幸の成る木

競技当日。雲の多い空だったが、だんだん陽がさして来た。やっぱり西だけあって暖かい。。紅葉がきれいだった。
受付を済ませ、説明会。緊張感がジワジワと高まっていた。
会場に入り、そこで初めて花器と花材にご対面。驚くべきことに予想してなかったススキやストレチアが入っていた。
「おちつけぇ、おちつけぇ。花材をよぉーく見ろよぉ（-人-；）」「あちゃぁ、、オアシスあんな入れ方じゃ安定しないじゃないカァ。。」相方とボソボソ話しながら見つめていた。1人は1番手前だったのでよく見えた。手が震えていたのがよく分った。時間は50分オアシスセット、メッセージ書き込みも含めてだ。ロープの外で祈り見守る引率者たちが沢山居た。
あっという間に50分は過ぎ、ようやく2人と会う。それなりにベストをつくしたようだった。
今回は今までと違って花器も花材も当日発表のため、技術や発想が問われる。高校生らしい良い競技だったと思う。1つ1つの花材の特徴を活かし使いこなす。それぞれに個性があって面白い。
年々良くなってきているが、今年は更に成長し、うちの生徒も決して劣らない作品ができていた。2人にとっても良い刺激になっただろう。何はともあれ、賞は無かったが楽しめたようなのでめでたしである。。
夕食はラーメンを食べ自由行動。とはいえ、東広島は何も無い。2人は1部屋に集まって一緒に過ごしたようだ。
我々は最初で最後かもしれない一時を過ごした。コンビを組んで初めて2人だけで呑んだ。。
シミジミと話すと泣いてしまいそうで、何を話したらいいか改めて緊張した（苦笑）心配するまでも無かったのだが相方がちゃんとエスコートしてくれた。ずっと、この日に絶対話そうと思っていた報告を私にしてくださった。嬉しかった。ありがたかった・・。色々な話をしてくれた。教育について。大学の頃の話。酔っていたのでうる覚えだが。。（笑）
ホテルへの帰路、相方が結婚するまでの恋愛話をしてくれた。胸をいっぱいにして部屋へ戻った。素晴らしい夜だった。

好きな人に逢いたくなった。。

競技会場の様子

アメリカフウ

大会終了後の西空