くろーばーはうすのおはなし

▼ジオジオのパン屋さん。

私の持論に、
「おいしいパン屋さんと、
コーヒー(豆)屋さんがある町は、いい町だ。」
というのがあります。

コーヒーに関しては、主人の影響ですが、
パンに関しては、東京にいる頃は、
あちこちのパン屋さんを巡りました。

でも、結婚して、東京を離れると、
そうそういいお店に出会う機会も少なく、
寂しく思っていました。
ここに帰ってからも、
なかなか波長の合うお店がなくて、
つまらなく思っていたのですが、

ある日、近所にポッとできたのが、
このお店でした。

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「ジオジオのパン屋さん」という名前です。


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とてもスタンダードな品揃えですが、割と個性の強い味だと思います。
材料を吟味しているので、身体に優しい感じもします。
飾り気がないけれど、正直で真っ直ぐなパンだなあ、
と、私は好感を持っています。


若いご夫婦と、数名のスタッフで切り盛りしています。
ご主人は、アメリカを放浪しながら、パンの修行をしたとか。
今でも研究熱心で、お休みの日は、目標にしている仙台のパン屋さんに出かけて、
パン作りの勉強をしているそうです。


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実は、私のここでのお気に入りは、
ライ麦系のハードパンなのですが、
これが、毎日一個しか焼かないのです。
おまけに、私の他に、このパンのファンがいて、
彼(or彼女)とよく争奪戦になっています(笑)。

ライ麦パンを一個しか焼かないのは、
あまり馴染みがない種類で売れにくい、
材料の粉自体が高価であり、
ハードパンは釜の温度が高く、ソフトパンよりも扱いにくい、
など、というのが、その理由だそうです。

ここのライ麦の割合は、40%ということですが、
私が
「もっとライ麦の割合が高いものが欲しいんです。」
と言ったら、
「自分の将来の目標は、品揃えが全部ハード系のパン屋なんですよ。
だから、将来は、釜を変えて、ライ麦の割合も上げたいんですよ。」
と、目を輝かせて、話してくれました。
「じゃ、その日を楽しみに待ってますね!」
と、期待する私でした。

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ふと、目をお店の暖簾に移したら、
そこには、四つ葉のクローバーの模様が…。
なんとなく嬉しくなってしまいました。

そういえば、ここもBGMでジャズを流しているんですよね。

それと…、


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店名の由来は、なにかなあ、と思っていたら、
子ども達の本を探しに、本屋さんに立ち寄ったとき、
偶然、この本をみつけました!


あとで、ご主人に確認したら、
「その通りです。これが由来です。」
とのことでした。


この本に書いてある
「飛行機パン」「きりんぱん」が息子達が食べたいと言ったら、
「時々つくっているんですよ。今度、試してみてくださいね」
と、いうことで、パン屋に行くのが楽しみな私たち親子です。


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