やまがたでの日々の暮らし・自然・風景

やまがたでの日々の暮らし・自然・風景
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今朝はちょっと寝坊をしてしまったが、あいも変わらずの犬っ子達との朝散歩である。

山形市上空だけは雲の切れ間に入っていて、青空が大きく広がって来たが、
奥羽山脈はじめ周囲の山々には雪雲がかかっている。


でも、朝の短時間だけかも知れないが、光も射して来て、明るい。

やはり、東北地方しかも裏日本なので、魑魅魍魎の世界であるだとか、
暗さ・闇というか侘び寂び系というか、谷崎純一郎の「陰影礼賛」みたいな世界も好きだが、
明るいのも、良い。(明るいと目が疲れるけど;;;)

昨晩からの雪で、今朝の景色は冬に逆戻り。

でも、犬っ子ケンタ(兄:5歳)の換毛期は止まらない。

毛と言っても、、大きくは、ガードヘアとアンダーファーがあるが、
秋冬モノから春夏モノに向けての換毛なので、
とても軽く細いアンダーファーが主で、本当にふわっふわっなのだ。

ちなみに、ケンタのアンダーファーの直径はおよそ2〜3/100mmという
超極細タイプなので、家では「杉花粉」よりも恐れられている。

願わくば、風に乗って飛んで行って欲しい。

昨日オシゴト関係で、やまがたから160kmも離れたあるカフェに訪問した。


オーナーさんのお話では、内装などはご家族みんなで汗を流して手作りして、
お金はあまりかけないで作ったとこと。

地元の若い女性達のコミュ二ティスペースになっているらしく、写真を撮らせていただいた。

↓↓↓お昼のワッフルランチ。


この様なテーストのお店・・・輸入雑貨や手作り雑貨、輸入食品店、
スイーツ屋さんなどなどは自由が丘とか、下北沢、吉祥寺などに多い感じがする。
カジュアルなワインなども、似合うかも知れんナ。

ま、嫌いではないテーストなのだが、年齢的に・・・なんか・・・もう・・・照れくさい;;;。
...もっと詳しく

今朝、小雨の中でしたが、犬っ子達との朝散歩コース脇に、
ふと咲き始めた春の花を見つけました。
毎年、まだ雪が残るうちから、田の畔辺りに一番先に顔を出すスミレの1種かと思います。


その様な訳で、今朝は犬っ子達と一緒になって地面ばかり見て歩いていたら、
頭上間近をハクチョウが飛んで行ったのに気付き、
花を写した近写用レンズのまんま、慌てて上を仰いでシャッターを切った。


先日、「透明なハクチョウの飛翔」などというFancyな話を書いたばかりで、
私の眼にはそんな風に映るのだが、物理的な写真撮影となると、
光の加減とか、タイミングとか、霧の具合とか、レンズだとか、絞りだとか・・・・、
なんやかやといろんな事が関係するので、
写真ではなかなか頭の中にイメージ通りには表現出来ないものだ。

いや、これが現実なのでしょうけどね。

週明けは、雪となった。

それも「春のクサレ雪」という事で、結晶が大きくて且つ非常に湿っている。

朝の犬っ子達との散歩でも、自分を含めて犬っ子達や
その辺の生き物全般の活性が低いのだろう。
なんだか写真を撮る気にもならない。
昨日の好天とはうって変わって、只々、黙って淡々と歩く歩く。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

朝のやや渋滞気味の中、北帰行のハクチョウ数羽が、
重たい鉛色の空をバックに純白色を際立たせてながら、
超低空飛行で車のフロントガラスの前を横切った。

ハクチョウの飛ぶ姿は好きだ。

牧水の「白鳥は悲しからずや、空の青、海の青にも、染まず漂う・・・・」という
歌はやはり凄いと思う。
その圧倒的な色の違いを以って、ビジュアル的な美しさと共に
疎外感的なものを強調しつつ、感情移入まで見事に果たしている。

でも、

あのハクチョウの飛ぶ姿を、今日の様な曇った空や、
霞や霧などを背景にした<逆光>で見ると、
私の眼には透明な感じに映るので、なんだかとても幻想的だ。

こんな感じの「透明なハクチョウの飛翔」は、
本来の素な意味での<Fancy(幻想・空想)>という事を
問い想わせてくれる。

天候が少し安定しているし、私の運動にもなるので、犬っ子達との山散歩に出かけた。

今日は山形市西の標高800m弱のピークを目指す事にするが、
斜度もさほど急ではない(その代わり距離が出る)し、
雪も適度に堅く締まっているので、先ずは軽アイゼンだけを付けて登り始めるが、
日差しが強いので下山の頃には雪が緩んでズボズボになると歩き難いので、
輪カンジキはリュックに括りつけて持っていく事にした。

とにかく、今日は雪面が本当にキラキラ輝いて、
まるで「キラ(日本画に使う雲母の粉)」を引いた海の様だ。
こんな日は、サングラス必須である。

↑↑↑↑あえて1950年代っぽい様な、非常にクラシカルな服装で臨む今日のshidareo。
   見てくれ的にちょっと恥かしい気もするのだが、ま、山では人と出会う事もないし、
   本人の快適性、そして安全性・視認性を最優先させている。

道中、野生動物の新しい足跡が沢山残っており、生体活性の高さをうかがわせる。
↓↓↓は、我々に気付いて、つい先程逃げたと思われるタヌキの足跡。

足跡は、イヌとも違って「梅の花の様な模様」が特徴。シッポを雪面に擦った跡も残している。


登りは、頂上から緩やかに伸びる峰に取り付けば、あとはそんなに苦しくはない。
↓↓↓ケンタ(兄:5歳)も、

↓↓↓モッチ(妹:間もなく3歳)も、

我が世を得たり・・・というか、本能を解き放った如く、遊ぶ×遊ぶ。
ふっと、野生を感じさせてくれる様なこの瞬間が、たまらなく嬉しい!

