しだれお

▼花梨ちゃん

こんばんわ。Aoyamaです。

さて、花梨は、芳香用として車の中に入れるという使い方もあるが、
香りのピークを過ぎてしまうと、なんだか可愛そうでもある。

喉に良いとかで、焼酎やホワイトブランデーに漬け込んで「花梨酒」を作るという事もある。
おそらく、これが一番メジャーな使い方なのかも知れない。
また果物なので「ジャム」という手もある。

先日、知り合いの方から「花梨」を10数個いただいたので、
全部ジャムにしようと決心。

実際に花梨の皮を剥いた事がある方ならお分かり頂けるかと思うが、
ご存知の様に、花梨の実は非常にデコボコしている。
さらに、皮が非常に堅く、加えて皮の下の実も堅くザラザラとした堅い木質も混ざる。
芯の部分に至ってはほとんど木質と言える。

最初の2個までは、愛用のよく研いだぺティーナイフ(もちろん山形打刃物)を使っていただが、薄く精度の高い刃ほどみるみる切れなくなっていく。
切れなくなったら研げば良いのだろうが、その分だけ時間がかかる。
手間隙を惜しまないにしても、剥いた花梨の実は、放置すれば酸化してどんどん茶色になってしまう。
だから、りんごの実と同様に切断面を塩水処理しなければならない。
それに、元々がとても切れる山形打刃物なので、万一焦って手が滑ってしまったら・・・などと脳裏に雑念が走る;。

これじゃダメだっという事で、急遽「竹割り鉈」を取り出す。
「竹割り鉈」は小型の鉈で、もちろん本来は竹を割るための刃物だが、花を活ける時にも花木の余計な枝などを払うのにも便利なので活花愛好家にも重宝されている。

しかし今回は、それを花梨の皮向きと芯抜き、そして実の切り分けに使ってしまったが、なんと、これが正解だった。
バシッツ、ザクッツ、グリッツ、サク・サク・サク。。。
作業効率は3倍ほどに跳ね上がった。

・・・・・・・・明日に続く。。。
2009.11.29:shidareo

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