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▼菊花賞を解くカギ

一見、混戦に見える今年の菊花賞。しかし、過去のビデオとデータを徹底
検証した結果、菊は宝塚記念に似ていることが判明。カギはやはり、SS産駒と
ラップ。勝ちを急ぎ、坂の下りのはじまり、つまり、残り800Mから11秒台の
ラップに突入したSS産駒は直線止まる。

99年は前半3F 39.1−上り3F 34.2。最後の4F以外全て12秒後半−13秒前半
という超スロー。逃げ馬不在が生み出した典型的上がりのレース。レースは
早めに仕掛けたトップロードがオペラオーの末脚を完封。これが
残り800Mでのラップを11秒台に上げ、結果、当然、SS産駒惨敗。

00年は前半3F 36.1−上り3F 36.1。レースは残り800Mでラップが11秒に突入。
SS産駒苦戦の展開のはずが、中段内ラチ沿い追走のSS産駒エアシャカールが
直線内突き、トウホウシデンの猛追しのぐ。しかし、これは武の好プレー。
彼が仕掛けたのは残り600M。対照的に、残り800Mで仕掛けた1番人気のSS産駒
アグネスフライトは5着惨敗。他のSS産駒も惨敗。2着3着はBT。

01年は前半3F 37.3−上り3F 35.3。逃げたマイネルデスポットが2着に残る程の
超スロー。勝ったのは中段からSS産駒特有の斬れを発揮したマンハッタンカフェ。
これはSS産駒が勝って当然。なぜなら、ラップが11秒台に突入したのは、残り
600M。後ろにいた1番人気のトニービン産駒ジャングルにはきつい展開だった。

02年は前半3F 34.6−上り3F 35.4。勘違いしたローエン君の逃げで、何と、
最初の1200Mが12.9-10.7-11.0-11.7-12.0-12.4。その後の1200Mは
13.6-13.7-13.5-13.2-13.2-12.6と超乱ペース。これでSS産駒惨敗確定。
自分のペースで後方を進んだステイヤー、ヒシミラクルとファストタテヤマが
直線ズドン。

03年は前半3F 35.8−上り3F 35.8。1,2番人気のSS産駒ネオ、ゼンノの切れを
残り800Mで早めに仕掛けたダンスインザダーク産駒ザッツが封じる。アンカツは
知っていたのだろうか?SS産駒の斬れは600Mまでということを。SS産駒リンカーンが
2着だが、通過順位の08-08-12-11をみれば、横ノリが仕掛けを遅らせたのは明らか。
他のSS産駒は当然惨敗。

さて、今年の菊花賞。コスモバルクの参戦で、坂の下りからのペースアップは
確定的。SS産駒にはきつい展開になる。 まるで今年の宝塚記念時に述べたことと
同じだ。タップのレースぶりのように、バルクのレースぶりは
SS産駒が最も苦手とするもの。

現に、バルク自身、百日草特別でハイアーゲームを。ラジ短でミスティックエイジ、
ハイアーゲーム、ブラックタイドを。弥生賞でハイアーゲーム、グレイトジャーニーを。
皐月賞でもスズカマンボ、ハーツクライを、ことごとく破っている。ダービーのように
暴走しなければ、バルクがつくるペースはSS産駒には「天敵」なのだ。

では、バルクが勝つのか?道中、13秒台を2回刻めれば勝つだろう。しかし、あの
ダービーの暴走のイメージが頭から離れない。故に、当日のイレこみチェックは
最重要。秋華賞のダンスの件もあるし。落ち着いていればOKだ。ペースメーカーの
コスモステージが抽選で出てきたら更に良し?

そして、バルクのペースで問われるのは底力。ND4X5のスズカマンボがSS産駒筆頭か?
アンアツも怖い。かなり注目しているのはナスルーラ4X5, ネアルコ5X5のオペラシチ−
とナスルーラ5X5のホオキパウェーブ。この2頭は根っからのステイヤーとみる。
ペース次第で台頭あり。

2004.10.20:えのっち

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