居酒屋ぎゃろっぷ

えのっちのBuddyたち
エリ女は意外に先行有利のレースが多く、格より展開で好走するのが多い。差しに人気が集中する今回絶好の狙い目がバトラー。4角で並びかけられるようなら辛そうだが、そこで突き放すようなレースをすればコーシローの出番があるはず。外からくるのはやはりスイープかアドグルか?この3頭の3連単ボックスを厚めに勝負!男馬相手にもまれたのはアドグルやスティルだけではないはず。スティルに復活の期待もあるが…今回は消し。

あまり話題にもならなかったが、ヤマニンの屋根が替わった。江田照→松永。「スイープみたいに切れるわけではないから、この馬の届く位置から競馬をする」為の乗替り。私の見解は基本的に前残りなので、まぁ最後はかわされたとしても、掲示板には先行した馬がのるはず。アラバスタが5、6番手くらいで折り合えば、2着に持ってくるだけの物はあるはず。バトラーとアラバスタを2頭軸にしたマルチを追加して、高配当ぎぇ〜っと!相手は人気2頭で十分!
先週はお勧めしたチェンジオブペースのAA馬レニングラードが快勝!今週のエリ女もAAまたはAAA馬はいないかと探してみたら居た!それも一頭ずつしかいない!

◎はAAA馬エルノヴァ。前走の府中牝馬は距離不足とスローペースに泣かされただけで最後は良く伸びている。調教良し。ぺリエと藤沢の最強コンビ。人気の盲点になるため、配当的にも美味しい。単複買うべし!

○はAA馬スティルインラヴ。この馬が走らない時は馬体重が全て460kg台と重い斤量。450kgでは負けない。本命党の方には、むしろ、この馬を推す。典型的に叩いて走る馬。京都では負けない。

▲はスイ−プ。京都全勝。買わないわけにはいかない。以前にも書いたが、この馬が強いのはNDの4X4のおかげ。今回の▲評価は展開が向かなそうだから。差しがとどくか?

☆は大好きなメイショウバトラー。去年は惨敗だが、今年は逃げに粘りが加わりしぶとくなった。単騎で逃げられれば面白い。同型オースミハルカは1800Mまでの馬。2200Mではバトラーがゆずらない!

この四頭が中心。人気のグルーヴは天皇賞からというローテーションがいかにもきつい。そして人気ほどあてにはならない。最後に今回もぺリエとルメールの外国人馬券は買っとこう!
しかし、当たらない。簡単に考えよう。アル共はレニングラ−ドに◎。チェンジオブペース的にAAの馬。(天皇賞もAA馬ゼンノロブロイが勝った。)父トニービン。ハンデ56kgは軽すぎでは?○は上がり馬グラス。長距離のリアルシャダイ産駒らしく2400M以上[3302]。そして、東京[3002]。更に調教良し。▲は超スローで逃げ一発怖いニシノサブライム。ハンデ53kgに勝春。皆が買うと来ない。皆が買わないと来る。勝春とはそういう男。今回は皆が買わない。だから俺が勝ってやる!
前半1000M60.1秒という予想外のスローの展開。1着に母系がスピード系のロブロイ。
2,3着にキレ勝負の牝馬が来たことからも、「底力勝負」とは全く逆の「直線だけの
瞬発力勝負」という全くレベルの低い天皇賞だった。SS産駒が1,2,3着を独占したの
は当然の結果。◎ナリタは流れ不向きの中、後方から追い込んで6着。今後も注目。
そして、今回の上位馬がJC、有馬で人気になってくれればありがたい。タップさえ
帰ってくれば、今回活躍したキレ勝負のSS産駒に出番はない。


トーセンダンディはローエンと喧嘩することを選ぶ?ローエンは快速とか言われてるが、単なる行きたがりのバカ馬にすぎない。G2好走→G1凡走のタイプでしかない。そう考えればトーセンダンディは押す、押す。でもペースは平均?展開はやや縦長。先行有利は自明の理。しかし府中の2000ならまくるタイプに穴がいるはず。公言していた通り、ヒシミラクルでいい筈なんだけど、一年ぶりを割り引いて、▲。しかし前売りオッズを見ても、混戦。その上の雨予想。ナリタ、シルクを筆頭に安田の1、2着馬、バランス、サクラ、リンカーン(母父トニービン)など、3連単では自爆必至か?

