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▼秋華賞過去ビデオ検証と予想

秋のGI第1戦。スプリンターSで◎カルストンライトオーの逃げ切りで見事的中!調子に乗って第2戦目秋華賞の予想を発表する。今回は2000Mに変更後の秋華賞過去8年間のビデオを徹底検証。難解なレースを解く驚愕の事実が浮かび上がった!

SS産駒全盛の昨今。しかし、意外とSS産駒が苦戦しているのが秋華賞。勝ち馬を見ても、ファインM(父デインヒル)、TMオーシャン(父ダンシングB)、TTタック(父サッカーB)、ブゼンK(父モガミ)、ファレノP(父BT)、Mドーベル(父Mライアン)、Fラフイン(父Fダンサー)と"バテない"血統の馬ばかり。8頭中5頭がND系なのも見逃せない。

逆にSS産駒が勝ったのは去年のスティルインラヴ。しかし、このレースは向こう正面でペースが落ち着き、直線の瞬発力勝負。2着がアドマイヤグルーヴだったことからも、いわゆるSS産駒の得意パターンだったのが分かる。しかし、昨年以外はSS産駒は惨敗続きだ。それはなぜか?

理由は秋華賞の舞台が京都内回り2000Mという点にある。「女心と秋の空。」ただでさえ、カリカリして不安定なこの時期の3歳牝馬に、このトリッキーなコースが作り出すもの。それは、ずばり、「乱ペース。」

典型的な例は1999年の秋華賞。「先行」した「武」騎乗の「1番人気」の「SS産駒」トゥーザヴィクトリーに他馬が殺到した結果のハイペース。勝ったのは最後方追走のモガミ産駒ブゼンキャンドル。2着にリアルシャダイ産駒クロックワーク。馬連9万馬券という大波乱だった。

さて、今年の秋華賞。このトゥーザヴィクトリーに酷似している馬がいる!それは!「先行」「武」「1番人気」「SS産駒」。そう。それはダンスインザムードだ。ダンスインザムードの強さは今更言うまでもない。しかし、もし、今回、桜花賞のように強気の4角先頭のレースをすれば、「キレるがバテる」SS産駒の弱点が出る可能性は否定できない。

今回、出走登録馬をざっと見ると、SS産駒11頭とまるでSS産駒の運動会。断然人気のムードをつぶしにいったSS産駒は間違いなく止まる。この状況で必要なのは「キレ」ではなく、直線で「バテない」「底力」がある「血」なのだ。

では、底力のあるバテない血を持つ馬はどの馬か?それはヤマニンの2頭。ヤマニンシュクルとヤマニンアラバスタだ。

シュクルの父はあのトウカイテイオー。皐月賞、ダービー、ジャパンC。そしてあの涙の有馬記念。シュクル自身、距離2000Mはベストではないか。ND4X3も入っていて「底力豊富なバテない血」の代表格。直線もがくSS産駒をバッサリ斬れ!四位!

一方、アラバスタ(私のオークス本命馬)の父はジャパンCを鬼足で制したゴールデンフェザント。母父タマモクロス。ナスルーラ5X5。グレイソヴリン4X5と底力の塊。不器用な面は否めないが、ハマれば爆発する。新たな芦毛伝説の始まりだ!大外ぶん回せ!ヨシトミ!

その他意外に「底力」がある馬はND4X4のスイ−プトウショウ。キレる馬のイメージが強いがNDのインブリードには驚き。京都3戦3勝、ローズS組と、秋華賞を勝つためのデータも後押し。今回は肝を据えて直線末脚勝負!デュランダル並みの鬼足を引き出せ!池添!

では、当の断然人気のSS産駒ムードに底力はあるのか?ズバリ、ある。言わずと知れた「超」良血。姉ダンスパートナー、兄ダンスインザダーク。このダンス一族の強さはAlmahmoudの4X5とネイティヴダンサーの5X5のおかげだろう。キレ+底力。乱ペースでも直線踏ん張れる血統背景。ただ、人気程抜けているとは思わない。

ローズS勝ちの上がり馬レクレドールは血統的に意外に底力なくパンチ力に欠く。兄ステイゴールドがブロンズコレクターだったのは、このあたりが影響したのか?あくまで抑えまでだろう。アンカツが乗らないのが痛い。

レース展開は、早め先頭のムードに襲い掛かる、シュクル、アラバスタ、スイ−プ、最後にレクレドールといった感じ。ペースと馬体重の読みが難しいので、印は直前に。ペース次第で順位が入れ替わりそうなのでBOXで手広く。


2004.10.14:えのっち

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