やまがたでの日々の暮らし・自然・風景

やまがたでの日々の暮らし・自然・風景
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雨・・・である。

なかなか稲刈りが進まなく、ある農家の方なんかはけっこうイラついている感じを受けた。
(っつーか、私が声をかけたからなのかな???)

土手に目をやると、綺麗なムラサキ色した小さな実がたくさんあった。

ご存知の通り、「ムラサキシキブ」である。
なかなか印象に残る粋な名の草木なので、忘れっぽい私でも一回で覚えた。
山野遊びでは、秋口〜初冬まで目を楽しませてくれるので嬉しい。

でも、家で活けるのがなかなか難しい実でもある。

色や粒々がとても綺麗なのだから、
そんなにこだわらずに簡単に活ければ良いのだろうが、
私にとっては、本当に・・・難しい。

この色味と粒立ちが綺麗過ぎて、私の家の中での「活ける場所」というか、
「素地」というか「背景」が、てんで見つからないのだ。

だから、手折りせずに、山野にあるそのままを眺めて楽しむ。

「花は、野に在る様に(利休)」・・・である。

もしかすると、

未来を飾る「華」は、「野に在る」のかも知れない。。。

天候に恵まれた日曜となり、稲刈りが佳境に入りつつある様だ。

大多数の稲は乾燥機にかけられてしまう昨今だが、
近くの田では、ここぞ!という一部なのだろうけど、
やまがた独特の伝統的なカタチで天日干しをしていた。

近しい親戚用なのか? それとも誰かから頼まれたのか? 分からないが、
いずれにしても、乾燥機で干したのよりもきっと(絶対!)旨いのだろう。

そーでなきゃぁ、こーんな<手間暇×リスク>の高い事はしないものサっ。

「伝統的なスタイルでの天日干し」という言葉を使ってしまったが、
以前は、田んぼ一面が(内陸)この様なカタチでの
天日干しがなされていて、当地独特の風景となっていた。
(房掛け???・・・名前がすぐに出てこない;)

・・・・・・・・・



今日の、高くそして青い空の下では、カラスなども戯れ、

キクイモの花の、鮮やかな黄色が目に染み、

豊かな光に包まれて、枯れたナズナ(ペンペン草)までもが輝いていた。


恵みの秋、収穫の秋の到来である。

 同時に・・・、

   なんか・・・風が吹き抜ける様な寂しさというか、
            透明感というか、焦燥感というか・・・を感じてしまう。

                 今晩は、軽くだけ飲もうかな。
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週末恒例の、犬っ子達との山散歩であるが、今朝は「虚空蔵山(白鷹山」)に登ってきました。

暑さも完全に過ぎ去り、ようやく山に登ろうという気になった事と、間もなく10月なので、
冬の山野遊びを控えて、年々低下する持久力を少しでも養っておかなきゃならんからだ。

台風の影響なのか???、風が渡り、山全体がザワザワする。
地面近くの暗いシダ類までも、まるで生きている様に動く。

モッチ(妹:2歳)が、上方の藪を気にして見入っている。

実は、ケンタ(兄:4歳)が、動物の気配を感知して、藪を探索しているからだ。
頂上までの道程、そんな事を何度か繰り返しながらの山登りだったが、
結果的に、4羽のヤマドリをフラッシュ(追い立てて飛ばせる事)させた。

八合目付近からはブナ帯となり、その落ち葉が敷き詰められた小径となる。

途中には、苔生してコブやウロがある年老いたブナもあり、

今日の様な曇りの日には、よりいっそう綺麗に見える。

山頂まで汗もあまりかかないで登って来たが、
出来るだけ体が冷えない様にヤッケを一枚羽織って休憩。
温度計を見たら、気温8℃だった。
なるほど、この気温でこの風では、体感温度では5℃以下だ。
ま、冬場の気温高め日とおおよそ同じくらいである。

