幸の成る木

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異動先は此処からでも充分通える場所だったので、引越しは考えませんでした。(そもそも絶対引っ越すような場所になるだろうと思っていたので、引越しが無くなっただけ重荷が減り、ゆとりができたとホッとしていた。。)引越し代も浮くし、それで原付でも買おうかと考えていました。
そぅ相方に話すと、「今は未だ実感が無いかも知れませんが、最初の勤務地だし、先生のことだからこんなに近くに居たら引きずるんじゃないですかね。駅を使う度にプランターを見てしまったり。生徒にだって会うでしょう。私だったら、切り替えるために環境変えますよ。それに、通えるとは言え、定時制ですからね。電車が無くなる事もしばしばあるし、危ないですよ。」と言われました。。確かに。。
今まで、そんな風に考えたことありませんでしたが、絶対に引きずるだろうナァ。。先日だって、帰宅時にあれだけ泣いたのだから。。(゚ー゚;A
「ホント卒業と同じですよ。」高校卒業よりも悲しみは深い。学校へ対しての思いは強い。泣いたり、笑ったり、怒ったり。。4年間ぎっしり詰まった出来事や想いが今これから溢れるように甦り、目の前に見える全ての「通常」が凄く大事に、懐かしく思えてくるのでしょうね。。校舎も温室も、山も空も、1つ1つの風景が何時もと違う姿で心に映る。

だから、私はその晩「引っ越す」ことに決めました。この町と学校への思いに「さよなら」しないといけない。

やりたかったけどやれなかった事、いっぱいあるなぁ。。せっかく焼き釜があるのに結局陶芸やらなかった(苦笑)温室のガラス磨きもしてない。。畜産科の動物も全部見たことないやぁ。。この町だって4年も居たのに、何も知らない。もっと散歩すればよかった。。

残り2ヶ月も無い中で、家を探し様々な手続きを済まし、やり残した仕事を終らせ、相方の為にできるだけの事をしていきたい。
きっと、そんな忙しさの中でふと空いた時間に悲しみに包まれるんだろうな。。4月になったら、新しい環境へ順応していくつもりです。けど、今は、今だけは此処の事だけを考えていたい。

2月1日内示。それ以降、本格的に動かなくてはいけない。1日1日、一瞬一瞬が大事な時間となる。心に刻み込まれる。

相方の授業。聞き慣れたつもりだけど、もう聞けなくなるんだな。。また一緒に組める日が訪れるんだろうか。科主任、移動が決まってから元気がない。夜1人で仕事されている。声掛けにくいけど、静かに近寄り声をかける。もっと、もっと先生の傍で働きたかったな。。もっと沢山話も聞きたかった。農業高校界の宝。財産ともいえるこの方とせっかく巡りあえたのに。育ててもらった感謝をいつまでも忘れません、先生。

さぁ、卒業に向けてラストスパートです。
2005.01.30:PCから:count(260):[メモ/work]
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