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▼人、世界、そして、Buddy

今度、母校の大学で一日講師をすることになった同級生から「あなたにとって大学はどんな場所だったか?」という質問を受けた。考えたことがあるようで意外にないテーマだったので、その同級生に送った返事をここに載っけてみた。

前半の数年は、正直、大学に行っていなかったので“遊ぶための時間を提供してくれた所”としか言えない。バーテンダーとして、夜の商売にどっぷりだった。でも、今となって思えば、その経験がアメリカで生きてる。あれだけ呑んで自分をぶっ壊したこと。でも、その度に、自分を再構築して少しずつ成長していけたこと。たくさんのお客さんとのお酒を介したコミュニケーションから、男女の話、人生の話、なんだかんだ言って“世界は人で回ってる”ってことなどなど。そして、何より、その時に出会った最高の友たち。だから、端的に言えば、“人”の重要さが分かった時期だった。

対照的に後半は世界に対する知識欲にかられた時期だった。ヨーロッパを一人旅してからは“自分は何も知らない。もっといろんなことを知りたい”と思い、学ぶことに素直に謙虚になれた時期だった。卒業後、今度はそれが、留学資金をためるための仕事と勉強のハードな生活を丸4年間耐えさせてくれたし、さらに、アメリカに来てから、辛かった大学院、就職、そして、今現在の仕事を支えてくれている。だから、言ってみれば、大学後半は、“世界”を知ることの重要さが分かった時期だった。

ゆえに、今回、自分にとって大学とはどんな場所だったかと改めて聞かれれば、答えは「幸運にも人生の中で大事なものを見つけることができたところ」だろう。

“人”と“世界”。

どちらも別々に存在しているようで、どちらも切って切り離せないほど重要な存在。

前半の遊びの中で学んだ“人”の大切さ。後半の旅行後に生まれた広い“世界”に対する好奇心。そして何より、自分のしていることをわかってくれる一生のBuddy達に出会えたこと。

同級生に聞かれて、初めてこのテーマについて簡単に自分の意見をまとめてみた。こういう機会を提供してくれたBuddyに改めて感謝。
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2005.06.21:えのっち
[2005.06.24]
人、世界、そして、Buddy --comment (enotch)
[2005.06.22]
人、世界、そして、Buddy --comment (あらひゃン)
[2005.06.22]
人、世界、そして、Buddy --comment (あらひゃン)

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