山頂の神社に賽銭を供え家内安全を祈り、犬っ子達とジャレ合った後、
ヤッケを着たまま下山したが、体温調節的にはやはり丁度良い感じだった。

次回の虚空蔵山(白鷹山)登山には、冬場の山野遊びの無事と
豊猟祈願という事で、山のカミさまに供える酒と肴を持参するつもりだ。




相も変わらずの、犬っ子達との朝散歩である。

犬っ子達の快適温度は+15℃と聞いた事があるが、昨日あたりの気温という事になる。
つい先日まで35℃が続いたりしたので、さぞかし暑かったろう。
ま、うちの犬っ子達は日本犬系雑種なので、日本の気候にもっとも適合しているらしいが、
冬場は、ー11℃辺りまで平気で過ごせるとも聞いた。
それだけ基礎代謝や運動能力も高いのだろう。

恵みの秋と言われるが、犬っ子散歩コース脇のフランスの実も大きくなってきた。
また、詳しい状況や作柄は???だが、稲もたわわに実っている。

なんでも、今年の猛暑の影響で例年よりも早めの稲刈りをしなければならないのに、
このところの雨で田がぬかるんだり、稲穂が濡れてしまい、出来ないらしい。
品質に影響しなければ良いのだが。。。

その代わり・・・っと言ってはなんだが、

猛暑でかなりバテいた家の庭の「スギ苔」が、気温の低下と雨のお陰でやや元気を取り戻しつつある。

でも、かなり他の変な苔類に押されてしまった。
これを復旧するには、おそらく5〜10年はかかるだろうが、
せっかくの苔庭であるので、手の及ぶ範囲でだがメンティナンスするつもりである。

毎朝の、犬っ子達との散歩。

土手に咲き始めている「萩の花」に気がついた。
まだ気温的には日中夏日ですが、もうすっかり秋なんですね。

今日は、定期健康診断(イワユル、人間ドッグ)の日。
朝飯も食わずにそそくさと病院へ。

最終結果は後日だが、予想通り、すぐに分かる範疇でも
引っ掛かるものは引っ掛かって、自業自得でもあるが、ちょっと意気消沈。

だって、DNAが最大要因だろう! なーんて意気巻いても仕方ない。
要因は要因であり、直接の原因は別とかなんとか。。。。

ま、もう55歳でもあり、年明け間もなくお爺ちゃんにもなる事だし、
カミさんにもあまり迷惑かけらんないし、改めて覚悟を決めて、付き合うしかないな。

一応、連休という事で、一昨日と今朝は、恒例の犬っ子達との山散歩に。

山と言っても、家から車で20分とかからない近くではあるが、
自然湧水から流れ出た水は沢となり、他の沢と合流して小さな川を形成しているし、
第一、人があまり来ないので、犬っ子達を存分に遊ばせる事が出来る。

そんな山の色合いは、カーキ系とかオリーブ系が大多数を占め、
黄色やムラサキ色の花が混ざるという、秋色である。

運よく、トンボを近くから見る事が出来た。
おそらく、まだ朝露で濡れていて、俊敏に飛べないのだろう。

周囲には、野生のホップ(あのビールの香り付けに使うホップの野生種)や、


シバグリも。


10年も前の話になるが、野生のホップは香りが良いバーブなので、
たくさん採って来て乾かし、安眠枕を作った事があった。
でも、枕のアンコを<100%ホップ>としたので、
中でバラバラになりすぐにヘタってしまった。(失敗;)
例えば、蕎麦ガラや市販プラ素材でも良いが、
要は芯になるモノに、ホップを香りづけに加えると良い。

シバグリは、美味しいので拾ってくる事もあるが、小さいので剥くのが大変だ。
クリの中でも、昔から日本の山に自生していて、クマはもちろんのこと、
ヤマドリも、リスはじめその他小動物達も大好きな食べ物だ。
なんと、うちの犬っ子達も、熟して落ちているシバグリのイガを前足を使って剥き、
殻をかじって、中身を食べる事がある。
熟したシバグリは、私達も山でそのまま生で食べる事もあり、優しい甘さがある。

・・・・・・・・・・・・・

モッチ(妹:2歳)が、藪の方に聞き耳を立てている。

ケンタ(兄:4歳)が何か動物の匂いを取って、藪の中を探索しているからだ。
本当はモッチも同行したいのだが、パワー不足につき藪に負けてしまうので入り込まない。
葉っぱが落ちて、雪の重みで藪が潰れるまでは、兄ちゃんを待つ身となる。

