やまがたでの日々の暮らし・自然・風景

やまがたでの日々の暮らし・自然・風景
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「五月晴れ」と言うに相応しい朝になった。

「月山」も、今日はくっきりと見えて、嬉しい。

仮に今日の様に晴れていても、やまがたの方からだと、
けっこう雲や靄に隠れていてる事が多いし、冬季はもちろん雪雲の中だし、
雪起こしの頃の鉛色の空は月山から降りてくるし、
なかなか姿を見せてくれない。

「月山」には、いろいろな想いがある。

幼い頃…自分を囲んでいる世界が未だ小さかった頃、
Oyaji達が「月山」の事を眺めたり話しているのに、
私には「ガッサン」という音だけは存在していたが、
かなり成長するまでは、その姿は全く見えなかった。

そして…、

登山はじめ、息子達とのスキーの夏合宿や競技大会、
大井沢釣行時に見える大きな白い山塊、
中腹の沼にボートを浮かべてのブラウントラウト釣り、
森 敦の小説「月山」の世界、熊谷達也の小説「迎え火の山」の世界、
肘折温泉の湯につかりながら聞いた「雪起こし」の雷鳴の大きさ、
もちろん山菜やタケノコ採りも。。。。

思えば…幼い頃から今日の今日まで、自分のココロというか、
脳みその中に、ずっと「月山」がある様だ。

それも、普段はあまり意識もしてないんだけども、
割と大事な時にふと思い出す…という様な、
<いつでも自分の背後を守ってくれている様な存在>という様な、
世で言う「親」というか、ちょっと大袈裟に言うと
「命の源との繋がり」みたいなのに近い感じかなぁ。


近辺では、そろそろ「ヤマブキ」が眩しい頃となったが、
今日は、所用で山には行けそうもない。(残念;)

この辺でメチャクチャ蔓延ってる雑草の「カラスノエンドウ」。

山菜を含めた食べられる山野草の図鑑に載っていたので、
ずいぶん前から気になっていたのだが、ついに食してみたぞ!

カミさんからは、「何でこんなモンまで食べるんだぁーっ」という顔をされたが、
そう言われると、なおさら一度は食べてみたくなるモンだ。

好奇心と言えば、そうかも知れない。
視・聴・触・嗅・味…という五感で分りたいのである。(危険物は遠慮するが)

先っぽから5〜10cmの、手で簡単に折れるところを摘んできて、
軽く湯掻いて、食してみた。

さて、肝心のお味の方は…、

マメ科の植物らしく僅かに青臭い感じだが、微かな甘みも。
醤油&マヨネーズで、けっこう美味しかった。
きっとイタリアンドレッシング系なんかは大歓迎だろうし、
塩とオリーブオイルやクルミオイルだけというのも、お洒落かも。

ま、世間では、無視されるべき、駆除されるべき「雑草そのもの」なので、
強いてお薦めはしないが、興味と勇気のある方は、一度お試しあれ。

毎日の犬っ子散歩コース脇の畑に、「麦」を見付けた。

確かに・・・青々とした元気の良い葉っぱが育っているなぁ・・・とは
見ていたのだが、それが「麦」だという認識は全く無かった。

ま、やまがた近郊では、あまり「麦」は見かけないし、
馴染みが薄いので仕方ない。(もしかすると、私だけ???。)

今日、穂が立っているのを見つけて、それが「麦」だと初めて分った。

でも、ナンと言う「麦」で、どんな風にして食べるのか、想像出来ない。
うどん系、蒸しパン・饅頭系、ビール系、パスタ系、ナン系、パン系・・・???。
麦食文化をたどれば、それはそれで広大になってしまうし。。。

ともかくも、

「麦の穂」が空に向って元気良く伸びているのと、
その清々しい緑色が、とても新鮮だった。
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誰からも肥料を与えられる訳でもない、雨風を凌ぐハウスがある訳でもない、
犬っ子散歩コースの道端にある「イチゴ」に、ついに花が咲いた。

なぜ道端に「イチゴ」があるかは知らないが、おそらく、種がこぼれたのか、
根や葉が付いたまま、お払い箱にされ捨てられたのだろうが、
雑草に混じりながらも、今年もがんばっている。

その実は、小さく、硬く、カタチも丸っぽくて、
熟してもあまり甘くはならんだろうが、
なんとか、ちゃんと実をつけて欲しいなぁ〜。

がんばれぇー!「ミチバタイチゴ!」っ。

負けるんじゃぁーない!

