸パッケージ」が出てきた。

(中身の石鹸は、とっくに使ってしまった。)

これは、以前ボールダーに行った時に貰って来たオーガニック石鹸で、
「パンゲア・オーガ二クス」という名で若干日本にも輸入されている。

ま、工場にも伺ったが、若い人たちも活き活きとして働いていて、
オーガニックの植物油やハーブなどを撰んで仕入れ、
一生懸命に石鹸づくりをしていた。
会社の将来の夢も熱く語ってくれた。

石鹸工場と言っても、多少の機械や運搬具はあるが、
ほぼ手作りと言っても良いかも知れない。
印象としては、丁度、ワイナリーとか菓子工場みたいだった。

そんな心意気を伝えるために、パッケージにも工夫が施されていた。
この写真の様に、再生紙をプレスしただけで至極シンプルであるが、
実は、この紙自体と、紙の中に仕掛けがある。

紙素材は、水に溶けやすく土に戻り易い。
さらに、その紙の中には、ハーブ(バジル)の種が。

つまり、庭かなんかに捨てるというか、
軽く埋めておけば、そのうちハーブが芽を出す。

いかにもアメリカっぽいが、
この「種仕込み済みの紙パッケージ」は日本企業の技術だそうで、
製品も日本から輸入しているらしい。

ま、それはともかくとしても、

燃えるゴミに出してしまうのもナンだから、
5月にでもなったら、裏庭にでも放ってみようかと。。。

とりあえず、今日は私の事ではない。うちの犬っ子達の事である。

4月より「勝手にサマータイム」という事で、携帯アラームを 04:30 にセットしているが、
犬っ子達がまだスヤスヤ眠り続けている。おまけにカミさんまでもが。。。

山形の今日の日出時刻は 05:18 と、日に日にどんどん早まっているのに、
これじゃ、気が引けて起こせない。

結局、散歩に出たのは、06:08という事で、日も高くなってしまっていた。

上空ではヒバリも囀り、遠く近くにキジの声を聞きつつ、
加えて、すでに畑に出ていた近所のオバさん達からは、
「今日は遅いっけなぁ〜」などとカラカワレつつ・・・。

でも、白い梅が丁度見ごろだった。

今年は、こんな梅が見たかったのだ。
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今朝はドピーカン!

でも、「朝照っかりは、雨・・・」という事だし、
予報でもそんな事を言ってたので、
さっさと、週末恒例の犬っ子達との「山駆け」に出かけた。

車で20分ほどで、虚空蔵山(白鷹山)の北側山懐に入る。

途中の「お不動様」の湧き水も、冬より水量が多くなっていた。
雪融けが進んで、それが山にしみこんだり、池の水位が上ったりして、
結果、山そのものの内部圧力でも高くなるんだろうか?

山形市の人だけではなく、けっこう遠くの人も、
20Lポリ容器や4Lペットボトルなどを持参し水汲みにやって来る。

米を研いだり、ご飯を炊いたり味噌汁を作ったり、焼酎にもGood!
お茶やコーヒーを入れたりすると、かなり違う。

ちなみに、<山形県の天然湧水>の多くが、
この白鷹山を頂点にした山系に多く点在している。(参考:国土交通省資料)

朝の太陽がどんどん昇るに従って、山に光が溢れ出す。


ん〜、けっこう良い朝だ!

犬っ子達は、固雪の上を縦横無尽に駆け回り、
とてもご機嫌の様子で、私達もつい笑顔になってしまう。

もう、<水芭蕉>もスタンバイOK!

「ト・トトトトトッ」と、
キツツキが木を突く音が、静かな山を渡る。

<キツツキが騒ぐと天気が崩れる(マタギ達の伝承)>

経験的だが、私もほぼその通りだと思うし、
今日も前線通過という事で、まさしくその通りになった。

帰りがけに、ヤブカンゾウを少し摘み、晩飯に添える事にした。


    もう、すっかり「春」です。

朝から雨降りであるが、
これまでのミゾレや凍りそうな雨ではなく、
やや穏やかでぬくい雨に感じる。

他に先んじて咲いてしまった菜の花も、
この優しい雨に包まれて、ちょっと一息入れてる様な。

ところで、

入社式だったのか、研修日だったのかは???だが、
先日、東京の街中で、今春就職した若者達が、
先輩社員に先導されて歩いていたのを見かけた。

着慣れぬスーツと未だ硬そうな靴が
なんとも胸キュンとなる。

どんな職種に就くのかは分らないが、
自分自身や未来の子孫に引き継ぐための、
自らの心身のためにも、
<日々の食>というものを大事にする気持ちというか、
少なくとも意識みたいなものを、
持ち続けて欲しいな・・・などと思った。
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野のスイセンも、ようやく咲き始めるかな?

