やまがたでの日々の暮らし・自然・風景

やまがたでの日々の暮らし・自然・風景
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今年最後の日曜であるが、もう年内いっぱい休日はない。
拠って、犬っ子達を山に連れて行くことは出来ない。

でも、このところ降り続いている湿った重たい雪じゃ、
ヒトも犬っ子も、けっこうシンドイだけでもあるけど。。。

今秋、あれだけ世を騒がせたクマ達も、山に猟師達が入り出す時期
(11月15日〜)になったら、まったく姿を隠してしまった。
これを「猟圧」とも言い、人間界と自然界をうまく分ける「チカラ」であり、
人間も、動物達も、それぞれにうまく生きていくための知恵でもある。

・・・にも関わらず、大勢として、その辺の事を忘れてしまってなのか、
それとも無視欠落した様な、集団幻想的な、単純机上的な
野生動物保護に傾斜してしまっている感じも受ける。

そんな事のしっぺ返しの前兆が、今週のクマの出没であった様な気がする。

ま、クマ達も、この雪で、そろそろ穴に入ってしまっただろうけど。

ところで、

私の家の周辺の樹木や電柱を見るに、着雪の方向がほぼ南側である。
こんな冬型の気圧配置なのに、何故か南風に吹かれて雪が降っているのだ。

そう言えば、

先シーズンも南側に着雪する事が多くて、例年とは異なる方向に雪尻が出来るし、
積もる場所もズレて、その結果、雪が崩れ易いの場所もズレてくる。
このズレは、野生動物達の冬の居場所にも影響する。

厄介な「雪」であるけれども、そーんな×こーんな事を、
改めて考えさせてくれる、有り難い「雪」でもある。

いーぬはヨロコビ♪ 元気に散歩♪

モッチ(妹:2歳)も、

ケンタ(兄:4歳))も、

良い顔してるぞ!

私にとっては、よい子たちだ!

今冬初の本格的な冬型となり、湿った雪がひっきりなしに降り、
耕作放棄され、荒れた藪も雪でつぶれはじめている。

徐々に普段の居場所をなくしたキジ数羽が、犬っ子達の接近に気付き
こんもりと残った藪ドームの中から羽音勇ましく飛び立った。

今朝は散歩から帰宅したら、「雪かき」をしなければならない。
こんな日が、これから2か月半ほど続く事になる。

雪が降ると、犬っ子達が遊びまくっても
泥んこ汚れにはならないので、後処理が楽である。

・・・・・・・・・・さてさて、帰宅してさっそく「雪かき」と相成った。

間もなく、ケンタ(兄:4歳)が、リードを付けたまま
何食わぬ顔をして私の脇をすり抜けて、道路に出てしまった。
イワユル、「脱走」であり、「逃げられた」のである。

しまった; 

普段は縁側の上にポンと乗っけておいただけで
そのまま「ここで待て!」の指令でオトナシク待っているのだが、今日に限って。。。
おそらく、雪が嬉しくて遊びたくなってしまったのだろう。

ひとしき遊びまくらないとオトナシクなるもんじゃないし、
今度は、私の方が或る程度「待つ」しかない;;;。

ま、今日のところは、犬笛を吹いて「呼び戻し」をして「事なき」を得た。

本当なら、山にでも連れて行って、
もっともっと、うんと、いっしょに遊びにまくりたいものだ。

ごめんな、ケンタ。

↓↓↓ 昨年の12/25の朝の風景。とても冷えて晴れ上がったドライな朝でした。


ヤン・ウエルツル著 中垣虎児郎訳 「極北生活三十年」という
非常にマイナーなノンフィクションがある。

実は、私が小学校の低学年の頃に、マンガばかり読んでいたからなのだろうが、
母と姉とが共謀して、強制的に一冊のマトモな本を買い与えてくれた。
それも誕生日のプレゼントという名目で・・・ある。

当時の私としては、マトモな本よりも、レーシングカーか、
ジェット戦闘機・・・当時の最新鋭は確かロッキードF104等の
プラモデルの方が嬉しかったのだが、プレゼントであるので致し方ない。

そんなこんなで、文字がビッシリ詰まっているマトモな本に
目を通さざるを得ないハメとなった次第だ。

で・・・・読んでみると・・・・すぐに夢中になった。

私の一切見知らぬ、シベリアのタイガ、ツンドラ、永久凍土、トナカイやイヌゾリ、エスキモー、
捕鯨、ベーリング海〜北極・・・・という具合に、想像もつかない景色や情景を想像し、読んだ。
おそらく、アウトドアとか冒険旅行という類いの事の、原疑似体験と言えるのかも知れない。

