大東住宅株式会社/佐藤晋悦

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玄関床(土間)の点検・補修

●起こり得る不具合
 タイル等の汚れ・割れ・剥がれ

●自分でできる補修方法
鉄平石、つや消しタイル、陶器質タイルなどの割れた箇所は、随時補修または
交換しましょう。
また、土間などでコンクリートを補修した上に防水塗装や防塵塗装を施してあ
る塗り床は、色落ちや色あせが生じたら塗替えを検討しましょう。


たたみ床の点検・補修

●起こりうる不具合
凹凸、ダニ、変色

●自分でできる補修
たたみに付いた家具の跡は、へこんだ部分に軽く霧を吹き、お湯で濡らして固
く絞ったタオルを当てて、その上からアイロンを掛けると、かなり元に戻りま
す、後は、窓を開けて充分に乾燥させます。
ドライヤーを使えば素早く乾かせます。
たたみは2〜3年を目安に初回、業者に依頼し裏返し、次回はたたみ表を取り
替えましょう。


ビニル系の床(長尺塩ビシートなど)の点検・補修

●起こり得る不具合
 剥がれ(めくれ)、劣化による割れ

●自分でできる補修
 年数が経つとクッションフロアを止めている接着剤が劣化し、隅から剥がれて
 きます。
 放って置くと剥がれの範囲は広がり、足に引っ掛かり転倒するおそれも出てき
 ます。
 反り癖がつく前に劣化した接着剤をヘラなどでかき落とし、市販のクッション
 フロア用接着剤を塗り、半日ほど重石(おもし)をして定着させましょう。
 劣化して硬くなったクッションフロアは割れやすくなります。
 人の歩行する動線上に割れが生じた場合は、DIYショップや日曜大工店など
 でスペアを購入し、取り替えましょう。
 家具をどけて床や接着剤を剥がし、部屋の広さに合せて裁断をして張るなどの
 大掛かりな作業となる場合は、専門の業者に依頼しましょう。


板張り床(フローリング・縁甲板)の点検・補修

●起こり得る不具合
 きしみ、反り
 木は乾燥収縮の大きな素材なので、季節によりわずかに寸方が変わり、そのた
 めに軽微なきしみや反りが起こることもありますが心配いりません。
 季節を問わずいつでもきしみや反りがある、時間と共に段々ひどくなる場合は
 構造く体(床組みなど)に問題があることが予想されますので専門の業者に依
 頼しましょう。


敷地の排水の点検・補修

●起こり得る不具合
 害虫発生、蟻害、地盤沈下、腐朽

●点検のチェックポイント
・雨の降っている日、もしくは降った直後に、敷地の水はけ状況を目視で確認

●水はけが悪い地盤
水はけが悪い地盤では、敷地内に水たまりができないように、雨どいの勾配や
方向を変えるなどして、雨水を直接排水ますへ誘導するようにしましょう。
それでも駄目な時はU字溝や集水管を埋設することをおすすめします。
これらの埋設工事や雨どいの勾配補修は専門の業者に依頼しましょう。