GWのUターンラッシュだそうな。
また、急に暖かくなったので、地元の農家の皆さんは大忙しの様だ。

私は、今朝も犬っ子達と山行き。

食べ頃の「コシアブラ(好物なのだ!)」を探しに、
今日はいつもより少し低い山に行ってみたら、
なんとなんと、思いがけずに「カタクリ」の群生に出会った。

年数が正確かどうか定かではないが、なんでも、葉が2枚出るのに2年かかり、
花をつけるのにさらに2年かかると言われるほど、
ゆっくりとした時間に育まれて成長する植物だと聞く。

肝心の「コシアブラ」の方は、標高が低い分だけ、
それなりに食べ頃のものがあったが、いかんせん数が少ない様なので、
今晩の押し浸し1回分だけを採り、帰宅する。

帰路の峠道では「ヤマザクラ」が見ごろを迎えていて、
ハイブリッドのソメイヨシノとも、一味違う感じだ。

また、麓の畑には「スモモ」の白い花が満開で見事だった。

なんという「スモモ」なのかは???だが、
西洋のプルーン系の場合、花に赤みというか紫色などが入るとの事。

ともあれ、

やまがたは、急激な「花のラッシュ」である。

皆さん・・・GWだけど働いているぅ〜だとか、また休みなので、
旅行とか帰省をしている方が多いのかも知れないですね。

田舎住まいのアフターファイブOyajiの<Shidare>は、一応休みは休みだけど、
息子達夫婦は地球の裏側で簡単には帰省出来ない状況だし、
田畑から引き離されてかれこれ4代目という事で「マイ畑」も持たず、
されど首都圏へショッピングに行くとか、海外とか国内旅行へ!という選択は、とりあえず楽しいだろうけど、Eco(ノミー)じゃないし、
喧騒とか騒音は好きじゃないし、増して人ごみはイヤだし、
・・・・・・・っという事で、なんとも仕方ない。

今日も「山菜採りの下見」というか、犬っ子達とカミさんと山遊び。。。

いつもの年なら、そろそろ「コシアブラ」や「フキ」を採って来れるのだが、
今年はまだ雪が残っていて、「ユキワリイチゲ(上の大きな画像)」が咲いていた。
↓↓↓は、同種だが青っぽい花も混ざる。


近くの山なのであるが、やはり「山菜採り」には季節が遅れているので、
あと10日程はオアズケの様だ。

ちなみに、カミさんとの、山菜のポイント、地形や位置確認等の打ち合せや
コミュニケーション上、必要に迫られて、「勝手な地名」を付けて呼んでいる。
Ex:例えば、「ミズの谷」「コシアブラ山」とか。。。

「コシアブラ山」と呼んでいる峰に張り付くべく、一旦「ミズの谷」に降りる。
この谷は、ホントは「水芭蕉」の群生地でもある。でも、ほとんど誰も訪れない。

あ〜、キレイだなぁ〜。

なーんて思ってたら、茶色っぽい動物の影が走った。。。そして、ブルブルブルっ。

な〜んだ、ケンタじゃないか。(おいおい、水芭蕉は踏んづけるなよ。)
ま、ウサギかカモシカでも追っかけ回してヒートした体を、水冷エンジンごとく沢の水で冷却しに帰って来たのだ。

その後、一緒に谷を抜け、峰(コシアブラ山)に張り付いたのは良いのだが、
山菜にはまだ早いが、でもその分ヤブが薄かったので、
この機会にひたすら稜線を登り詰め、山頂を目指してみた。
ちなみに、この山頂ルートはヤブに負けるので、冬季〜残雪期までしか無理なのだ。

そんなこんなで、日常の雑音から離れ、良い空気や景色、それに花々に囲まれつつ、
初ルートでの登頂というGWの一日という事でした。はい。
...もっと詳しく

間もなく盛りを迎える山菜とか、動物達などの「生息調査(・・・勝手な)」を兼ねて、今日は早朝から犬っ子達&カミさんと、トアル山に。

上の大きな画像は、帰宅後、ちょっと疲れて「ぼっ」としている「モッチ・妹4歳」の図。
ご覧の通りの「日本犬系雑種」だが、めちゃ人懐こく、食べ物にとても弱い。。。
山では「ケンタ兄4歳」を追って駆け回るも、運動能力が格段に違うからなのか?
それとも、女の子らしく優しいからなのか?、すぐに足元に戻ってくる。

