やまがたでの日々の暮らし・自然・風景

やまがたでの日々の暮らし・自然・風景
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暑い日が続きます。

今の所、西日本や北関東などと比べれば
やまがたはまだマシな方なのだろうけど、
熱中症に気をつけて過ごしませう。

ビニルハウスも朝の強い陽射しを浴びて、
ピッカピカに眩しかった。

暑がりの犬っ子達にとっては、朝の散歩もせいぜい朝4時から6時まで。
それでも、体を冷やすため、途中のドッコン水で水浴びが必須だ。

ま、毛皮まで纏って体温を維持しているという事は、
人間とは比較にならないほど代謝と運動能力が高いという事なのだ。
汗は、基本的にかかない(お腹の一部分を除いては)。
そんな彼らの生態をちゃんと理解して付き合わないと、
ただ単に、人の方の勝手な「可愛い×可愛い」だけでは、
知らずにも虐待している事になってしまうのではなかろうか。。。

夜の散歩に至っては、夜半になってもアスファルトがまだ焼けているので、
彼らにとってはかなり過酷である。
だから、うちの犬っ子達は先ず庭先で全身水浴びをさせてから散歩に出る。
例えば、火の中に突入するに水をたっぷり染み込ませた毛布を被るのと同じ事である。

犬っ子達にとっては非常に厄介なそんな夏の陽射しであるが、
「梅干し」にとっては大歓迎である。
こんなに暑い陽射しの中で、今朝もカミさんは「梅干し」作りに余念がない。
そして、その副産物でもある「梅酢」までも、別途、瓶に詰めて、

大事に大事に日光に曝す。

「梅酢」は、重宝だ。

ナスやキュウリ、ミョウガなどの塩漬けと和えて寝かせば、
手作り無添加「柴漬け」となり、本場である京都大原産と遜色ない。
また、血液サラサラ効果もあると聞くし、
やまがたの漬物(と言って良いのだろうか?)である
「ダシ」にちょっと加えれば朝飯に最高なのだ。

まだ小さい「ナツメの実」のコドモが、夏の強い陽射しを受けて頑張ってた。
秋には、あの真っ赤でツヤツヤな引き締まった美しい実になるだろう。

っと、突如、カミさんが屋根の上から叫んだ。

一応、セオリー通りのタイミングを計った「梅雨明け三日(目)の梅干し」だ。

ま、とりあえずいまんとこなにごともなく「平和」みたいである。


・・・良い色と香りが、トタン屋根の上を漂っていた。

早朝から、いかにも「盛夏」らしいオレンジ色の光が射していた。
予報では、猛暑日一歩手前の34℃。とにかく今日も暑くなりそうだ。

私も犬っ子達も、暑いのが大の苦手だが、仕方ない。
それよりも、農家さんのビニルハウスの中は、何度くらいになるんだろう?
近場の物流トラックや宅急便の軽トラの中は、何度くらいになるんだろう?
熱中症には充分気をつけましょう。

そんな日であるが、犬っ子散歩コース脇の道端には、
ちょっと気の早い「コスモス(秋桜)」が咲き始めていて、
盛夏の朝のオレンジ色の光に包まれていた。

季節って「巡るもの」なんだろうな。
時間とか季節の環(輪?)の中で、みんな生かされてるんだなァ。

そういえば、先日、ある歴史系作家さんが、
日本は、「倭国」とか「和」とか漢字表記されるけど、
文字や漢字が入る以前からの本来の意味は、
「環(Wa,わ)」じゃないのかな???という事を話していた。

「環」は「輪」とほぼ同義で、非常に「循環」的である。
日は昇って沈みまた昇る訳で、季節も四季が巡る。

実は、誰もが疑問なく日常的に使っている言葉に
「暮し」とか「暮らす」というのがあるが、
よくよく考えると非常に不思議なのだ。

日が沈む事を「暮れる」、年の終わりを「暮れ」ともいうが、
こんな「時間の環」に寄り添って生きる(生かされてる)から
「暮らし」とか「暮らす」と言うんだろうなと
勝手に類推して楽しんでる次第である。

