日記
太陽もずいぶん北から出る様になってきた。今朝の犬っ子散歩は、晴れてはいるが水分が多い空気なのだろうか、オレンジ色の朝日に包まれていた。道端の氷に映る朝日の色もオレンジ色・・・っという事で、氷の世界(パート3)でした。(日出時刻05:50の25分後頃)
南東に向いたビニルハウス脇の土手は、特別に温かいのだろう。散歩コースの道端のスイセンの中では一番伸びていて、花芽が出ていた。 さらに、今日は暖かくなるとの予報なので、このスイセンの花芽も開くんじゃないのかな。 冬の間は姿を見せなかったご近所のおじさんも、そろそろマイ畑に出向き始めて、雪で倒れた杭などを起こしたり、冬枯れして乾いてしまった様な葉っぱの掃除などをしていた。 |
今日の日曜は、午前中は少し風が強かったが、天候に恵まれた。
こんな時期の好天の日は、いつもならパッと判断して、蔵王のお釜までのカンジキトレッキングに行くのだが、雑用の整理なんかで、おそらく今年最高の日和を逃してしまった。 ま、蔵王山も、天候も、雪も、次の機会を必ず与えてくれるんで、安心して甘えさせてもらった。あとは、私の世事の都合や健康や判断次第だ。 いつもの犬っ子散歩コースからでも、本当に珍しくタソガレドキまで、蔵王山系:竜山の稜線のその先に、地蔵岳とピークの熊野岳までクッキリと雲ひとつなく見えた。 蔵王山系に抱かれ、月山に背後を守られながら、日々暮らしているのが、なんとも有り難い。 |
週末なので、朝からカミさんと犬っ子達と、いつもの虚空蔵山(白鷹山)の北山懐へ。雪はまだまだ沢山あるし、杉林に囲まれた林道は完全アイスバーンというか、水が浮いたスケートリンク状態。
でも、確実に春が忍び寄って来ていて、ネコヤナギの花芽が綺麗だった。 ところで、今日は運良く、(shidareo/Aoyamaの方じゃなく)ホンモノのshidario(しだり尾)に会えた。 万葉集「あしびきの ヤマドリの尾の しだり尾の・・・」の中に出てくる、日本固有種のキジ科の、あの<ヤマドリ>だ。(全長:約55(♀)〜125cm(♂)で、英名:Copper Pheasant:山渓ハンディー図鑑「日本の野鳥」による。) 生き延びるため意外に賢く、且つ、山の人目に付き難い場所に住んでいてなかなか人前に姿を晒さないし、もし人に出会えばすぐに飛び去ってしまうので、写真に収めるのがなかなか難しい。 おまけに、専門の研究者も少ないせいか?、大まかな生態しか伝わって来ない。 犬っ子達も大騒ぎ!で、止めるのに一苦労。 っという事で、以前にも書いたが、私のIDである<shidareo>は、この写真の様に、非常に長い尾がしだっている(撓んでいる)様子を表現した<しだり尾>から借用させてもらっている。 でも<しだり尾>そのままだと、ピチピチと元気で若い印象が強いので、コナレて若干へタった感じも良いかなという事で、<しだれ尾:shidareo>とさせてもらった。 ともあれ、ヤマドリを写真に収めたのは、全くの「お初」の出来事なのでしたぁ。 ...もっと詳しく |
せっかく出てきたフキノトウはじめ道端の花々も、ヘコンでしまう様な天気が続いているが、そろそろ今日までだろうか?西蔵王高原もガスに包まれている。(日出時刻0556の20分後頃)
ガスのお陰で余計な背景が消され、西蔵王高原の稜線やテレビ塔まで見え、その背後にそびえる竜山までの空間というか空気感がなんとなく感じ取れて、あーそれなりに良い景色だなぁ〜と思う。 ところで、「あー自然って良いなぁ〜」なんてよく言うが、特に見知らぬ土地の初めての山なんかで、こんなガスに巻かれたりすれば、道迷いやヘタをすると遭難とか命に係わる事も起こりかねない。 この度の「トキ」が「テン」に喰われたとのニュースの中で、女性キャスターが「トキが可哀想。」と言った。 