頂上からは、右奥から「蔵王龍山」「蔵王雁戸」「山形神室」と、
やや霞んだ春っぽい遠望が利いた。
ちなみに、山形市街地も見えるポイントなのだが、今日は、モヤの下に隠れていた。


ま、スノモでも使えばもっと楽に短時間に登れるし、35歳まではこんなshidareoも
オフロードバイカーでもあったので、その魅力も充分過ぎる程に分かるのだが、
今は、自然の音(鳥や獣の気配や鳴き声はじめ、葉擦れ、水音、風音など)や目に映る景色、
小さな虫から熊に至る生態系などを見たり感じたりしつつ、
出来るだけ<No-Thinking 考えない>で、自分の足で歩くのが良い。

さすれば、

帰宅後の夕食も、ワインや酒も、雑念無くニュートラルに味わえるって感じで、
自分の体が嬉しがってるのが、自分で分かる。


今日は堅雪でもあるし、一昨日まで出張でオトナシクしなきゃならんかったので、
犬っ子達及びカミさんも一緒に、いつもの山散歩のノリで白鷹山(虚空蔵山)登頂に出掛けた。

ま、いつも登るルートは、雪が一番残っている北斜面で、加えて、ルート中で一番急である。
そんな事はハナっから分かっている事なので、万一のためにも8本爪アイゼン
(カミさんのは10本)もリュックに入れ、犬っ子達も後部座席に乗っけて、いざ出発。

で、登り口に到着すると、多い・・・雪が・・・いつもの年よりも。。。
でも、ある程度の堅雪ならば全然問題は無いし、
雪が多けりゃ雪面のデコボコもあまり無いので、返って歩き易いって。

・・・・・・・・

さてさて、出発する頃には陽も射して青空も見えて来たので
雪面も若干緩んでガリガリではなくなって来て、輪カンジキでスイスイ。
犬っ子達も気持ちよさそうに走り回っている。
行きはヨイヨイのペースで登り、山頂の神社にお賽銭をあげて、
今冬期の無事と今後の家内安全を祈り、下山である。

雪の低山で、予め地形が分かっていて、且つ視界が良ければ、
夏場よりも自由なルートが選べるので、それも楽しみのうちである。

そんなんで、やや雲が出て来て雪がチラつき始めたが、
雪崩の心配も無い(というよりも、すでに雪崩が終わった後)の谷を
ほぼ直下(チョッカ)ろう!という事になり、足を踏み出した。

・・・・・・・・・・・・・

けっこう調子良く20〜30m降りると・・・・・ん???、ヤバい???。

雪がコチコチに固まって来て、急速にカンジキではグリップが効かなくなって来た。
気温の低下で、あっという間に雪の表面が堅く凍り始めたのだ。
犬っ子達も、スベスベ警戒モードに入っている。

万一ここで一旦スリップすると、100m近くは滑落するかも知れない。
後に続くカミさんを見上げると、やや尻ごみをしている。
こういう所では、尻を引けば引くほど足が滑りだすものだ。
「進退窮まる」・・・では完全に遅い。
夫婦2人+犬っこ2匹で119番では洒落にならんし。

っという事で、なんとか戻れるうちに一旦上部の踊り場まで戻って、
改めてアイゼンを付けて谷を下りるか? それとも、
カンジキのままルートを変えるか?で、カミさんと談義する。

結果、「今日のところはアイゼンに履き変えるのが面倒くさい。」という
それだけの理由で、別のルートで帰還する。
きっとそれが、今日ところの正解だったのだろう。

しかしながら、あの谷・・・今日はダメで少し悔しい;;;。
こういうのを「残念;;;」というのだろう。

次回は、もっとちゃんと作戦を練って、必ずや、
<直登&直下り>で往復したいと思った次第だ。

追記:今日は重たい一眼レフまで背負って行ったのに、
   上記の様な事でして・・・撮影まで至らなかった事も残念であった;;;。

昨夕、新幹線で帰宅。(ふぅ;)

今朝のやまがたは、ザーザーの雨降り。

アスファルトに貼り着いていたブ厚い氷や
固く締まった雪も、みるみる融けて行く。

冬の緊張感を一気に緩めてしまう雨です。

ま、底雪崩とか河川の増水なんかも気になりますが、
それよりも、暖かな春の本格到来を間近にしつつも、
冬が去って行ってしまう事を思うと、ちょっと寂しいのです。

お天気と雪の状態次第だが、出来れば、
明日は、犬っ子達といっしょに白鷹山(虚空蔵山)に登って、
この冬季間の山遊びの無事や初孫の誕生等の報告、
そして、これから春・夏に向っての家内安全などなどをしたいと思う。

犬っ子達との朝散歩である。

奥羽山脈上空に、とても綺麗な飛行機雲が伸びていた。
普段はあまり見かけない時間とルートであるが、見かけないというよりも、
いつもは雲の上が多いので気付かない事が多いのかも知れない。
その飛行機雲も、すっと伸びては行くが、その端は減衰する様に消えて行く。
気圧が高いからだろう。

西の空には月齢19の月が煌々と残っていた。

今朝は空気も澄んでいる様で、200mmズームレンズを手持ちで
気軽に撮影しただけだったが、月のクレーターのデコボコまでリアルに写ってくれた。


あぁ・・・お天気、安定してるなぁ。。。。
こんな日和には、蔵王山頂(熊野)とか雁戸にでも登りたいなぁ。。。

   ・・・・・・・・・・明日から首都圏への出張である。

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