ケンタが帰還した。思い切り藪ン中を走り回り、満足そうなので、私も嬉しくなる。


白いノギクの影に、ちょっとだけ秋の深まりを感じた。


早朝の犬っ子散歩から帰宅すると、
庭先の石っころの上に「カミキリムシ」が佇んでいるのを
カミさんが見つけて教えてくれた。

子供の頃によく見かけたレギュラーなカミキリムシで、
ちゃんとした名前があるんだろうが、
昆虫類にはあまり詳しくないので、すぐには分からない。

人の顔は覚えているのだが名前が出て来ないという、
非常に迂闊な状況の様な感じだ。(最近多い;)

その様な訳で、カミキリムシさんには大変失礼な事と分かってはいるのだが、
今日のところは、「なんちゃらカミキリ(ムシ)」と呼ばせてもらおう。

・・・・・・・・・・・・・・・・・

ご近所畑のトウガラシも、真っ赤に色付いて来た。

これから秋も深まって行くに従って、そんな真っ赤なトウガラシを束ねて、
軒下に干す風景を目にする事も多くなるだろう。

・・・ご近所といえば・・・、

南陽(・・・赤湯?、置賜?)のトウガラシは美味しい。
割りとシャープな辛さと良い香りがある。

「地産地消」なんて言葉を誰か創ったかは知らないし、
聞き慣れてはいるが、特段美しいコトバだとも思わない。

ところで、「十里四方は地のモノ」というコトバがあるが、
その「地」の範囲は、<約40km四方>と言われる。
何故ならば、パラメータとして<1里=4km>を単純に代入するからだ。

でも、よく考えてみると、人間の歩くスピードを時速4kmとしても、
40km四方を隈なく歩きまわるのは至難の業だ。(馬なら可能かも)
(足の代りに自動車でも使うと、丁度良い感じかも知れないけど。。。)

実は、昔の1里はおよそ650mだったという説がある。
そうすると、<10里四方>というのに俄然説得力が出てくる。
この距離(範囲)なら、デイパックでも背負って、
<地のモノ>を求めて自分の足で歩いて、いろんな食材を探せるかも知れない。

そして、そんな<地のモノ食材>をちょっと料理して、
当地のワインや酒を合わせても良い。

こんな遊びというかゲームみたいな事も、いつかやってみたい気がする。
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雨降りの犬っ子達との散歩となった。
これからは、ひと雨ごとに秋が深まっていく、という感じだろう。

散歩コース脇の「ナツメ」も本当にすこしづつだが、赤みを増して来ている。
これまでは特に気に止めて見てはいなかったのだが、
「ナツメ」の成長・成熟って、本当にゆっくり進むんだなぁ。

「さくらんぼ」みたいに、あっという間に実が熟して、
多くの人たちから華々しくモテハヤサレ、速攻で流通・換金され、
気がつけば、溶けて無くなってしまうか、ジュースやワイン、
缶詰めとなる様な果物のあれば、
この「ナツメ」みたいに、ゆっくりゆっくり成長と成熟し、
晩秋・初冬にかけては、あの独特の赤さを披露し、
でも、人からもあまり食べられずに、生命としてまっとうする。
せいぜい、健康食品的な利用とか、漢方薬だろうか?

ん〜、世の中・・・いろいろあって良いんだなぁ〜。


稲も、今朝の雨に打たれて、更に首を垂れていた。


清々しくとても涼しい、犬っ子達との朝散歩となった。
昨日までならTシャツ1枚だけだったのに、今日は薄手の長袖シャツを一枚羽織った。

あ、ノコンギク、咲いてたんだぁ。 気付かなかったぁ;;;
そう言えば、この先週末からいろいろと忙しかったからなぁ。

モノゴトがあっても、それが認知されるも、されないも、
その人の脳みその状態に拠るモンだしなぁ。

つー事は、

人の寄り集まっている社会が認知しているモノゴトだって、
その社会の脳みその状態に拠るって事だし。。。

だから、ある意味で「集団幻想」で成り立っている・・・、
なーんて、言われる事もあるんだな。きっと。


そーんな私の、ドングリで節穴な「眼(マナコ)」には、
今朝も、靄(もや)に包まれる蔵王山系:雁戸が映っている。


そして、私は、それがとても綺麗だと思うし、そんな風景を受け取れる自分って、
けっこうシアワセではないのかな?などと、ちょっと思う。

あ、今晩は、カミさんといっしょに、ワインを少しだけ飲もう。

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