やまがたでの日々の暮らし・自然・風景

日記
今朝になって、ようやく光と色が戻ってきた感じだ。

雪で押されてしまった土手のスイセンも、
少しだけ首をもたげて、ホッとしているみたいだ。

ま、ホッとしているのは、
自分の方じゃないかとも思うのですが。。。

っという事で、

やまがたは、今週辺りから
春の佳境に向うのではないのだろうか???

(今度こそ裏切られなきゃ良いのですが・・・)
未明より降り始めた湿雪だったが、あっという間に積り始めた。

すでに夏タイヤに交換している人がほとんどなのに、
これじゃ冬用タイヤでないと動けない。

せっかく咲き始めた「桜」も、雪をかぶってしまった。


この度のアイスランドでの火山はじめ、中国やチリなどでの地震・・・。
こうも重さなると、かなりの楽天家である私も、
「やはり、地球が怒ってるのかな?」などと、ちょっと心配に。。。

ま、

今日の雪で喜んでいるのは、うちの犬っ子達だけかも知れない。

積もった雪の上で思いっきりレスリングを始めるし
この「ノー天気」さには学ぶべきものがある!・・・のかなぁ???
風は収まったが、しっとりと寒いという感じの朝を迎えた。
犬っ子散歩コース内では、梅に混じって、桜がやっと咲き始めた。

ま、山形市内の桜の名所的なところでは、
カレンダー通りライトアップだけが始まってはいるが、
お花見そのものは、もうちょっと先になるだろう。

こんな年は、GWの米沢上杉祭りは、
うまくすると、桜の下でという事になりそうな。

果樹畑の側の花梨(カリン)の新芽も出始めていた。

きちんと剪定されている。

他の果樹の受粉を助けるから、という話だが、
もしかすると、香りで蜂なんかを寄せるのかな?
詳しくは分らない。

でも、また半年後頃にカリンのジャムを作って、
美味しいパンを食したいな・・・などと。。。
今朝になっても天候の荒れが残っていて、バラバラと雪が降っている。
ちょっと遠望すると、山形市内:千歳山の方には雪雲が。

会う人毎に・・・「もう4月半ばなのに、今年はヘンだね。」
という会話が挨拶代わりになってしまい、
特に天候に大きく左右される農家の方ほど大変そうだ。

ま、お天道様は、毎日、間違いなく空に昇っているし、
植物達も生きる力を持っているんで、
ここで暗くなってても仕方ない・・・などと、思ったりも。

道端の「ナノハナ」も花芽までつけてはいるが、未だ咲けなくているのも多く、

言わば食べ頃でもあるので、朝食に添えてみようかと、今日はちょこっと摘んで来た。

畑のものよりもちょっと固いが、その分歯ざわりがしっかりしていて、
ちょっとほろ苦くも、春先の味覚である。
山鳴りみたいな風の音で目が覚めた。すでに雪雲と風に覆われている。

こういう低周波というか重低音ノイズは、オオカミの鳴声の様に、
人の太古の恐怖の記憶をフラッシュバックさせるんだろうか?
(サブリミナル効果に使えるかもね・・・。)

ともかく、どんな天候でも犬っ子達との散歩は欠かせない。
犬っ子達との約束は守る。だから犬っ子達も裏切らない。
例え犬と言えども、人の勝手なご都合だけでは通らないし、
或る域からはアメとムチも通らない。見透かされる。
信頼関係とか絆というものは、そんな小さな積み重ねから
育まれてくるモンだと思っている。

っという事で、

こんな悪天候にも関わらず、
ゴアテックスウエアに身を包み、お散歩に・・・♪

せっかく咲き始めた「ユキヤナギ」も
強風と時折降りそそぐアラレ雪に、揺れていた。

「レンギョウ」も盛りの頃だというのに、

この雪まじりの荒れ方はあんまりだ。

20年近く前になるだろうか?
5月連休に雪が降った年の事を思い出した。
オシゴトで人に会った帰り道の脇で、立派なオスのキジが遊んでいた。
2月15日までなら猟師に狙われるかも知れないが、もう平気なんだろう。

ちなみに、キジやヤマドリは非常に美味しい!
「とり蕎麦」や「お雑煮」のお肉やダシに使かったり(日本酒が良いですねぇ)
また、ソテーして、フレンチっぽくベリー系果実のソースで食べたり。
(↑↑↑ブルゴーニュなどベリー系の香りのする軽めの赤なんかGoodです!)

