しだれお

▼護送船団方式

・・・・が、まだまだこの国の「大勢の規範」になってるんですねェ。(つくづく;)

ま、これは「利点もあるけど弊害もネ」って感じだけど、
今回の九電の<ヤラセ問題>でも完全露呈である。

ホントは「ヤラセ」なんて軽いモンじゃないにも関わらず、
こんな軽い言葉を被らせて「問題自体を軽く見せる」という
マスコミの言葉の選定も非常に問題である。

バラエティー番組レベルの「ヤラセ」でさえ
ともすると放送倫理に触れたりして大問題になるのに、
今回のは経済産業省の原発再開に関する番組なのだ。
「ヤラセ」では無い。これは「嘘づくり」であり「欺き」である。

第一、本来、社会的にこんなに大事な番組内容である事が
分かっているにも関わらず、こんな茶番を許し放映した
メディアの良心とか良識というのも、本当はもっと問われていいと思う。

さらに、原発問題は、そこの地域の環境と経済の問題でもあるけど、
同時に、地球の問題であり、事件でもある。

先生方諸氏、もっとマジメにやってほしい。



今の状況を、もしも司馬遼太郎翁が生きていたらば、どんなふうに映ったのだろう???
司馬遼太郎が初めて子供達向けに書いた随筆<21世紀を生きる君たちへ>を
思い出してしまう。(この随筆は、彼のドナルド・キーン氏も英訳している。)

また、やまがた出身の作家である井上ひさしさんが、自ら作家を目指すと決めた時、
「コトバは人から縛られているので、コトバを人から解放たいと思った。」という様な事を
後々に語っている(と記憶している)のだが、この天才的逆説・・・・☆、
今、更に味わい深く、そして頭の下がる思いである。
2011.07.08:shidareo
[2011.07.09]
知恵を出さなきゃ助けないぞ! (shidareo)
[2011.07.08]
保育園のような国家 (kuma仙人)

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