ま、盛夏の早朝っから「秋の兆し」とか「暮れ系」のハナシと
なってしまったが、今日は、暑さに免じてお許しあれ;;;。

梅雨明け三日の、「三日目」である。
お蔭様で、干している「ウメボシ」は、とても良い香りを放っている。

農産品やその加工品は、その地域の風土気候と対話する様に
作るのが当たり前なのだが。。。

ワインの仕込みには「ナイト・ハーベスト」という手法がある。
仕込むブドウの収穫を、なんと夜間に行うのだ。

パンは「肉」、ワインは「血」とも言われるので、
なにやら<怪しい儀式>っぽく聞こえてしまうのだが、
要は、ブドウ自体が日光や気温で暖められてしまう前の
出来るだけ冷えているうちに収穫しちゃって、引き続き、
果汁を搾って仕込むと、より良いワインが出来る・・・、
っという事で、非常に合理的なのだ。

しかし、夜間からぶっとおしの作業となるため、
とても大変なのだそうで、どうしても特別限定品という類となる。

また、収穫のみならず、剪定とか肥料を施したり、
仕込む過程などまで<月齢>と相談しつつ造る、
「ビオ・ワイン・アプローチ」なども、面白いと思っている。

しかし・・・近代化・工業化・産業化社会の残像とでも言うのか、
「その地域の風土気候と対話する様に作る」という本来の事が、
なんだか、悪い意味での「イイカゲン」風に受け取られてしまっている。

確実性を求める根っこには「金利と先行投資とノルマ」がある。
ちなみに「ノルマ」って、彼の計画経済を進めた旧ソ連体制時の
ロシア語が語源なのだ。

  ハナシはまたまた逸れた。。。

夏の花:「マツヨイグサ(待宵草)」が咲いていた。
月見草とも宵待ち草とも言われる。

日本人は、お月見が大好きだ。しかも、けっこうノンビリ、
フラフラ、イイカゲンなのだ。
立待ち・居待ち・宵待ち・寝待ち・・・という具合に、
月が昇る時刻と人の行動までもが一体化しちゃった言葉までもが。

そこで、「酔い待ち」というのも良いかなァ・・・と。はい。



今朝も早くから陽射しが強いが、やや湿気が抜けている。

梅雨が明けたらしい。
さてさて、梅干を干しましょう!梅雨明け三日(みっか)始まりです。

アサガオの花は、この季節にはハズせません。
「おはよう!」と言った感じの単純明快さがある。

近所の秋田犬の「ハナちゃん(女の子:6ヶ月)」もお出まし。
犬っ子仲間同士、顔をくっつけ合ってご挨拶だ。


おまけに、うちのカミさんにも親愛の情をご披露。


犬っ子1匹養う費用(日本の平均)で、極貧国とか難民キャンプとかの
子供達何人分の予防接種や飲み水確保が賄えるんだろう?なーんて事が
ふっと頭の中を過ぎる。

ともかくも、

カミさんは本日は休みなので、梅干を干し始めるのだそうだ。

今朝は週末恒例の、犬っ子達との「山散歩」であった。

早朝の山とは言え、高山ではないのでこの時期は暑い。
拠って、源流の様相の沢沿いを歩ける蔵王山系某所へ。

まだ朝霧が残っていて多少は涼しいが、
霧の薄い切れ間からは、強烈な夏の陽射しが。
なんだか、NHK大河ドラマ「竜馬伝」とかの、
非常に凝った映像っぽかった。(笑えない;)

ま、最近はハイビジョン撮影とかが主流になりつつあり、
また、あらゆるデジカメも非常に高解像度となって来ているので、
誰もが「鮮明で具象的な表現」が可能になって来ている。
ネットの世界も同様である。