・・・っと、ハナシが逸れた;;;。(また別の機会に!)

「(天候が)荒れる前は、キジが遊ぶ」と聞くが、
経験的にも本当だと思うし、実際に今日も間もなく荒れる予報が出ている。

天気が悪いと・・・羽は濡れるし、体温は奪われるしで、
おちおち外出も出来なくなるだろうしね・・・。

ま、3日間位の栄養ストックが体内にあるらしいが、
荒れる前に出来るだけ食べておくにこした事はないので、一所懸命に餌を捕る。

また、特にこの時期のオスキジは、「ケン・ケーン」とよく鳴いたり、
「ボ・ボボボッ」と羽を震わせたりして、テリトリーを主張する。
だから、そろそろ婚姻色も強くなって来ている。

キジの世界は一夫多妻制だそうである。

だから、他の弱いオスを余所へ追いやりつつ、多くのメス達からは
「カッコいい!×強そう!」と思われなきゃならん。
でも、いつ形勢が逆転するか分らないという不確定要素も。。。

つまり、とりあえずエネルギーがいっぱ必要って事だ。

そんなオスキジの立派な姿ではあるが、
ここだけのハナシ・・・私自身も、なんとなく怖い(!?)のである。(汗)
どうにもワカラン不安定なお天気になりそうだ。

東の山々は霧や雲に隠されていたが、西からは晴れ間が迫ってくるし、
散歩しているオバサンは「雨が降ってくる」と言うし、
天気予報では、気温22℃にもなる様な事も。

しかし、意外に動物達の活性も高く、
地カモ(カルガモ)は、ツガイづくりの準備なのか?、
それとも産卵場所のメボシを付け始めているのか?
水辺から草地の方に遊びに来ていた。


セキレイ科の小鳥「ハクセキレイ」も、その白い影がヒラヒラと遊び、
木に止まって辺りを見渡したり、おこされた畑近くで餌を啄ばんだり。


ところで、

最近、「廃墟めぐり」が流行っているらしい。
また、首都湾岸の石油コンビナードなども。

過ぎ行く「近代」への「侘び・寂び」感とも言えるかも知れない。

能の出し物にも、美女「小野小町」もあれば、
老女となった小野小町の「骸骨小町」というのもある。
そして、両方とも<美>というものを表現している。

いずれ、朽ち果てるも、新た芽も、壮々たるものも、
すべからく自然の流れであり、理でもあろう。

そんな流れの中に住む我々には、
<ハシリ>・<サカリ>・<ナゴリ>という
バランスが必要な様だ。
雨にアラレが混じり出し、バラバラと音をたて始めた。

犬っ子達は少し活性が低く、言はば<寝空(ネゾラ)>な様である。

道端のシバザクラも少しは咲き始めていたが、
しばしの間、多くは花芽のままでこのままガマンかも知れない。


この週末は、夏タイヤに交換をしたり、総会やらなんかで
これから新年度に向う準備の日でもあった。
もちろん、犬っ子達を山に連れて行ったり。

特に今年は、おそらく55歳という或る節目の年なのか、
新たな「オヤク」とか「オシゴト」なんかをお預かりするものだ。

ま、この世のいろんな「預かりモノ」や「授かりモノ」を
私なりに遇していくのが、といあえず私のお勤めなんだろうと。

いずれこれからも、

「謙虚粛々日々精進」×「初心忘れべからず」×
「トライ&チャレンジメント」の連続の様である。
晴天の朝となり、放射冷却で一面に真っ白な霜が降りていた。

そして、陽が上がるに従ってその霜が融け出し、
葉っぱの先っちょに水滴をつくる。

それに朝日が反射して、キラキラキラと、
まるで、水滴の”スワロフスキー”だ。

ま、

背景に知らんフリして映り込む「ブルーシート」が気になるが、
あんまりメクジラをたてないで、穏やかに過ごしたいもンだ。


梅が見ごろになって来ているし、これから桜や桃も。

こんな季節になると、

黒澤 明 監督のオムニバス映画「夢」の中の
<水車のある村>を思い出す。