sfarm note

▼平成19年 味噌仕込み


 ここのところ一週間、加工部は一年で最も忙しい日々です。

 ようやく、今年の田舎味噌が樽に仕込まれました。


 添加物を一切使用していないため、商品として再び樽からでてくるのに丸一年から二年の歳月を要します。

 じ〜っと耐えて、熟成された味噌ができあがります。

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 水で戻した味噌豆を、手で簡単に潰れるところまで茹で上げます。

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 ふっくら、うまそ〜な豆たち。

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 これまた年期の入った、「豆ミンチ機」において豆をミンチ状につぶしてゆきます。祖母の母も使っていた、非常に古い機械。

 「昔の人はよく考えたもんだねや。」

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 ミンチ状になってつぶれた豆のペースト。これまたうまい。つまみぐいがはかどります。

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 あらかじめできあがっていた「こうじ」と、つぶしてペーストになった味噌豆を手でこねこね。タネ水も忘れずに!!

 こちら、かなりの重労働。味噌豆がアツアツなので、「あ〜っじ!(あ〜っつ!)」と悲鳴をあげながらまぜまぜします。

 こうじ、塩、味噌豆たちが均等に混ぜ合わされたら、少しずつ(といっても、10sから20sあったんじゃないかなぁ。)鍋やらボウルやらに移して樽へ入れます。

 あとは樽場の支配人、恵子部長に引き渡し。彼女の全重量をかけて、樽に入ったできたて味噌を踏み込みます。ここは横綱に任せて正解でしょう。

 一年後が楽しみです。

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 ▲仕込み中の一コマ。一生懸命、講義してます。講義内容は、「手作り味噌における、塩の分量と発酵の進み方」。
 
 
 
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2007.01.29:sfarm

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