しだれお

▼ムラサキシキブ。

犬達の散歩をかねて近くの山野を歩いた。

そんな中、草や木々の色もどんどん失せて冬の眠りに就く時期にあって、とても小さく冴えたムラサキ色の実が目を引いた。

「あ、たっ、多分・・・ムラサキシキブ」。

帰宅後、樹木辞典を拡げた。
なんとも古風で小洒落た名前の落葉低木で、実の直径は3〜4mm。ホントは、地方や地域に拠っても呼び名が違うのかも知れない。

以前、ある先輩から、「名もない草・・・なーんて言う事があるけど、名もない草など世の中にホトンド無い!。ただ単に知らないだけだ!」という話を聞かされた事があった。その時は「なるほど!その通りだ。」程度に聞いていたが、最近は、草木の事に限らずけっこうポイントな事だと思う様になっている。

ま、日々他にウツツを抜かしているから身近な草や木の名前もあまり知らないし、さほど関心もない。自分の家の庭に生えている草木の名前すら出てこないのも事実。それでいて、森林浴、グリーンエア、癒し効果・・・云々と、雑誌やフリーペーパーの巻頭カラーページの耳ざわり良いタイトルに酔っちゃったりも。ま、それはそれで楽しいかも知れない。

やまがたという自然に恵まれた地域に暮らしていながら、身近な草木の名前をほとんど知らなくたって普段の生活にはほぼ支障はないから、特に問題も出ないし。

ん〜、ちょっと複雑だなぁ。。。
画像 ( )
2009.12.13:shidareo

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