そんなモッチは、有り難い事に、ご近所の小さな子供達のみならず、オジサン、オバサン、オジイちゃん、オバアちゃんにとても人気で、我が家の外交官であり、家族でもある。
あ、そうだ! 赤い水玉模様のジャンパースカートでも。(笑)

この山のコシアブラは、大方がまだまだ小さかった。。。


ところで、

今日は、ちょっと興味ある足跡を見つけた。

↓↓↓は、その部分の画像。

なかなか新らしい・・・というより、私達を察して動いたばかり・・・かな?。

おそらくは、あまり「丸腰」では会いたくない黒く大きな野生動物の様だが、今日は、犬っ子が2匹(ま、少しは頼りになるかなぁ???)と、せいぜいオマジナイ程度の「剣鉈」が一本。おまけに、カミさんもその辺で食べ頃の「コシアブラ」探しに夢中だし・・・。

ま、今日のところは、犬っ子達もそんなに騒がないので、もうけっこう遠くに行っただろう事にしたのだが、こんな時には「Blog:くまっちさん」ならば、どうするんだろう?



犬っ子達との朝の散歩が終わっても、家の前の路上で居座って、
「もっと遊ぼうよぉ〜。」と、目でオネダリしている「ケンタ・兄4歳」の図。

5月と言えば「鯉のぼり」でもあるが、このケンタには、
武者兜(但し新聞紙を折って作ったもの)でも被せようかなぁ。
なんだか、そんなのが似合いそうな犬っ子だ。

ケンタは、ご覧の通りの「日本犬系雑種」である。
詳しい方の見立てでは、父方の方に「北海道犬(アイヌ犬)」が
入っているMIXらしい。

人懐こく、とてもチカラ持ち、気が優しく、無駄吠えしない。
それでいて、山ではウサギやタヌキ、キツネ、カモシカのみならず、
遭遇すればクマさんやイノシシさんをも追っかけちゃうし、
緩い流れの川や沼などでは真冬でも泳いじゃうし。

強いての欠点は、山ではけっこう好き勝手に走り回る事かな。
でも、そのお陰で、いろんな動物にも会えたし、
居場所なども教えてもらった次第だ。

そんなケンタは、一生涯の友達であり、家族そのものだ。

あ、そうだ! 今度「菖蒲湯」にでもいっしょに入ろうかな。(笑)

明るい朝日を背に浴びて、「スイセン」もようやく盛りかな。
でも、もう暦はGWという事で、やはり季節が遅れている。

予想通り、今年のやまがたは「ウメ」も「サクラ」も「モモ」も、
同時期に咲いている状況だ。(ま、「花盛りぃ〜」なのは良いのだが・・・)

いよいよ、緑深まり・風薫る五月を迎えるが、
こうも天候不順というか、寒さが長引いていると、
普通なら、野山の草木の種類によって芽吹きの時期や花の時期に
互いにタイムラグがあるのだが、
「生き急ぐ」というか、「ラッシュ」してしまう様な気がしてならない。

確かに「ラッシュ」した状態の花など見れば、
目には「わーぃ、花盛りぃ〜」に映るが、
互いの、適度な距離というか、微妙な時間差がないと、
それぞれの「実り」とか「枯れ」という事にも影響が出るだろうし、
その結果、人も含め、野生動物たちの生態にも影響が。

高山の「お花畑」現象と似た様な状況がその辺で起こるって事だし、
第一、「花」って、基本、氷河期の贈り物だし。。。

予兆とまで言い切れる自信はないが、
そんな匂いというか、胸騒ぎというか。。。

上杉鷹山公編纂の<糧もの集>なぞも本棚から引っ張り出したりして、
GW休日は、野のウコギでも沢山摘んで、オリーブオイル漬けにでも。
(お米よりも、パスタの方が重量換算で安いしぃ・・・なんか複雑う;)

ま、いずれ、取り越し苦労 or 余計な心配であれば、良い。

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