大東住宅株式会社/佐藤晋悦

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白木のお手入れ

白木は木材で塗装を塗っていない部分です。
白木の柱や鴨居、建具、家具などのお手入れは、から拭きだけにして
シミの元になる水分が付着しないように注意しましょう。
手垢などで汚れがついた部分は、市販の白木用漂白剤を使って軽く拭
き、後でお湯拭きをして漂白剤が残らないように拭き取ります。
また、白木用ワックスを塗っておくと汚れが防げます。
(但し、塗りすぎはかえって汚れを引き起こしますので注意)
白木部分にシールなどを貼ってしまった時には、窓を開けて風通しを
よくした状況で、以下の方法で剥しましょう。
�ドライヤー(温風)で白木部分から10cm程度離してシールを温
 めます。
�シールが温まり接着剤が剥れやすくなってから、そっと手で剥します。
剥した後に、接着剤が残ってしまった場合には、カット綿に無色透明の
マニキュア除光液(またはシンナーやベンジン)をつけて、残っている
接着剤を軽くこすりとります。
(マスクとゴム手袋を必ず着用し、溶剤を吸い込まないよう注意)
最後にシールをとった部分だけが目立たないよう、溶剤が完全に乾いて
から、水で固く絞った雑巾で、全体を木目に沿って拭きます。

ドア・障子・ふすまのお手入れ(内部建具)

●日常のお手入れ
普段のお手入れは掃除機でほこりを取ったり、はたき掛けをした後に
木部をから拭きする程度でよいでしょう。
汚れや手垢がひどい場合には、住宅用洗剤をぬるま湯で薄めたものを
雑巾に含ませ、固く絞って拭き取ってください。
洗剤が残るとシミの原因になりますので、乾ききらないうちに、水を
含ませて固く絞ったきれいな雑巾で数回拭きましょう。
化粧塩ビシート貼りの建具は通常はから拭きで十分です。
部分的な汚れは消しゴムで消すことができます。
汚れが目立ってきたら、住宅用中性洗剤をぬるま湯で薄めたものを雑
巾に含ませ、固く絞って拭き取ってください。

※水分が多くて建具自体がぬれると狂いを生じることがありますから
 注意しましょう。

●注意すること
乱暴な開け閉めは木材や取付金具部分の損傷につながりますので、優
しく扱うように心掛けましょう。
木製のドアは2〜3年を目安にゆがみやすき間がないことを点検し、
建付調整は随時行うようにしましょう。
ふすまは2〜3年ごと、障子は1〜2年ごとを目安に張替をするのが
理想的ですが、小さいお子様がいる家庭などでは落書きや穴を開ける
などのいたずらがあるかと思われます。
最近では張る材質も破れにくいものや、落書きを簡単に落とせるもの
などが販売されていますので、張替の際に検討してみましょう。

折りたたみ式網戸のお手入れ

最近、アコーディオン式に開閉する折りたたみ式の網戸が使われるこ
とが多くなっています。
この網戸は、必要な時だけ網戸を引き出して使用し、使用しない時は
端にあるアルミ製などの柱の中に網戸をコンパクトに収納することが
できるので、網の劣化を防ぎ、長持ちするだけでなく、汚れも少なく
てすみます。

●日常のお手入れ
日常のお手入れは、柔らかい刷毛などで埃を取り掃除機で吸い取るか
あるいは、片側に紙を貼って、反対側から柔らかい刷毛で上から下へ
動かすと、網を傷めずにお手入れできます。
油汚れが付いてしまったら、片側に新聞紙を貼って、反対側から霧吹
きなどで中性洗剤を薄めた液をスプレーして、少し時間を置いてから
水をスプレーします。
網の部分を雑巾などでゴシゴシ拭くと、網の張りがなくなり、伸びて
しまうので気をつけましょう。
また、スチームで汚れを落とす方法も劣化を早めるので避けましょう。


雨戸・網戸のお手入れ

●日常のお手入れ

○雨戸
敷居に砂やゴミがたまると開閉に支障をきたしますので、ときどき掃
除をしましょう。
汚れがひどい時は、住宅用洗剤を薄めた液で拭いた後、水拭きします。
金属製のものには、さらにワックス(自動車用で可)掛けをすると美
しさが保たれます。
海岸地域などでは、海水の塩分の影響でサビが発生しやすいので、金
属製の雨戸を使っている場合には、日頃よりこまめに表面をから拭き
しましょう。
     
