やまがたでの日々の暮らし・自然・風景

やまがたでの日々の暮らし・自然・風景
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この・・・なんとも「シンプル、且つリアル」なシルエットの
特徴あるマークをご存知の方も多いと思うが、
先ほど(夕方)、家の周りを走り回っていた。

話を聞くと、昭和30年代中頃に全盛期だった「ラビット・スクーター」を
ご近所のお孫さん(20代男性)が気に入り、
遠方の方から譲っていただいたとの事で、試乗していたのだ。

エンブレムも、ちょっとグラマラスな筆記体で、温かみがある。


ラビット・スクーター。

私の幼い頃の記憶に・・・子供の頃に住んでいた家の隣のダンナが、
同種のスクーターの後部座席に「お嫁さん」を乗っけて、
若干照れながら帰宅して来たシーンが焼き付いている。
なんでも新婚旅行だったらしい。

そんな時代だったなぁ〜、なーんて、
私にはどうにも「セピア色ぉーの追憶(笑;)」となってしまうのだが、
今の10代や20代の方には、どんな風に映っているのだろう。。。

まだ「人酔い」が残っているが、だからこそ朝から山に入ってみる。
もちろん、犬っ子達もいっしょだ。

緑の香りが嬉しい。体が喜んでいるのが分かる。

私達がよく行くスポットでは、「ホンナ」が名残で、
「ワラビ」と「フキ」が盛り。走りは、今日は無し。

でも、山椒の実(の子供)を見つけておいたので、
そのまま山に<お取り置き>しておいた。

山椒の実は、まだ青く柔らか目のうちに採って、佃煮にするのが最高に美味しい。
そのままご飯をいただいても良いし、これからの季節は「冷奴」なんかに乗せっければ、
冷酒もクイクイ進みます。

でも、その「採るタイミング」が難しく、少しでも遅れると、
黒く硬い実になってしまうので、スパイスにしかならなくなる。

おっ、プロの山菜採りが先行か?

身支度を一見しただけで、恐るべし「ツワモノ」だ!

・・・っと思ったら、うちのカミさんじゃぁないかぁー。

そーなんです。

山菜は、山姥カミさんが主役で、私はお手伝い役、犬っ子達は熊避け役でありんす。

ともかく、この季節はスーパーなどで野菜は買わずに、山に直行です。

奥羽山脈を、山背雲が覆っている。

東北の表日本(太平洋側)は、「山背(ヤマセ)」が吹いて、
寒くて、湿度も高いだろうなぁ。

幸い、裏日本(日本海側)に位置する「やまがた圏」は、
フェーン現象気味となり、太平洋側よりも気温はやや高いが、
されど低温注意報が出ているほどで、
農作物は全般的に10日〜2週間ほど遅れているらしい。

散歩コース脇にネギ科の様な紫色の花が咲いていたので、
畑仕事をしていたオジサンに聞いたら「大浅葱(オオアサツキ)」との事。
なんでも、来春のためにこれから種を採るのだそうだ。

作物は、その年の天候に大きく左右されてしまうが、
こうやって、種を継続させる事も大事な仕事なんだなぁ・・・と。

首都圏への出張があると、その後の何日間はどうもフラフラする。
イワユル「人酔い」をしてしまうのだろう。
騒音というか、ノイズにもけっこう弱いしなぁ〜。

また、腰とか、特に半月板切除をした方の膝から若干痛みが出る。
コンクリートの床面を何時間も歩く事になるので、衝撃が強いからだろう。
この辺の山歩きなら、もちろん正常な範囲での筋肉疲労はあるものの、
相手が「土や雪」なので足腰への衝撃が比較的少なく、けっこう平気なのに。

