くろーばーはうすのおはなし

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ちょっと写真が綺麗に見えないのですが、かの有名な「アル・ケッチャーノ」です。
意外と地元の人間が行く機会が少なかったりして、久しぶりの訪問でした。

本日は、仕事の関係でお世話になっているIさんのご招待で、私と同僚が誘われました。
まずは、シェリー酒で乾杯。冷製パスタからコースがスタートしました。

メニューというか、お客様に対するシェフの熱い思いが伝わる黒板書きリストです。

とにかく、最初からずぅっと美味しいので、幸せでした。
お魚のテリーヌ、エビのリゾット、黄鯛の松茸のせ、などなど。
最後まで数えたら、11品あり、お腹いっぱいになりました。


ユニークだったのは、この焼いた白子に「オランダせんべい」をちらした一皿。
「オランダせんべい」って、地元では昔からある超スタンダードなおせんべいです。
まさか、お料理に使われるなんて、ここでも地元にこだわるとは、さすがですね。

お料理もさることながら、Iさんはとても博識で、趣味も多彩。
団塊の世代なのに、失礼ながら、とってもお若い方です。
クラシック音楽、歌舞伎、オペラ、ワイン、旅、本、果ては趣味の園芸の話など。
また、ここのシェフを駆け出しの頃から応援しているそうで、
その頃のお話を聞くこともできました。
なので、美味しいご飯とお酒と会話が楽しむという贅沢を味わうことができました。


最後は、チョコレートケーキのラズベリーアイス添え。無論、美味しいです。
ここで、とんでもない偶然がありました。このデザートののっているお皿。
ロイヤル・アルバートというブランドなんですが、
実は以前、三瀬にあった「F」というお店が使っていたもので、
このお店が閉店する時に、「アル・ケッチャーノ」で全部引き取ったんだそうです。
実は「F」って、私が子供の頃、亡くなった祖父が大好きで通っていたお店なんです。
本当に何度も食べに行っていて、この華麗な薔薇の模様とともに、
子供時代の懐かしい記憶として、今でも残っています。
こんなところで、何十年ぶりに再会するなんて思わなかった…。

最後にクローバーハウスのお話をしたら、Iさんが、
是非「ヘブンリーブルー」の緑のカーテンが見たいから、
美味しいワイン持って行くから、ガーデンパーティを開いてくださいね!
という話になってお開きとなりました。


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