○網戸
普段ははたき掛けしてゴミや埃を落としましょう。
さらに、網戸の片側に紙などを当て、反対側から掃除機をかけると、
埃を簡単に吸い取れます。
可動式の網戸は、上部左右のビスを一回転程度ゆるめ、サッシ枠に入っ
ている金具を下げ、障子を外す要領で一度持ち上げてから室外側に押し
下げるようにするとすぐに外れます。
掃除をする時は、広い平らな場所で網戸を横にして水洗いするとよく落
ちます。
汚れがひどい時は、住宅用洗剤を薄めた液を用い、ブラシ、スポンジな
どで網の両面からたたくようにして拭くと簡単に汚れが落とせます。
最後は、水洗いし陰干ししましょう。


アルミサッシのお手入れ

●日常のお手入れ
一見丈夫で美しく見える表面も、外気や雨にさらされかなりの汚れが
付着しております。
放っておくと、腐食の原因となりますので汚れは早めに落とし、美し
さを長く保ちましょう。
ガラスは、掃除のたびにはたきを掛け、月に一度、住宅用洗剤で拭き
、後でから拭きしましょう。
アルミは傷がつきやすいので、はたき掛けした後に雑巾で軽く拭いて
ください。
汚れが目立ってきたら、窓枠とガラスを住宅用洗剤やガラス用洗剤を
つけたスポンジで拭き取り、十分な水洗いをした後、乾いた布で水分
を拭き取ってください。
研磨剤やアルカリ性、酸性、塩素系の洗剤などは、傷や変色の原因と
なりますので使用しないでください。
仕上げにつや出しと汚れ防止に、カーワックスか家具用ワックスを塗
っておくとよいでしょう。
ただし、つや消し仕様の場合は、色むらになるおそれがあるので塗ら
ないでください。
サッシのレール部分に砂や埃がたまると開閉に支障をきたしますので
いつもきれいにしておきましょう。
溝の掃除には、掃除機を利用するとともに、専用のブラシ(使い古し
の歯ブラシでも可)を用意しておくと便利です。
ときどき戸車を掃除し、油をさすか、市販の潤滑油を吹き付けておく
と開閉をスムーズに行えます。
傷により腐食してサビが出た場合は、市販の金属専用クリーナーで落
としましょう。

●注意すること
アルミ製の窓枠と外壁が接する部分には、シーリング材(柔らかいゴ
ムのような材料)が充填されています。
これは防水上重要なものですので、傷つけないようにしてください。

●塩化ビニル樹脂サッシ
樹脂サッシは軟らかいので、柔らかい布等で拭くようにします。
また、洗剤は住宅用洗剤や中性洗剤を使用します。
ベンジンやガソリン、シンナー、アセトンなどの有機溶剤は使わない
でください。
また、熱にも弱いので、アイロンやストーブを側に近づけないように
しましょう。

玄関ドアのお手入れ

●日常のお手入れ
屋外に面しているため、ほこりや汚れがつきやすい部位です。
放っておくと損傷の原因になりますので、こまめに掃除しましょう。
雨や強風の後は汚れがひどくなります。
特に、扉の下部は水はねや泥はねで汚れやすいので、念入りに拭き取り
ましょう。
木製ドアの場合には、ドアについたほこりや汚れは、週一回程度柔らか
い布でから拭きしましょう。
汚れのひどい時は、住宅用洗剤を薄めたぬるま湯を少量柔らかい布にし
み込ませたもので汚れを落とし、後でから拭きしましょう。
アルミ製・鋼製ドアの場合には、住宅用洗剤を薄めたぬるま湯を用い、
柔らかい布やスポンジで汚れを落とし、後で水拭きしましょう。
表面を傷つけるような研磨剤の使用は避けてください。

●注意すること
ドアに重いものを下げるとその重みでドアがきしみ、丁番を壊す原
因になります。
また、ドアの下に板や紙などをはさむと、無理にドアを持ち上げる
力が加わり、丁番やドアクローザーを傷めます。

●引戸・格子戸の場合
引戸・格子戸の場合には、レールに砂や小石がたまると戸の開閉に
支障をきたしますので、日頃よりきれいにしておきましょう。
格子戸の格子の隅や溝の掃除には専用のブラシ(使い古しの歯ブラ
シでも可)を用意しておくと便利です。

※酢を用いたガラスのナチュラルクリーニング
 ガラスを酢で拭くと、曇りがとれて、ぴかぴかの透明感を取り戻せ
 ます。