その後、本の題名と、トナカイ、ツンドラ、シベリア系エスキモー、地衣・・・等の
おぼろげなイメージだけ残し、すっかり忘れてしまったまま、
あっという間に40数年が経ってしまっていた。

もう一度、読んでみようと思い立ったのは一週間前。

ネットで検索し、ア●ゾ●では@5.000円、別の古本屋さんでは@500円。
ま、片方は単行本で、片方は世界ノンフィクション全集の中・・・という事で
値段が違うんだろうな?程度に理解して、でも内容は変わらないだろうから
もちろん、@500円の方をチョイスした。

ともかくも、

昨日は、進む老眼に鞭打って、またもや夢中になって読みふけってしまった。

小学校の低学年以来の、2回目の”極地旅行”であるが、
見える景色も、感じ取る情景も、幼いころとはまるで違うのに我ながら改めて驚きつつ、
脳みそは、只今、トナカイと共に極地を旅行中!である。

        Marry X'mas !

もうXmasだというのに、妙に暖かい南東の風に乗って、
降る時期を間違えた様な粒の大きい雨が屋根を叩く。

気圧がどんどん低下しているのか、犬っ子達の活性が低く、
いつもの時刻になっても部屋の中で丸くなって寝転んでいる。

うちでは、犬や猫が丸くなっている姿を、何時からか、
「いぬまんじゅう」とか「ネコまんじゅう」と呼ぶようになった。

あまり散歩にも出たくないのだろうが、
日中は兄妹2匹に留守番をお願いしなければならんので、
やはり朝のうちに「生理現象」だけは済ませておく必要がある。

ペット税という噂もあるが、誰が言い出しっぺなんだろう?
特に試算した事も無いが、犬っ子はじめペットが存在する事での
経済効果は、かなりなものである。
確かに財源探しなのだろうが、この時期に下手に課税すると、
これまでペット達が下支えてきた経済領域もその分だけ萎むだろうな。

ま、朝からこれ以上は言わない。

いつもは雨が吹き込まない窓ガラスなのだが、今日は雨粒まみれだった。
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今日の犬っ子達との朝散歩であるが、北蔵王山系:雁戸の上空も快晴で、
ちょっと濁った感じのパステルカラーのバラ色に近い光が降りて来た。

周囲景色も、なにか「ふんわり柔らか」な感じである。


ふんわり柔らか暖かい・・・というのも良いけど、
異常猛暑の夏に引き続き、当地らしくない冬となるんだろうか???

    調子狂うナぁ〜。。。

ま、雪が無いXmasやお正月というのも、この山形市周辺ではそんなに珍しくもないが、
山に雪が積もってないし、すべて落ちるハズの木の葉っぱも、枝に拠ってはヘンに残っている。
もう散りたいのに、散り切れないでただ曝されている感じだ。

散りたいのに、散り切れてなく、ただ曝されてるだけの、葉っぱ。。。

ビリーホリデーが歌った「奇妙な果実(strange fruit)」という曲があるが、
なんだか、それを連想してしまうのは、・・・・私のクセ???なんでしょう、きっと。
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師走とは言え、朝の犬っ子達との散歩は欠かさない。
この時間をちゃんと過ごさないと、どうも落ち着かない。
でも、今の時期の朝は、あまりに暗過ぎて写真も撮れない。

この週末は・・・、

土曜日は、雨の中ほんの少しだけ山散歩をしただけで、
他にはあまり何もする気が起きず、家でゴロゴロしていた。
こんな日は、物だけでなく人の活性の低くなる。
これはこれで、自然の理というものだろう。

次の日曜は、仲間と共に出猟した。
本日は、クマやイノシシを獲る”マキ”と呼ばれるスタイルであるが、
要は、獲物が潜んでいるエリアを、待ち手(射手の事であるが「マチ」とか
「ブッパ」とか・・・地域に拠って呼び方が違う)と
追い手(おおかた「セコ(背子)」と呼ばれる)に分かれて取り囲み、
次に、追い手が獲物を追い立てて、射手が撃ち取るというものだ。

ただ・・・Hunting(狩猟)全般であるが、
リスクも高く、且つ労力も大きく、免許や許可関係も厳しく、
さらに、今の日本では偏見もなくはない様なので、
余程でない限り、他者には特に勧めはしない事でもある。

