大東住宅株式会社/佐藤晋悦

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洗面所の点検・補修

●起こり得る不具合
換気不良、腐食、水漏れ、割れ

●点検のチェックポイント
○洗面所内に設置されている洗濯機の床排水
日常の衣類洗濯では、衣類に付着した毛髪や衣類の繊維、洗剤かすやほこりなど、洗濯槽内のゴミ袋で除去されていますが、排水にもかなり含まれています。日々の洗濯の量にもよりますが、そのままにしておくと半年から1年でつまるおそれがあります。2〜3ヶ月を目安に点検しましょう。

●自分でできる補修方法
・水道蛇口や洗面化粧台下の止水栓のグランドナットがゆるんでいると水漏 れを起こします。ウォーターポンププライヤーで締めつけましょう。
・排水管の中に毛髪やゴミがつまった場合は、悪臭の原因にもなるのでラバ ーカップを押し当て引っ張ってください。数回の作業で流れるようになり ます。
・洗面台がつまった時は、オーバーフロー(水があふれないように洗面台に 設けられた穴)に雑巾をつめて、ラバーカップを使います。

トイレの点検・補修

●起こり得る不具合
悪臭、カビ、換気不良、金属部の青さび、つまり、便器・水洗タンクの水漏れ

●自分でできる補修方法






浴室の点検・補修

●起こり得る不具合
カビ、シーリングの劣化、タイル等の割れ、排水口のつまり、ユニットバスのジョイント部の割れ・すき間

●自分でできる補修方法
排水口が流れにくくなったり、つまった場合は、ラバーカップを使ってみましょう。数回やっても直らない場合は専門の業者に修理を依頼しましょう。
タイルの割れやはがれは、貼り方にもよりますが、下地や間柱などの吸湿、乾燥による変形が影響することがあります。軽微な補修は市販のタイル用接着剤を使用し、場合によっては専門の業者に依頼しましょう。また、タイルの目地の割れは、モルタルのひび割れと同様、その性質上、完全になくすことは不可能です。簡単な補修方法としては、市販の充填剤(パテ)を使用するとよいでしょう。
浴槽と壁の接合部のシーリングの劣化は、劣化したものをできるだけ取り除き、取扱説明書に従い、付属のマスキングテープを使えば簡単に補修することができます。

※ユニットバスのジョイント部の大きな割れやすき間
ユニットバスのジョイント部の割れやすき間は、下地材に水が入り込んで木部の腐朽を早めます。下地に影響するような重度の割れなどは専門の業者に補修を依頼しましょう。

キッチンの点検・補修

●起こり得る不具合
換気不良、さび(ステンレストップの場合)、シーリングの劣化、流しの排水口のつまり

●自分でできる補修方法
ステンレス部分のさびについては、さび取り剤をつけてこすり落としましょう。
キッチンと壁の接合部は、水が入り込まないようにシーリングで埋められていますが、シーリングは年数が経過すると、磨耗や劣化によるはがれや割れを生じます。放っておくと炊事をするたびに水が入り込み、見えない部分の壁などにカビが生え、衛生面に支障をきたしますので、早めに市販のシーリング材を使用して補修しましょう。劣化したものはできるだけ取り除き、取扱説明書に従い、付属のマスキングテープを使えば簡単に補修することができます。

※流しのつまりの救世主
流しのつまりはシンクに水を張って、ラバーカップでつまったものを取り除きましょう。つまっているものが見える時は割り箸などで取り除きましょう。
ラバーカップは、浴室・和式トイレ・洗面所・台所の排水口のつまりを取るために使います。
身近な生活雑貨店や大手スーパー、DIYショップ、あるいはインターネットショップなどを通じて購入でき、家庭用のものでは、干円未満の廉価なものもあります。