何故にキャスターがそう言ったのかは分らないが、それを単純に聞いた私なんぞは、一瞬、反射的に、同感というか共感を伴って、「可哀想なトキ」は被害者で、「襲ったテン」は加害者、という<ステレオタイプ的脳みそ>が働いてしまうから、厄介だ。 確かに、「トキを野生に戻す試み」が遅れてしまうのは残念だし、「喰われたトキ」はちょっと気の毒だ。でも、「野生のテン」にとっては、目の前に美味しい獲物がいるのだから、喰おうとするのは当り前。 それに、「野生のテン」の姿や顔なんかは、ものすごくカワイイ(その様に見える)。おそらく、そのカワイさは、国内哺乳動物の中でもピカイチの方だと思う。 米沢牛や焼き鳥を食べる時に、牛やニワトリが可哀想だ!という感覚はあまり無いのがおそらく普通じゃなかろうか? 「発酵」も「腐敗」も、酵母やバクテリアなどの<自然の働き>という意味では変らない。唯一の違いは「人にとって益か?害か?」だそうである。 ひとくちにはなかなか言えないが、自然ってやはり<ママナラナイもん>だし、おまけに、人の世もなかなか<ママナラナイもん>だ。 ...もっと詳しく |
先週の土曜の事だが、週末恒例の犬っ子達との山散歩に出かけた。天候的には曇天で無風に近い濃霧。例年なら雪がしまって歩きやすいのだが、今年はザクザクと抜かってしまい、歩き難い。
虚空蔵山(白鷹山)山裾にあるほぼ廃村状態のT字路脇に静かに立っている、ただの一本の木に何故か目が行った。霧の不透明感の中、複雑に絡み合ってしまい迷路になってしまった様な枝なんかの、コントラストがちょっと気になったのかも知れない。 もう討ち捨てられた様相で、手入れなんかされてはいない。だけど村の盛衰をずっと見て来たんだろうなぁ、などと想った。春からの農繁期、夏には子供達のはしゃぐ声、秋には採ってきたクリやキノコを仕訳けする姿、そして冬の静寂・・・。多くの人が去ってしまっただろうけど、なんだか、それだけに静かな強さを感じてしまう。 ま、私も犬っ子達なんかと時々は来るし、何時か息子達にも話しておくから、倒れたりしないで欲しいな。 |
3日前頃よりちらほら見かけてはいたが、今朝の犬っ子散歩コースの道端(南側)にぺんぺん草(ナズナ)もちゃっかり顔を出していた。(日出時刻06:01の15分後頃)
春の七草のひとつなんで、当地の本当の季節感としては、やはり今頃なのかも知れない。でも今頃「春の七草」と騒いでみてもイワユル「市場」というか、メディアが作り出している全国一律的幻想としての季節感である「春の七草」には完全に乗り遅れている。この<ズレ>というものが、自分の中で、なんとも拭いきれない違和感として残るのは、現状では仕方ない事なんだろうなぁ。。。 ところで、昨日の朝にようやく近所でも沢山の「フキノトウ」を見かける様になった。 まだツボミも締まっていて、ハシリとして楽しむなら丁度良いと、すかさず摘んで来たのは言うまでも無い。 「春は苦味」をキーワードみたいにしてるが、ようやく春の味覚がスタートしたなという実感がある。 |
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家に転がっている、通称:蔵王石などと呼ばれるコケムシタ石にも、淡く雪が積もっていた。
なにげに、<石の記憶>・・・かぁ。。。なーんて、言葉が勝手に出てきた。
出生はもちろん蔵王なのだろうけど、いつ、どうやって生まれて、どこに居て、どこをどう転がって、今、ここに在るんだろうか?そして、何を見てきたんだろうか?
そして、たった今、そんな風に見ている私(という現象)が在った事も、その記憶の中に留めてくれるんだろうか?
・・・そこから先は、「また別の物語」と、しとこう。。。
石に、脳みそがある訳でもないしね。
あれっ? でも、メモリとか記憶媒体って、元々は石コロだしなぁ・・・。
????
ま、いいかぁ〜。(汗)