セイシバタ
▼中でも『少年』は、いとおしい本...
この写真の本は、昭和50年5月10日発行の15版。北杜夫の「少年」です。
『友情』『狂詩』『牧神の午後』『パンドラの匣(太宰治のそれではない)』の次に執筆したのが『少年』となる。処女作といわれる『幽霊』の原型とも言えそうな作品かもしれない。
中学校の時に文庫本をお小遣いで買って、、、”友達に貸したら”返ってこなかったので、学生の頃”もう一度よみたくって”郡山の古本屋さんで購入したもの。10代、20代、30代、、と本棚から取り出しては、この挿絵や北杜夫の叙情あふれる繊細な言葉にふれるたび、時間の流れをかんじる不思議な本ですね。
トーマスマンの『トニオ・クレエゲル』にハマルきっかけになった本でもあり..
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2005.09.09:sei
[2005.09.09]
夢のなかで、なにかふしぎな白い丘を凝視して... (SEI)
[2005.09.09]
北杜夫の秘められた青春小説 (SEI)
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