しだれお

▼犬のちから

お声かけ、ありがとうございます!

犬っ子を飼い始めたのは、息子が小学4年生の時でして。
ま、一人っ子だったんで。

保健所主催の里親探しがある事を聞いて、息子・カミさん・私の3人揃って会場に。
人気のワンちゃん争奪戦のジャンケンで負けつつも、
なんとか元気(過ぎ?)な女の子とめぐり会えました。

日本犬(柴)系の雑種で、名前は「モモ」。

名付け親は息子でして、
おそらく、エンデの小説(さんざ読み聞かせを)に出てくる
女の子の名前「モモ」にあやかったのかも知れないです。

父が末期癌で自宅療養してた頃ですが、
痛みで体の置き場所が無いほど苦しんでいる時にでも、
まれに「モモ」を抱くと、介護してる私達には見せない様な、
実に良い笑顔がこぼれるんですね。

<犬のちから>、って、やはり凄い!

そんな「モモ」も家族中に愛されて、
19歳まで生きました。

その間、父の死や息子の成人などを見届け、
そして息子が連れて来た彼女さん(現:嫁さん)にも抱いてもらったりしました。
そんな息子も30歳。今は夫婦で地球の反対側に。。。

最後の一年間は、痴呆症の介護でしたが、
大往生だったかも知れません。

これも、天からの授かりものですね。

ま、そんな「モモ」にあやかって、
自然に「モッチ」という名になった感じがします。

「モモ」が亡くなる半年ほど前に、
この「モッチ」の実兄である「ケンタ(現4歳)」が家にやって来て、
なんと、痴呆症の介護と乳幼児の世話を同時進行させるという、
てんやわんやの時期もありました(笑)。

そんな「ケンタ」も、とても気の良い犬っ子に育ったので、
これも縁という事で、その実妹を望んだ結果この「モッチ」が授かった訳なんです。

あ、でも、実妹とは言え、
「とーちゃん」が違うんですねぇ〜(笑)。

ま、そんなんで、

ブランド犬とか血統などを主眼にされる方もいらっしゃいますが、
この通り、私の場合はステイタスシンボルとして飼っている訳じゃないし、
さらに、使役犬としている訳でもなく、
なかなか言葉にならないけど、
多分・・・「授かりもの」です。きっと。

子からは「親」を教えられ(チョイ悪系かも…ですが(汗;))、
犬っ子達からは「人情」を教えられ、
そして、日々、直接・間接的にも生き物(植物含む)を殺生して喰ってるという事実から、
「命の連鎖」を教えられ・・・ですかねぇ〜。

あ〜、こうやって呆けて行くのが実に心地良い。

●2010.03.21
●shidareo/Aoyama
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