HOME > 記事一覧
口の宮・三渕神社の祭り
旧暦8月1日を「八朔のついたち(1日)」と呼んで、三淵神社の「おみどういれ」と称する祭り事を伝統的に私達は先祖から受け継いで来ています。その行事を昨日、氏子連中によって行われました。昨夜は総宮神社・安部宮司を招いて神事の話や三淵の由来などお互いに持ち寄った楽しい一夜を過ごした。三淵の神様は修験者の守り神として崇められ、又、地域の水神として氏神としても崇められています。逸話も豊富にありますが、何より長井ダム建設に伴い水没の危機にあり移転をどうするかが喫緊の課題であります。そしてこの度、宮司のご助言により屋敷地に存する祠を「口の宮・三渕神社」と称することとしました。本宮はご存知のように山中なるがゆえに簡単に詣でることは難儀なことです。そのため先人たちはこの地に祠をつくり祈りを奉げ祀ったものだと聞き及んでいます。祭礼の前日・当日・後日いずれの日にか雨が伴う。それは神の使いである竜神が雨雲に乗って降臨され、そしてお帰りするものと言い伝えられている。今年も現実のことである。古文書・由縁調書・書物も所蔵しているが更に収集しながら整理・編集してみたい。