一応はジャケットを着用するんで、靴の違いというのも大きいだろうな。
いつもの「ゴム長」や、ハイカットやミドルカットの「山靴」じゃねぇ〜。

今晩は、好きな山菜パスタでワインでも飲んで、血行を良くし、
気持ちも、体も、少しゆったりして過ごそうと思う。

犬っ子ケンタ「兄4歳」の図ではあるが、今朝はその首輪にご注目ください。


実は、首輪そのものも、シルバーのドッグタグも、私の手作りなのだ。

ま、首輪の方は、某アウトドアメーカーの男性用ベルトのリサイクルである。
そして、シルバーのドッグタグには、特別にスタンプ模様を施してみた。
    ↓↓↓

10cm×10cm×1mm厚の銀の板を購入し、ノコギリで適当な大きさに切り出し、
専用のスタンプ工具を使い、トンカチで叩いて模様を好きに彫っていく。
簡単に言えば、ただそれだけ・・・であるの;;;。
    ↓↓↓

ターコイスが入っている方は、アメリカインディアンのジュエリー。
下(ピンボケ)の方は、Shidareo作のシルバーリング(汗;)。

でも、このリング、指輪ではない。釣竿のリール取り付け金具として作ったのだ。
    ↓↓↓(下から2目参照)

竿の握り部分はシャンパンの栓を集めて切り出し(上から一段目)、
穴を開けて圧力をかけて接着し(2段目)、削りだして形を整え(3段目)、
木(花梨の瘤等)のベースや上記のシルバーリングなど
他のパーツと組み合わせ(4段目)、釣竿に仕上げる(最下段)。

ちなみに、釣竿の素材は<竹>である。これも手作りする。
    ↓↓↓

グラスファイバーやカーボンの竿と異なり、断面が六角形である。
これは、竹を正三角錐に正確(1/100mm単位で測定)に削り出した
6本のパーツを張り合わせる事によって出来ている。

そんなこんなも、

市販されているのはとても高価なので、全然手が出せない;;;
じゃ、下手でも作ってみよう!という事で始めた。

キッカケは、いつも、Eco(ノミー)なのだ。

午後一番に米沢でのオシゴトがあったので、
山形からの移動途中でのランチとあいなった。

昨日までは出張先で外食続きだったので、
今日はカミさんの作ってくれた玄米5分突き「わっぱ飯弁当」だ。

車が行き交う13号線から2〜300m脇に逸れたところに
静かなスポットがあるので、車を止めて食べ始める。

バックミラーにちらりと影が動いた。

ん? と振り向くと、「カモシカ」さんじゃないですかぁ〜。

こういう場合は「慌てない×慌てない」。

手にしていたお弁当箱を助手席にゆっくり置き、おもむろにカメラを取り出す。
「急」とか「突」とかが付く動作は禁物だ。
それでいて、「静かに」「早く」「スムース」な動きが必要だ。
私の未熟な所作のせいで驚かせてしまっては、
「カモシカ」さんに申し訳ないし、写真だって撮れない。

角も短めだし、体格もやや小ぶりだし、まだ白い毛も混ざるし。
顔つきや目はとても無垢で優しい。

おそらくは、ごく若い女の子だろうと思うが。。。

ところで、

「もののけ姫」に出てきたあの神様の姿は、確かに「カモシカ」がモデルだと思うし、
また、東日本(特に東北地方)の「獅子舞」の「獅子」の姿は、
ライオンではなく「カモシカ」がモデルになっているのが多いと聞く。

なんでも、

当時の日本人は「獅子(ライオン)」という動物は見た事もなかったので、
いろいろ想像しつつも、身近な大型動物である「カモシカ」を
モデルにせざるを得なかったそうな。その時代の目線に立って考えれば、素直に肯ける。

ちなみに、その角は「ヤマドリの尾羽」が使われているのが多い。

「カモシカ」には、ある種の神性が宿っているのかも知れない。

寒気が入っていて曇天、気温も低めで湿度感のある朝となった。

(昨晩は新幹線で遅めに帰宅。風呂は入ってすぐに寝てしまった。。。)

・・・深呼吸してみる。

緑の香りのする綺麗な空気が肺に入り、
あっという間に血中のヘモグロビンと結合し、
秒単位で体の隅まで届いていく感じだ。

ま、「風薫る五月」の先入イメージは多分・・・「五月晴れ×青嵐」。
でも、今朝の様な方が、清涼感もあり、埃っぽくなく、
<嬉しいグリーン エア(green air)>の朝という感じだ。

