しだれお
▼蔵王龍山上空の寒空に、月齢26の「逆:三日月(!?)」が。。。
毎朝欠かさない、犬っ子達との散歩である。
2011年も一ヶ月が過ぎようとしている・・・が、まだまだ陽の光が弱い。
蔵王龍山上空の寒空に、月齢26の「逆:三日月(!?)」が上がっていた。
今日で、冬の味覚のひとつでもある「カモ猟」が終わる。
カモ類は、いよいよ北帰行の準備に入る。
「カモ猟」の効能のひとつに、実は「カモの保護」がある。
「猟」と「保護」という、机上では対立するモノゴトが、
この実社会では補完関係にある事は、意外に知られていない。
(しかも、あまり教科書とかに書いてはいない。)
ま、簡単に言えば、猟師が鉄砲でカモを撃つけれども、
カモの方はもちろん撃たれたくはないので、自ずと保護区に移って行き、
結果的に、大多数のカモは<保護の大網>に包まれて無事に冬を越せるのだ。
じゃ、「ハナっから、猟なんてしない方が良いんじゃない?」という論もある。
しかしながら、この世は理想郷でもないらしく、彼の「禁酒法」の様に、
仮に完全禁猟とすると、「密漁」が横行するらしい。
また、野生動物の無秩序な進出横行への未然の抑止力となる。
これは、昨年秋のクマの出没を契機に、再認識・再評価されはじめている。
また、「猟師」というのは単純に猟を得意とする人の事ではなく、
<鳥獣の保護及び狩猟の適正化に関する法律>を勉強し、試験等に合格し、
狩猟登録税を払い都道府県知事より許可されたものを指す。
つまり、何が合法で、何が非合法(密漁)かが、とりあえずは分かっている人なのだ。
従って、言わずもがな的に、密漁への監視と抑制にも役立っているのだ。
そういう人たちが、この社会の中に適正数存在する事に拠って、
自然環境や鳥獣と、人間社会とのバランスが上手く保たれているのだろう。
カモ以外の狩猟期は2月15日までで、それ以降は原則禁猟となり、
いよいよ本格的に春を迎える頃となる。
画像 (小 中 大)
2011.01.31:shidareo
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