山菜屋ブログ
▼「山菜屋どっとこむ」の名にかけて!!〜季節外れのふきのとう〜
知人から「お客様の相談にのって欲しい。」と、
相談を受けたのが5月の中旬頃だったでしょうか。
辺りはもう、葉桜が青々しく生い茂っていたように思う。
相談というのは
「ふきのとう」が欲しい。とのこと。
この時期にかぁ〜。。と思いながらも、
今年の大雪を思い、引き受けることにした。
でも、いつどれぐらいの量がとれるか保障は何も無い。
それでも待つ。と言ってくださったお客様のために、
『「ふきのとう」を探してきて欲しい。』と、みんなに声をかける。
この日から、
じっちゃんの じゃなくって。(^_^;)
「山菜屋」の名にかけて「ふきのとう」探しの日々が始まった。
まだ雪が消えなくて、先に進むことができない道。
雪と一緒に地面が崩れてしまい、通行止めになった道。
雪の消え際からどんどん大きくなってしまい、収穫が思うように行かない。
などなど・・・こんな報告が届く日々。
「北海道だったらあるかなぁ〜」
と思い、問い合わせてみたが、やはり
「今頃は無いなぁ〜。」という答えだった。
あ〜。。。北海道でも無理かぁ〜。。だったら山形にあるわけないかぁ〜。。
ん〜。。。断わるしかないかなぁ〜。。。
6月に入り、ちょっと弱気になる。
楽しみに待ってる方に申し訳ないなぁ〜。
でも、いつまでもこのままではいられない。
そんな気持ちのまま6月の第2週が終わっていった。
『よし、この次の日曜日。それまで待って駄目だったら断わろう。』
そう決心して3週目に入る。
月・火・水曜日の朝。。。。
いっこうに電話がなる気配もなく、無情に日々は流れていく。。。
すると、2時過ぎに携帯のベルが鳴る。
『採れたよ!ふきのとう。まだ、山から降りて来たばっかりで、重さは量ってないけど。』
『よっしゃ!やったぁ〜!!!』
山菜屋が誇る、山師の執念とプライドの勝利です!!
採れたふきのとうの量も、お客様がご希望していた量がしっかりとありました。
お客様に早速電話を入れ、発送の手続きをとる。
私どもを信じて、諦めることなくず〜っと待っててくださったお客様に感謝。
私どもの期待に応えようと必死に山を探し回ってくれた山師のみんなに感謝。
それと、わが庄内の山々のなんて懐深く偉大なこと!
これには感謝を通り越して敬意を表したい思いです。
『6月中旬にふきのとうを収穫!』
ここにまた一つ
【山菜屋どっとこむ】の伝説が生まれた。
完
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2006.06.17:sansaiya
[2006.07.10]
ん〜。。。。 (チャコ@山菜屋どっとこむ)
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