犬っ子達との散歩コース脇のすもも畑の「ネクタリン(すももの一種)」も、
小さな実を付け始めていた。

これから、夏の日差しと温度や、寒暖の差なんかを受けて、大きく育つんだろうな。

お約束の犬っ子達との散歩はカミさんに任せ、
今日は機械仕掛けの朝を迎えた。

私も常用している携帯アラームの事を言っているのではない。
大きな都会での朝という意味である。

雨や風の音も、鳥のさえずりも聞こえないし、川の音も聞こえない。

明るい暗い程度は分かるが、耳を澄ませば澄ますほど、
いったい、今、何時なのかいちいち意識して時計を見なきゃ分からん。

いや、田舎でも正確な時間を必要とするんで、もちろん時計を頼りにする。
なにも高級腕時計が必要な訳ではない。
安い携帯の「おまけ」で付いて来る、電波時計で十分だ。
(その辺の山を歩くのでも、GPS技術を補助的に使っているしネ。)

が、場合とか、気分とかに拠って、
時間というものを、あえてゆるやかに流してみるという事もある。

誰の歌(歌詞)だったかの分からなくなったが、
<時>が自分を追い越して行く様な感覚を楽しむ事だって出来る。

そんな事を年中してたら、単に「呆けモノ」かも知れないけど(笑;)、
例えば、ユーミンの唄の「メッセージ」みたいなモンかも知れないけど、
またまた、「3年寝太郎」という昔話もある様に・・・だが、
そんな時間も大事にすると、いろいろなんとなく分かったり、
これまでとは違った綺麗なモノが見えて来たりする気がしている<Shidareo>である。
(ま、只の勘違いも大いにあるけどネぇー。W)

・・・・・おーっと、こんな時間だ。(冷汗)

今朝は、お約束の犬っ子達と散歩をして、そそくさと朝食をとり、
新幹線に飛び乗り、ワインやその他のオシゴトで、只今、東京。

昨夕の春雷に引き続き、夜中も雨降りで、
遅れに遅れて田植えしたばかりの苗に、今朝からも冷たい雨が。。。
余計な心配だろうけど、大丈夫なんだろうか???

今日は、動物達の活性も全般的に低いようだが、
「アメンボ」だけは、サーフェスフィルム上を元気良く泳いでるし。


耕作放棄された畑の「菜の花」の実は、全然問題無い様に、
太くたくましく育っているみたいだ。
この中の「菜種」から「食用油」や、最近は「燃料」まで作るという。

・・・「アブラナ」とは、よく言ったもんだな・・・。
...もっと詳しく

時折は、パラパラと若干の小雨も落ちるが、
山形市内より笹谷峠方向を見ると、山から蒸気が上がり、
雲となってゆったりと湧き上がっていく感じだ。天気は回復方向かな?。

ところで、

懸案(←勝手に)となっていた「ニセアカシア」の試食会だが、
結果報告としては、Good!でした。

軽く茹でて冷水にサワして水を切り、先ずはそのままで食してみたが、
変な癖もなく、ほのかな甘さがあり、なかなか良い感じだ。

けっこう繊細な味なので、強い味の調味料だと負けてしまう感じだったので、
とりあえずドレッシング代わりに、アーモンドオイルと塩を軽く振ったりして。
オリーブオイルでもOKだが、負けるので極々軽めのものを。
(ワイン飲むなら・・・白辛口で軽めのシードルやスパークリングかなぁ???)

もしかすると、レモン若干多め軽いタッチの爽やか系レアチーズケーキや、
ラズベリーなんかのムースの、トッピングとして使っても楽しいだろうな・

ま、トゲもあり、その辺の荒地や土手に勝手に蔓延る「ニセアカシア」だし、
一般的にアリガタミもナンも無いだろうから、無理にはお勧めもしないけど。

でも、

世界でも稀な「花食文化」を、ごく天然に受け継いでいるという、
けっこうマイノリティーな「やまがた圏民」のひとりでもある私としては、
今後も創意工夫して楽しんでみたい食材でもある様だ。

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