大東住宅株式会社/佐藤晋悦

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コンセントの点検・補修

●起こり得る不具合
 作動不良、破損。

●自分でできる補修
 屋外に設置されているコンセントは防水用カバーがついていても、こまめに
 点検しましょう。
 特に雨が降った後などは、泥はねが原因で作動不良を起こしたり、破損した
 りすることがありますので注意が必要です。

照明器具の点検・補修

●起こり得る不具合
 作動不良、破損。

●自分でできる補修
 照明器具の掃除や電球交換は、必ず電源を切り、ランプやガラスが冷えてから
 行いましょう。
 交換の際は、白熱灯、蛍光灯は決められたワット数のものを使用してください。
 ワット数が異なると、過熱損傷や火災の原因となります。
 ワット数がわからない時は、一旦切れた電球を取り外して、電球を良く見て、
 種類を確認しましょう。
 入居した時に、予め、各室の電球の種類やワット数などをリスト化しておくの
 もよいアイデアです。
  
 玄関ホール  60W ハロゲンランプ
 便所   60W    白熱灯
 洗面所   30W    蛍光灯
 
 掃除の際は、電気の通る部分には水をつけないように注意しましょう。
また、ベンジンやシンナーは使用しないでください。

ガス設備の点検と補修

ゴム管・ガス管の点検と・補修

●起こり得る不具合
ガス漏れ、管の劣化

●点検のチェックポイント
 Oゴム管の劣化
ゴム管は劣化により硬化やひびわれ等が起こり、ガス漏れの原因となります。
ガス管に打ち込んである製造年月日を確認して、2年以上経過している場合は、手で触って弾力性を確認してみましょう。
硬化やひびわれ、油汚れなどが見受けられたらすぐに交換する必要があります。
都市ガス用のゴム管は、平成8年以降、淡いベージュ色の「ソフトコード」(ニューソフトゴム管)に統一されました。
それ以前は青色の「ブルーゴム管」と言われるものが使われていましたが、ソフトコードは汚れにくく、耐油性、耐久性が著し
く向上しています。
取り替えの目安は、ソフトコードは約8年、ブルーゴム管は約3年です。


なお、露出タイプのゴム管は、長すぎると管が折れ曲がってガスが滞ったり、引っ掛けたりする事故につながるおそれがありま
すので、適切な長さに切り、ゴム管止めで固定しましょう。
○ガス漏れ
ガス漏れ箇所がわかる場合は、その元栓を閉め素早く換気します。
この際、ガスの性質に応じ、LPガスなど空気より重い性質のものは床に近い窓 を、空気より軽い性質のものは天井に近い
窓を開け換気します。
ガス漏れ箇所がわからない場合は、窓を開けた後、ガスメーターの所にあるメインバルブを閉めます。

ガス管の劣化
地中に埋設されているガス管(亜鉛メッキ鋼管)は、長い時間を経ると腐食していぎます。
腐食したガス管を長期に使用し続けると、ガス漏れの危険性があります。
ガス管は、概ね20年が交換の目安ですが、お住まいの地域のガス事業者に申込んで、時々ガス管の点検を行いましょう。
(有償)
ガス配管の腐食が進行するとガス漏れをおこす恐れがあり、取り替えが必要となります。

夜にガス漏れを発見した場合
夜にガス漏れが発生した場合、慌てて電気をつけたり換気扇を回したりすることは禁物です。
スイッチの火花で引火するおそれがあります。

門・塀の点検と補修

ブロック塀の目地部分のひび割れや仕上げ材のはがれなどがあると、地震時に倒壊や損傷の危険があります。
十分に気をつけて観察しましょう。
タイル貼りや吹付け塗装仕上げの場合は、ゴム製のハンマーなどを使って表面を軽く打診(力を入れずに軽く叩く)します。
仕上げが下地と一体となっている部分に比べ、はがれる危険のある部分は高い音を
発します。
仕上げ材と下地材が分離しているせいですが、これが広範囲に及んでいたり、高所にある場合は落下すると大変危険です。
早めに専門の業者に依頼しましょう。
ひび割れの幅が小さければ、塀を構成している材料に合う市販の補修剤を使い、へ
らなどで埋めて応急処置をしましよう。
いずれの場合も、門や塀が放置されている地盤面は、それらを支える役割も担って
いますので、深い掘削などで地盤をゆるめると傾きや倒壊につながります。
十分注意しましょう。

浄化槽の点検・補修

●起こり得る不具合
 悪臭、汚水流出

●自分でできる補修方法
 法律により、浄化槽の使用者には、専門家による定期的な保守点検が、義務づけ られています。
 一般的には、都道府県に登録された保守点検業者と浄化槽の維持管理契約を結び ます(有料)。
 保守点検業者がわからない場合には、保健所または市町村清掃担当課へ問い合わ せましょう。
 また、この点検とは別に、年1、2回は汚泥引抜きなど槽内の清掃をすることが必 要です。
 この場合は、市区町村の許可を受けた清掃業者に依頼しましょう(有料)。  
 浄化槽は適切な利用管理を怠ると、機能低下による害虫発生や、浄化槽内への落 下事故などに至るおそれがあります。
 浄化槽の取扱説明書はしっかり読んでおきましょう。