一輪だけの先駆けが、花弁を広げ始めていて、
他の花芽もスタンバイ完了という感じで、
つぼみの中の黄色も透いて見える様になってきた。

ヒバリもこのところ毎日さえずっているし、
今日はモズも見かけた。

いづくより 春は来ぬらん
柴の戸に いざ立ち出でて 飽くるまで見ん (良寛)

昨日は年度末の末日なのに、所用で久々に東京・渋谷へ。
桜は若干咲いている所もあるが、今週末辺りかなぁ?との事。
ま、街の賑わいは、毎日が花見みたいだけど。

一昨日(3/28)、県内にお住まいの知人(いつもお世話になってます)の、
「名取り披露」を兼ねた日舞の会(仙台)に駆け付けた。

アウトドア志向の<Shidareo>なのだが、
ネイチャー(いわゆる”自然”)に魅せられる一番の理由は、
おそらく、まるでカミの下(モト)で繰り広げられる
<命の戯れ>というものであろうか???。
どんな小さな生き物も植物も「全てがホンモノ」であり、
そしてそれらが、捕食・被捕食の関係をも含め、
四季の移ろいとかその日の天候とかによって互いに迷いつつも、
でも、その瞬間×瞬間、命いっぱいの一期一会を行っているが、
それが、私にとって「美しい」と感じられるからだと思っている。

さて、駈け付けついでに「勝手に専属カメラマン」を請け負ってしまった。

いつもはアウトドア志向の<Shidareo>であるが、今日は少し勝手が違う。

暗い会場と外光よりもずっと暗いステージ。
おまけに、狭い椅子に縛られて身動きも取れないし、
前列の女性の、見事にデコレーションされた
大きなヘアースタイルに気もそぞろとなるし・・・と大変;;;。

出し物は、新歌舞伎18番のひとつにもなっている<鏡獅子>という曲。

よっしゃ!

相手が<獅子>なら、こっちは<ハンター>だ!と決め込み、
スコープならぬ「ファインダー」を何故か両目で覗きつつ、
引き金ならぬ「シャッターボタン」に人差し指を添えて遊び部分を引き絞り、
Shootするタイミングをひたすら待つ事に。
(まるで、精密射撃か、大物猟のノリである;)

日舞の世界は、

単純に捉えるとアウトドアの世界とは全く逆とも言え、
究極のインドア世界で、極めて人為的・作為的世界。

伝統的な慣わしや序列と言ったけっこう厳しい規範が
互いの黙約の中で守られている。
太夫の唄や伴う三味はじめ、お囃子までもがアウンの呼吸で進む。

そんな中で、いっときの<舞>が始まった。
そして、そこで<Shidareo>が見たものは・・・、

宮沢賢治の「私という<現象>」という言葉を借りれば、
それなりに極めた人(という現象)同士がアウン呼吸で創り出す世界の中で、
人(・・・というまた別の現象)がひたすら<舞う>ことで垣間見せる、
いわば、<カミの下での命の戯れ>だった気がする。

自然「ネイチャー」の語源には、仏語の「ナチュール」があり、
その「ナチュール」には、自然はもちろんの事、
ヒトそのものや、ヒトの脳みそが創り出した世界でもある
文化・政治・経済・都市・建築など、万象全てが含まれるらしい。

そこには、互いに微妙に迷いつつも、その瞬間×瞬間、
命いっぱいの一期一会が、確かに在った気がした。

最後に・・・、

<Shidareo>のBlogへの掲載にあたり、肖像権のある画像使用を快諾いただきまして、
本当にありがとうございました。この場をお借りして、改めましてお礼申し上げます。

春はどこへ行ったやら。今日も蔵王竜山には雪雲。。。

梅も、スイセンも、花芽が開く寸前で停止状態。

でも、無防備に咲いてしまったらそれこそ大変な事になる。
それを分っていての、命を繋ぐ為の一時の屈みなんだろうな。

もしかすると、こういう年こそ、

「梅」も「桜」も「桃」も開花時期が重なって、
さらには、残雪の山々を背景にしての、
<百花(ももはな)咲かむ 夷(イ)ナの國にも>という景色が
楽しめるかも知れない。

いずれ、春が来ない年は無い。

この景色を期待しつつ、もう少し春を待つ事にしよう。
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