くろーばーはうすのおはなし

▼照明は、面白いけど、難しいです。

これは、少し前の写真ですが、
新潟市美術館の展示物です。
「土の一瞬(久住有生)」
という作品です。

私が、この作品がいいな、
と思った理由を思い出すと…。
造形自体もシンプルかつダイナミックで、
惹かれるのですが、
おそらく、この作品のライティングによる
陰影に一番惹きつけられたんだと思います。

ということで、ここ1週間ほど、
Kくんと照明のことで、話し合いを続けてきました。
かなり彼も悩んで、Clover Houseの照明プランを
出してきてくれたんですが、
私は突然持ってこられたので、
その時は話を聞くのが精一杯でした。

で、後から、考えてみると、素人なりに、
いろんなことが浮かんできました。

いろんな建築雑誌を見てみたのですが、
私が欲しい情報はあまりなかったですね。
たとえば、一つの家に関する朝から夜までの、
光と影の動きをみせてくれるようなもの。
同じ部屋でも、朝と夜では、違って見えるものだし、
照明の使い方次第で、自分にとって、
しっくりくる空間になれるかどうかが
決まるような気がしたんです。
大方の人は、日中よりも夜、自宅にいることが多いから、
夜の空間を重視してもいいのでは、と思って、
夜の住宅の照明をみせてくれるものを探したけれど、
建築雑誌に載ってるのは、天気のいいお昼の写真ばかり。

といっても、Kくんの話では、期限があるので、
そんなに悩む時間がありませんでした。
それがちょっと残念でした。

[画像]

だんだん大きい動きがなくなって、
写真だけでは面白味がないかな、
と思っていたら…

[画像]

あれ、車庫の屋根がなくなっていました。

でも、これは了解事項です。
どうもKくんが設計したものと
実際に組み合わさったものが
合わなかったようで、
もう一度屋根を外して、やり直しを
することにしたそうです。
現場監督Tさんが申し訳ない、と
言っていたそうです。

大丈夫です。やり直すことによって、
ちゃんとしたものが出来上がると、
信じてますから!






画像 ( )
2009.11.26:saish2009

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