O浸水のおそれのある地域にお住まいの方へ「浸水したら…」
 浄化槽内に雨水が入ると浄化槽の機能は損なわれます。
 また、送風機内に浸水したら壊れてしまいます。
 専門の業者に依頼し、清掃、点検あるいは修理・交換など、機能回復の措置を講 ずることが必要です。

下水道指定工事店
排水設備工事は一定の技術水準にそって正しく行われないと、詰まって故障の原因となったり、下水道機能に悪い影響を及ぼすことがあります。
このため、お住まいの市などでは、排水設備工事に必要な専門知識と技術を備えた業者を・認定登録して「○○市下水道指定工事店」でなければ行うことができない
としている場合もあります。
お住まいの市町村などに確かめてみましょう。

排水ますの点検・補修
●起こり得る不具合
 沈下、つまり、凍上(寒冷地の場合)、庭木の根侵入。

●点検のチェックポイント
 塀の設置や庭土の盛土、植木などで損傷が起きることがあります。
 木の根や土が排水ますの中に入り込んでないか点検してください。

トラップの点検・補修
●起こり得る不具合
 悪臭、つまり、水漏れ。

●自分でできる補修方法
○封水の確保
 トイレや浴室の床、洗濯機置き場の排水口など、水が流れる頻度が少ない
 と封水が蒸発し、悪臭の遮断ができなくなります。
 時々排水口に水を流し込み封水を確保しましょう。
○管トラップの分解と掃除
 洗面化粧台の下やキッチンシンクの下などのSトラップは、ナット締めか
 差込式になっています。
 水漏れの際には、まずナットをモンキーレンチ等で締め直してください。
 締め直しても水漏れが止まらない場合には、下にバケツを受け、ナットを
 ゆるめてパイプを外し、新しいパッキンと交換してください。
 ナットのネジ山がすり減っている場合には、テープを巻いてナットを締め
 直してください。

排水管の点検・補修

●起こり得る不具合
 悪臭、つまり、水漏れ

●点検のチェックポイント
 水廻り部の床下は水漏れするケースが多いので、給水管と共に定期的に床下
 点検することをおすすめします。

●自分でできる補修方法
 配水管がつまった場合に、家庭で対処できる道具として吸引式のラバーカッ
 プやワイヤー式の掃除用具があります。
 これらを利用しても直らないつまりは専門の業者に依頼しましょう。

水栓器具の点検・補修

●起こり得る不具合
パッキングの摩耗、プラスチック部の腐食、水漏れ


●自分でできる補修方法
水栓には単水栓を含めて大きく4つのタイプがあります。
お使いの水栓が「単水栓」か「2ハンドル混合水栓」なら、ほとんどの修理がご自分で
できます。
「シングルレバー混合水栓」や「サーモスタット付き混合水栓」は構造が複雑なので、
内部までは触らないようにして、補修は専門業者に依頼しましょう。

○単水栓
水栓のしくみは、ハンドルを左(反時計まわり)へまわすとスピンドルが上がり、こまと
本体の弁座にすき間ができて吐水(水を出す)するものです。
また、ハンドルを右(時計まわり)へまわすとスピンドルが下がり、こまを弁座に押しつ
けて止水(水を止める)します。



○2ハンドル混合水栓
湯と水の2つのハンドルで温度と流量を調節する湯水混合栓です。
水栓のしくみは、単水栓と同じです。



○コマパッキングの取替
パッキングが摩耗すると、蛇口から水がポタポタたれ始めますが、洗濯機用単水栓や各
設備の専用止水栓などは家庭で簡単に補修することができます。装飾された蛇口なども
基本的な構造は同じですが、作業中に使用する工具で傷をつけてしまうおそれがあるの
で、作業の前には面倒でもマスキングをするなどの工夫が必要です。
取扱説明書などで水栓の種類やサイズ、材質を確かめてから、日曜大工店などでコマパッ
キングを購入してください。目安として3〜5年ごとに交換が必要です。

○コマパッキングの取替作業


○止水栓
修理する前には必ず、器具についている止水栓か水道の元栓を閉めましょう。
止水栓の役割は以下のとおりです。



・修理時の水あふれ防止は、修理時にはあらかじめ閉めておき、思わぬ水もれのトラブ
ルを防ぎます。
・水が止まらないときの応急処置は、故障して水が止まらなくなったとき、その器具だ
けの水を止められます。
・水の勢いの調節は、水圧は地域によって異なります。止水栓で、適正な水勢に調節で
きます。
止水栓は、マイナスドライバーで、右(時計まわり)にまわすと閉まり、左にまわすと
開きます。(ハンドル式もあります)。台付水栓(デンキ水栓)の止水栓は、洗面器やカ
ウンター下にありますが、単水栓や一部の2ハンドル混合水栓には止水栓がありません。
器具に止水栓が付いていない場合や位置が分からない場合は、家屋全体の水道の元栓
で水を止めます。
右(時計まわり)にまわすと閉まり、反対に左にまわすと開きます。水道メーター近く
に付いていますが、場所や形は建物の種類や新旧によって異なりますのでご注意くだ
さい。


○ジョイント部からの水漏れ
ジョイント部からの水漏れは接続部分のゆるみが原因です。
モンキーレンチやプライヤーなどを使ってナットを締め直してみましょう。
締め直しても水が漏れる場合は、専門の業者に修理の依頼をしましよう。
修理の際は、ねじやパッキンなどのちいさな部品を排水ロに落とさないよう、栓をしてから始めましょう。