そんな中にあって「竜馬伝」の映像表現は、
単純な鮮明さとか高解像度というよりも、
迫力とか味わいとか見せるべきモノを見せる表現・・・、
いわば「抽象表現」というのが入り込んで来ている。
ま、そんな兆候は映画の世界では、
ここ10年ほど以前から見え隠れし始めていた気がするが。

ま、時代は、具象から抽象に移って来ている、と見ている。

   ハナシがモロに逸れてしまった。。。

日があまり当らない暗い沢近くで、まだ柔らかい「山椒の実」を見つけた。

指先でやや強く摘むと、中の種まで潰れるので、
大好きな「山椒の佃煮」をつくるのに丁度良い。
山椒の佃煮の素晴らしは、京都で覚えた。

帰宅し、採って来た山椒の実にくっついている軸っぽを
ひと粒ひと粒指で摘まんで取り除くという、
非常にチマチマと手間のかかる作業を行い、
ようやく両手一杯分の原料が出来た。

その後佃煮にするが、そのままではあまりに香りが強烈過ぎるので、
加減がなかなか難しいが、先ずは軽く湯掻いて水にサワシ、
適度に香りを飛ばしてから佃煮にするのだ。
熱々のご飯にのせても、冷や奴にのせても、そして酒の肴にもGood!である。

P.S.

やまがたも、今日が梅雨明けだという。
ウメボシの「干し」は、「梅雨明け3日」と言われる、
夏のクリアで強烈な陽射しが原料でもある。

その前準備として、「紫蘇」を3回ほど塩揉みしてアクを取り除いておく。
↓↓↓は、2回目の塩揉みとそのアク汁(泡に部分)。程よく発色している。


今日の昼過ぎ頃である。

ヘリがかなり低空で旋回してるなぁ。
電力会社のパトロールかな〜???なんて思っていたら、
大きな音が迫って来て、拡声器で何かしゃべっている。
良く聞くと「今から緊急着陸をする・・・云々」という事であった。

実は、ライフル系射撃の県大会が来週に迫っているので、
東根の射撃場で、スコープ(望遠照準器)の調整を行っている、
まさにその最中であった。。。

なんでも、近くの山で木を切り出している最中に、
切った木が人の上に倒れてきて、大きな怪我をしたらしい。
おそらく、かなりの緊急を要するので、
救急車で搬送するよりも、ヘリで・・・という判断なのだろう。

そういえば、一昨年、私の知人である林業のベテランも、
切り倒した木に跳ね飛ばされて骨折をしたのを思い出した。

「森を守ろう」「下刈りをしよう」「木を植えよう」なーんちゃって、
エコとかグリーンとかと関連付けて言うが、
(それはそれで、良し悪しは別にして「表現」でもあるのだが)、
その実践は、やはり「樵(キコリ)」とか「杣(ソマ)」と言った方が
正しく、相応しく、誇らしいと思う・・・。

救急車が到着し、意識不明とか心肺停止などという声も聞こえる中、
あっという間にヘリの中に。


周囲全ての安全確保と迅速な進行のため、全体俯瞰と指示を与える隊員。


さすが、隊員達はよく訓練されていて、冷静ながらもテキパキと
シゴトを進めている。その凛とした姿が頼もしく、そして嬉しい。

怪我で搬送された方の、快方を祈る次第である。

...もっと詳しく

久々に雨が上がり、強烈な夏の陽射しが刺さってくる様な朝でしたね。
犬っ子達との散歩コース脇の「ヒマワリ」も、ちょっと眩しそうでした。

カミさんが「梅雨明け三日(ツユアケ・ミッカ)」と、しきりに気にしている。
梅干を漬け込んでいるのだが、こんどはそれを「夏の陽に干す」からだ。

うまく行けば良いが、これもお天気次第。
祈ることと、臨機応変に出来る手を打つしかない。

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