今年の秋の天皇賞を解くカギは3つ。ペース、血統、コース、そして、世代格差だ。

まず、ペースと血統について。何度も言うが、SS産駒は淀みないペースに非常に弱い。道中、追走に脚を使ってしまい、最後の直線でおつりがなくなるのだ。逆に、強いのは、いわゆる「底力」系の血のインブリードが入った馬。先週の菊花賞も、バルクが作ったペースに人気SS産駒総崩れ。勝ったのはND3X4のデルタブルースだった。

次に、天皇賞のコース形態。「府中の二千メートルには魔物が棲む」と言われる。1コーナー奥のポケットがスタート地点の為、すぐに2コーナーでペースが上がる。過去の天皇賞で多くのSS産駒が惨敗した理由はここ。府中の二千メートルはSS産駒が得意とする舞台では決してない。

そして、最後に、世代格差。ずばり、現5歳世代が一番強い。今年行われた古馬混合レース(平場、重賞も含む)で圧倒的に勝っているのは現5歳世代。春の天皇賞、宝塚記念でも、現5歳世代の活躍と現4歳世代の情けなさが際立っていたのは記憶に新しい。

さて、今年の天皇賞。ペースはローエンの参戦でスローにはならない。SS産駒にはきついペースになる。くどいようだが、ここで大事なのは底力がある血統。そして、勝ち馬は必ず現5歳世代から出るとみる。

最有力は「府中はトニービン」の格言でおなじみトニービン産駒の◎ナリタセンチュリーと○テルグノシス。過去の勝ち馬にはチトセオー、エアグルーヴ、オフサイドトラップ。昨年3着のテンザンセイザは、何と10番人気。長くいい脚を使うが、加速に時間がかかるトニービン産駒に府中の長い直線はピッタリ。とにかく、府中は走る。

さらに、ナリタセンチュリーにはネアルコの5X5、テルグノシスにはナスルーラの5X5が入っていて底力は申し分ない。それぞれ、前哨戦の京都大賞典1着、毎日王冠1着。理想的ステップ。最強5歳世代。例年なら1、2番人気ではないのか?弱い現4歳世代のSS産駒が人気になってくれるおかげだ。3連単の軸2頭固定で勝負できる。

相手筆頭はNDの4X4が入っているマーべラスサンデー産駒シルクフェイマス。春の天皇賞でも大崩れせず、ハイレベルの宝塚記念で先行し、タップに真っ向勝負を挑んで最後までバテなかったのはこの馬だけ。これもND4X4のおかげだろう。これも現5歳世代。

現5歳世代で他に注目すべきはヒシミラクル。ナスルーラの5X5。バテないサッカーボーイ産駒。元来、叩き良化型で、久々でどこまで、といった感じだが、現役GI3勝馬。底力だけで勝つ可能性はある。調教が実践に結びつくタイプなのでどこまで調子が戻るか?最終追い切りに注目。

結論は「府中はトニービン。」距離と展開で◎ナリタセンチュリー。だが、○テルグノシスも差はない。安定感と展開で▲シルク。底力で一発×ヒシミラクル。今年の主役はズバリ5歳馬だ。

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おまけ

例外的に、過去10年で天皇賞秋を勝ったSS産駒は2頭。しかし、それには理由がある。99年に勝ったスペシャルは武のファインプレイ。前半3F 35.0−上り3F 36.3のハイペース。通過順14-14-12が示すとおり道中一度も脚を使わず、肝を据えて後方追走。直線半ば、SS産駒特有のキレを爆発させた。武ゆえに出来る芸当。今年はアドマイヤグルーヴで参戦だが、母エアグルーヴには、現時点で及ばない。無印。

もう一頭は96年のバブル。しかし、これはSS産駒が勝って当然のレースだった。なぜなら、レースは前半3F 36.3−上り3F34.7の上がりの競馬。通過順03-03-03のバブルは、当時、古馬3強と言われたトップガン、ローレル、マーべラスが後方で駆け引きしてる間に、このスローを利して先行して勝っただけだ。翌年は、トニービン産駒の牝馬エアグルーヴに直線差し返された。やはり、「府中の鬼」には敵わない。