精のノート
▼マダリソの思い出 ウッキー!!!
週末久しぶりに雪が降った。
よくもまあこれだけ降るなというほど。
すると?ザンビアからメールが届き、向こうでは毎日雨だとか・・・。
確かに今(12月から3月)は雨季で僕がザンビアにいたころも雨季には毎日雨が降っていた。
特に最初の年は記録的な大雨の年で、その影響もあって停電もひどかった。
朝から降り続く雨、どんよりと重たい雲に気分が滅入り、活動も雨の影響を受けてうまくいかないことも多く、精神的に相当落ち込む日が多かった。
でも
でも楽しかった雨の思い出がある。
雨季のサッカーの練習は大変で、昼前から降っていると傘を持たない子供たちがほとんどなので人がなかなか集まらないし、集まってもグランド?(空き地)の水たまりがひどく(ほとんど川)、どうしようか頭を悩ませた。
多くはコミュニティセンターの中で筋トレや基礎練習、あるいはサッカーの基本戦術についての勉強会を行っていた。
でもその日、朝降りだした雨は昼前にやんだ。
だから、そう多くはないが、子供たちは集まってきた。
グランドを見に行かせると
「コーチ、いけるぜ!!!」
とのこと。
多少、水たまりはあってもまあいいかと練習を始めようとすると・・・・
突然のスコールが襲ってきた。
あれ?降ってきたか?と思う間もないほどに急に降りだした大雨。
子供たちもこれには大騒ぎ。
もう濡れたどころの話ではなく、みんなが開き直った。
もういい、みんなでこの中ゲームをやろうと。
当然サッカーシューズなどはかないので裸足でのプレー。
僕も彼らと一緒に裸足になってプレー。
滑る滑る。僕も子供たちも滑りまくって転びまくって泥だらけ。
僕もドリブルをしようにもボールを蹴ろうにもいちいち転ぶ。
するとみんなが大笑い。
こうなるともう何が何だか。
ゴール前の水たまりにダイビング、スライディング。
真剣にシュートしようとして転ぶ仲間に笑い、止まろうとしてるだけなのにスライディングになる仲間にまた笑い。
とても楽しかった。
最後には雨も上がり、みんなで裸になって大きな声でザンビアの勝利の歌を歌った。
雨の日になると必ず思い出す。あの子供たちと一つになった泥まみれの日を。
画像 (小 中 大)
2010.02.08:sei36
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