ま、結果、獲物は獲れなかったが、
合計4時間半の山歩きは、心身ともに、実に良い。

毎度×毎度の、犬っ子達との朝散歩であるが、
暗いし、曇り空でもあるので、今朝の写真はアキラメタ。

っという事で、写真は昨日の蔵王(ピークは熊野岳)である。


クリスマスが近いせいなのか?
それともまったく関係ないハナシなのか?
どうでも良い事ではあるが、
ご近所の女の子(但し犬っ子)が2週間ほどの適齢期を迎えたらしく、
”婚活”真っ盛りとなっている。

それを察知した(・・・というより、分かる様に”婚活”するのだが)、
犬っ子ケンタ(兄:4歳=>人間年齢換算でおよそ32歳)が
反応しちゃって、さぁタイヘン;;;;。

野生動物を追って山を駆けまわるのが大好きな、
筋肉モリモリ×元気いっぱい、体重16kgの健康な好青年であるからして、
とりあえずナダメルのが・・・。(トーちゃん、朝から大汗;)

X'mas間近の師走の早朝っから、そんな親子(?)の葛藤が繰り広げられている。。。。



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ようやく、山形市内にも雪が積もりました。

朝から不謹慎かも知れんが、今晩は暖かい湯豆腐と純米吟醸酒が良いナっ。

今回の雪は、どちらかというと、最上や西村山地方など、
県北に多く降った様で、肘折などは一日に80cmの降雪だったと聞く。

肘折の積雪・・・だとか、朝日村の積雪だとか聞くと、
森 敦(モリ・アツシ)の小説:月山を思い浮かべてしまう。

ま、昔のハナシなので、若い方からすれば、
丁度、古典落語の情景が浮かばず笑えない(面白くない)のと似て、
中には、その文章だけでは飽きてしまう方もいるかも知れないけど。。。

あ、そうそう、先日こんな話を聞いた。

ある人が、日露戦争で有名な203高地に日本の若い政治家と訪れた際に、
その若い政治家が、「名将の乃木大将は、なんでこんな丘を死守しなきゃ
ならんかったのだろう?飛行機使えば良いのに・・・。」と、
それも”大真面目”に話した事に、閉口したそうだ。

パロディー番組ならいざ知らず、歴史を見るに、
その時代の人の目線でみなきゃ、間違った評価をしてしまう。
それも、他者を思いやる心が一番大事な「政治家」であるのに関わらず・・・という事であった。

現実(?)は、パロディー番組の方が視聴率は高いだろうけど、
日頃の自分に当てはめてみると、反省シキリでもある;;;。

毎日欠かさない「犬っ子達との朝散歩」であるが、
このところは、未だ真っ暗で、写真が撮れない。
拠って、今回は画像ナシとなった。

今冬に入ってから、多少は寒い日もあったし、平地でも初雪があったが、
妙に湿った温めの東風であったるする事が多く、あまり良い感じではなかったが、
今朝は、雪もパラパラと降っており、ようやくマトモな冬の「北西の風」でした。

犬っ子ケンタ(兄:4歳)・犬っ子モッチ(妹:2歳)の頭や背中にも
白い雪が付いて、すぐには融けない。

   ”ケンタを散歩させ、ケンタの頭に雪ふり積む”
      ”モッチを散歩させ、モッチの頭に雪降り積む”・・・・である。

ま、私も未だ脳みそが起きていないので、こんなモンしか出て来ない。

先日、トアル雪深い所の寺の住職である古い友人から、
マウンテンパーカー選びについてメールが入り、防水透湿素材の事や
ブランドの事など、型やカット、縫製の事に至るまでいろいろやり取りをした。

でも・・・もしかすると・・・究極のアウトドアウエアは・・・・、
犬っ子達などが纏っている<毛皮>なのいかも知れない。

生き物の体を守るために進化し続けた結果のカタチなのだ。
保温性、通気性、速乾性、撥水性、防水性、防棘性、静音性、
自己補修性(治癒性)など、求められるほぼ全てをかなり高度に
備えているカタチなのかも知れない。。。。

進化の過程で、どっかで毛皮を捨てざるを得なかった(?)人間にとって、
毛皮(のコート)に対して、或る意味で”象徴的な意味や価値”を見い出してしまう事に、
この年齢になって、ようやっと自分なりに、納得が出来た。
(いつもながら・・・煮ても焼いても喰えんハナシだが;;;)

    ”ケンタを散歩させ、ケンタの頭に雪ふり積む”
       ”モッチを散歩させ、モッチの頭に雪降り積む”・・・・である。

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