居酒屋ぎゃろっぷ

えのっちのBuddyたち
この有馬ウィーク。一貫してデルタを押してきたがプラス18kgの意味をどう捉えるか?今週の調教は馬なり。ラストは11秒だったが全体のタイムは遅い。この緩めの調教が馬を甘やかして太らせたのか?それとも、成長のスピードが我々の想像を超えているのか?どちらだ?

注目すべきはシルクの体重。ベストに戻った感じだ。今年一番のハイレベルレースをあげれば宝塚記念のガチンコ勝負。そこで勝ったタップは一番強いと思うが、今回は70%の出来。ならば、そのレースでタップに真っ向勝負を挑み2着だったシルクの評価はもっといいはず。意外に盲点なのかも?

あと一時間しかないのに◎が決っていない。タップ、デルタ、ミラクル、シルクに絞られた。
有馬記念ともなるとどの馬も調教がいいのは当然だが、どの新聞もミラクル絶賛なのが気になる。今更印を変えたくはないが、デルタのこともちょっと誉めすぎの感がある。その年の菊花賞馬で勝ったのはいずれも直行。JCの反動は目に見えないだけだと思うけど…。さらにバルクのマーク宣言。馬と喧嘩する気か五十嵐?後ろのG1馬を前でマーク出来るか五十嵐?ちぐはぐなレースになりそう。スロー予想が本流になりつつあるが、私は厳しいペースになると思う。逃げるのはタップか?藤沢がコイントスあたりを行かせるのか?もう一度熟考します。

単刀直入に言おう。有馬記念を勝つことができるのはHail to Reason系の父にNearco系の母かNearco系の父にNearco系の母だ。下記を見ればそれは明らか。

西暦 有馬記念馬   父系      母父系
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2003 Sクリスエス Hail to Reason Nearco
2002 Sクリスエス Hail to Reason Nearco
2001 マンハッタンK Hail to Reason  Ribot
2000 TMオペラオー Nearco Nearco
1999 グラスワンダー Hail to Reason Nearco
1998 グラスワンダー Hail to Reason Nearco
1997 Sジャスティス Hail to Reason Fair Trial
1996 サクラローレル Nearco Klairon
1995 Mトップガン Hail to Reason Nearco
1994 Nブライアン Hail to Reason Nearco

今年の有馬記念。この組み合わせに該当するのは、血の濃い順に
デルタブルース(SS系XND系)
シルクフェイマス(SS系XND系)
コスモバルク(ND系XPrincely Gift系)
ハーツクライ(SS系XGrey Sovereign系)

いよいよ、今年の菊花賞馬に傾きつつある今日この頃だ。
今日は当然、調教結果の吟味。

案の定、ミラクルが上昇してきた。馬場状態が良かったとは言え、坂路52.6 38.5 13.1はいい。欲を言えばラスト1Fを12秒台で来てほしかったが、体勢整った感。後はペースと枠順がカギ。ご存知の通り、この馬はきれないがバテないタイプ。道中などおっつけっぱなしだ。だから、ハイペースで他の馬が下がって来てくれないと勝てない。さらに、ものすごく不器用。だから、中山はおそらく苦手だろう。外に出せなければ、ただのどんくさい白い馬。故に勝つためには「よどみないペース」と「外枠」という条件がつく。今年の有馬は、バルクのロブロイ徹底マーク宣言でペースが落ち着きそうなのが気がかり。

逆に展開が一番向きそうなデルタブルースが、予想通りどんどん成長している。馬なりで前半楽だったとはいえ、ラスト1F11.6はきれた。注目しているヒシミラクルともにこちらも「菊花賞馬」だが、実績、ステップ、血統、展開、その他、どれも素晴らしく、今の所、僕の中で本命に一番近いところにいる。

注目のタップの回復だが、どうやら7分程度らしい。タイム自体は悪くないが、この馬が走るときは威圧感があるほどの調教をするらしいので、その点がなかった今回は気がかり。上昇中ではあるのだろうが…また、直前の現役続行宣言も気になる。勝負は来春のGIか?ただ、展開はバルクのロブロイマークでタップに有利。

他に調教で気になるのは、全体の時計を79.3 65.0 51.4 38.1 12.6 でまとめたシルク。 ロブロイ、バルクの調教は現状キープの感で上がり目はないだろう。明日も橋口軍団の調教があるので調教の結論はペースと展開を含めた明日の記事で。いよいよ決断の時が迫って来た。
今回は「おつり」と実績について。

TMオペラオーやクリスエスが出るまでよく言われていたのは「JCで最先着した日本馬は有馬は勝てない」という格言。実際、「天皇賞→JC→有馬」のローテーションはきつく、JCで燃え尽き、有馬では余力がなくなる。つまり、おつりがないのだ。

さて、今年の有馬。例年と違うのは「おつり」ない馬と上がり調子の馬がはっきりと分かれいる点。一番注目すべきはヒシミラクルだろう。典型的な叩き良化の馬。JCで果敢に先行する姿を見て、「次は狙える」と確信した記憶がある。

同じ、またはそれ以上の上がり調子の馬はデルタブルースだろう。この秋にめきめき力をつけている。典型的晩成型菊花賞馬。今、この瞬間にもモリモリ成長している感じ。まさにトップガンやマンハッタンカフェ。「菊を勝つ馬は強い馬」の格言がまさに当てはまる。くどいようだがND3X4。底力豊富だ。

ほかには、天皇賞惨敗→JCをパス→体勢建て直し休養十分組のND4X4のシルクとND4X5とツルマル。また、タップも完調ではないが上がり調子なのは間違いない。

そして、何より、有馬はGI馬が強い。歴代の有馬の勝ち馬を見れば一目瞭然。それは当然、 GIの中のGI。King of Kingsを決める戦いだからだ。そうなると、やはり、ミラクル、ブルース、ツルマル、タップに俄然注目だ。

一番人気のロブロイは調教の具合からおつりがない感じ。バルクも幾らタフでも厳しいような。もちろん、いつまでも応援しているが…
やばい…私の本命はやはりミラクル。角田のJCのあとのコメント「次あたりはいけそうだね」府中で3角まくり気味に上がったのは京都3200を見据えてだろうが、休養の予定を変更しての参戦は勝算あっての事、ペースが上がりそうなのも向くはず。

対抗にデルタ。菊花賞馬は強い。外人や地方の騎手に手が合いそうだし、前走のようにタメても渋太く伸びる。

単穴には夢を乗せてバルク。一番勝つところが見たい。舞台は最高に整った。クラシック、JCはすべてこの日のためか?ホッカイドウの夢がある。夢以上の意地が五十嵐にはある。

押さえにシルク。秋天惨敗で人気がた落ちだが、府中の2000が合うはずもなく、今回の方が力を出せそう。後はタップ。問題は体調だけ。万全でなくても、普通なら勝ち負けか。

不気味なのはノリを配したハーツクライ。覚悟を決めたイン強襲とかなら圏内か。アドマイヤドンも虎視眈々と狙う。芝の方が走るって安藤勝己、今さら…。ロブロイもまるっきりの無印にはしにくいし(三連単で買う以上三着の目は押さえる)、なかなか楽しめるメンバーですね。あと5日、熟考します。