∟方言の話
『すたいる』と『ねまる』の違いについて。
『スタイル』ではありませんよ。(笑) どちらも大雑把に考えると「座る」という意味になりますが、 『すたいる』は、単にすわる。というのに対して『ねまる』は、正座する。 こんな感じで使い分けがされるのではないでしょうか。 「まんず、そっさ『ねまれ』」(訳:まず、そこに座りなさい) と言われると何か重大な話をされるのでは? といった感じを受けるように思います。 そして、それが 「まんず、そっさ『すたいれ』」(訳:まず、そこにすわりなさい)となると 例えば、 騒いでいる子供をおとなしく座っているように叱る様子を想像します。 お客様に座るように促すときも『すたいれ』を使うと思います。 「まんず、『すたいれ』ちゃ」(訳:まず、すわって)というように。 サザエさん一家のカツオがよく叱られるシーンがあると思います。 カツオがお父さんの波平さんの部屋に呼ばれて叱られるシーンは 「カツオ、まんずそっさ『ねまれ』」 カツオが家の中で騒がしく走り回りサザエさんに叱られるときは 「カツオぉ~、そっさ『すたいれ』!」 カツオを叱るはずのサザエさんもカツオを追い掛け回して走り回り、 お母さんの舟さんに叱られるのは、 「なんだや、サザエまで、まんずそっさ『すたいれ』」 かなぁ~。 サザエさんが『すたいれ』と言うときは「すわれ!」という意味になりますが、 舟さんは上品な方なので同じ言い方でも 「すわれ!」というよりも「すわりなさい」という意味になりそうですね。 んがぁ~、ここまでくると難しいですね。上級コースになりますかな。 そしてタイコさんが遊びに来たときは「『すたいれ』ちゃ」と言うわけです。 それから最後に、タラちゃんやイクラちゃんを座らせるときにみんなが言う言葉が 『でこやん』となります。 「こごさ、『でこやん』してみぃ~」(訳:ここに、すわってごらん) でも、タラちゃんぐらいの子供にはもう『でこやん』は、使わないかなぁ~。 こんな違いでおわかりいただけるでしょうか。(^_^;) う~ん。 状況を伝えるのに「サザエさん一家」は使えそうですね。(笑) |
さてさて「方言」について書き込んでいこうと思っていたカテゴリでしたが、
なかなか書き込めなくて、申し訳ありません。 先ずはじめに「ほどわら」を書きましょうか。 これは、田んぼや原っぱなどの広いところに雪が降り積もり、 足跡一つない、真っ白な雪の平原をいいます。 学生の頃、冬に教室の後ろで窓を開けてボール投げをしていた男子。 勢いあまってボールが窓の外から飛び出していきました。 「あ~ぁ。」などといいながら、ボールを拾いにいったわけですが、 雪の中に埋もれてしまったボールを捜す様子を見て 『ほどわらこいで、たいへんだぁ~。』と発した言葉にみんながキョトンとしました。 「ほどわら」がわからなかったみたい。 その時初めて「ほどわら」って方言だと知りました。(^_^;) さて「ほどわら」は 「漕ぐ」ものであって「歩く」ものではありません。 ということは、いったいどれぐらいの積雪があったら「ほどわら」になるのか? 私の感覚では膝上ぐらいかなぁ~。。。。 「ほどわらを漕ぐ」これって結構楽しいんですよね。 子供の頃は、雪の原っぱでいろんな遊びをしたものです。 |
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