犬のちから
犬のちから
お声かけ、ありがとうございます!
犬っ子を飼い始めたのは、息子が小学4年生の時でして。 ま、一人っ子だったんで。 保健所主催の里親探しがある事を聞いて、息子・カミさん・私の3人揃って会場に。 人気のワンちゃん争奪戦のジャンケンで負けつつも、 なんとか元気(過ぎ?)な女の子とめぐり会えました。 日本犬(柴)系の雑種で、名前は「モモ」。 名付け親は息子でして、 おそらく、エンデの小説(さんざ読み聞かせを)に出てくる 女の子の名前「モモ」にあやかったのかも知れないです。 父が末期癌で自宅療養してた頃ですが、 痛みで体の置き場所が無いほど苦しんでいる時にでも、 まれに「モモ」を抱くと、介護してる私達には見せない様な、 実に良い笑顔がこぼれるんですね。 <犬のちから>、って、やはり凄い! そんな「モモ」も家族中に愛されて、 19歳まで生きました。 その間、父の死や息子の成人などを見届け、 そして息子が連れて来た彼女さん(現:嫁さん)にも抱いてもらったりしました。 そんな息子も30歳。今は夫婦で地球の反対側に。。。 最後の一年間は、痴呆症の介護でしたが、 大往生だったかも知れません。 これも、天からの授かりものですね。 ま、そんな「モモ」にあやかって、 自然に「モッチ」という名になった感じがします。 「モモ」が亡くなる半年ほど前に、 この「モッチ」の実兄である「ケンタ(現4歳)」が家にやって来て、 なんと、痴呆症の介護と乳幼児の世話を同時進行させるという、 てんやわんやの時期もありました(笑)。 そんな「ケンタ」も、とても気の良い犬っ子に育ったので、 これも縁という事で、その実妹を望んだ結果この「モッチ」が授かった訳なんです。 あ、でも、実妹とは言え、 「とーちゃん」が違うんですねぇ〜(笑)。 ま、そんなんで、 ブランド犬とか血統などを主眼にされる方もいらっしゃいますが、 この通り、私の場合はステイタスシンボルとして飼っている訳じゃないし、 さらに、使役犬としている訳でもなく、 なかなか言葉にならないけど、 多分・・・「授かりもの」です。きっと。 子からは「親」を教えられ(チョイ悪系かも…ですが(汗;))、 犬っ子達からは「人情」を教えられ、 そして、日々、直接・間接的にも生き物(植物含む)を殺生して喰ってるという事実から、 「命の連鎖」を教えられ・・・ですかねぇ〜。 あ〜、こうやって呆けて行くのが実に心地良い。 |
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帰宅し、バッグなど後片付けをしていると、犬っ子(妹:2歳)が、カミさんから「こらっ、おとな〜しく!」などと言われながら、ベランダでブラッシングをされていた。春の換毛期もピークである。
名前は、モッチ(motchi)。とても人懐っこい。
ご近所に脳卒中のリハビリで散歩をしているお爺さんがいる。このモッチと会うと、とても嬉しそうに相手をしてくれる。もちろんモッチもお爺さんの事が大好きなので、親愛の情を示してお爺さんの顔をなめたがる。
お爺さんの方も、若干顔を避けつつも、普段は見られない様な笑顔になる。
そして、モッチには、いっつも「おー!、大きくなったなぁ。」と話しかける。
このお爺さんとは、モッチが2ヶ月の仔犬の時からの付き合いなので、その時の印象が強く残っているからだろう。
お爺さんは、この春から1本杖になり、歩行が以前よりもかなりスムーズになった。
モッチも、この春で、2歳になった。