大東住宅株式会社/佐藤晋悦

▼水栓器具の点検・補修

水栓器具の点検・補修

●起こり得る不具合
パッキングの摩耗、プラスチック部の腐食、水漏れ
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●自分でできる補修方法
水栓には単水栓を含めて大きく4つのタイプがあります。
お使いの水栓が「単水栓」か「2ハンドル混合水栓」なら、ほとんどの修理がご自分で
できます。
「シングルレバー混合水栓」や「サーモスタット付き混合水栓」は構造が複雑なので、
内部までは触らないようにして、補修は専門業者に依頼しましょう。

○単水栓
水栓のしくみは、ハンドルを左(反時計まわり)へまわすとスピンドルが上がり、こまと
本体の弁座にすき間ができて吐水(水を出す)するものです。
また、ハンドルを右(時計まわり)へまわすとスピンドルが下がり、こまを弁座に押しつ
けて止水(水を止める)します。
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○2ハンドル混合水栓
湯と水の2つのハンドルで温度と流量を調節する湯水混合栓です。
水栓のしくみは、単水栓と同じです。
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○コマパッキングの取替
パッキングが摩耗すると、蛇口から水がポタポタたれ始めますが、洗濯機用単水栓や各
設備の専用止水栓などは家庭で簡単に補修することができます。装飾された蛇口なども
基本的な構造は同じですが、作業中に使用する工具で傷をつけてしまうおそれがあるの
で、作業の前には面倒でもマスキングをするなどの工夫が必要です。
取扱説明書などで水栓の種類やサイズ、材質を確かめてから、日曜大工店などでコマパッ
キングを購入してください。目安として3〜5年ごとに交換が必要です。

○コマパッキングの取替作業
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○止水栓
修理する前には必ず、器具についている止水栓か水道の元栓を閉めましょう。
止水栓の役割は以下のとおりです。
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・修理時の水あふれ防止は、修理時にはあらかじめ閉めておき、思わぬ水もれのトラブ
ルを防ぎます。
・水が止まらないときの応急処置は、故障して水が止まらなくなったとき、その器具だ
けの水を止められます。
・水の勢いの調節は、水圧は地域によって異なります。止水栓で、適正な水勢に調節で
きます。
止水栓は、マイナスドライバーで、右(時計まわり)にまわすと閉まり、左にまわすと
開きます。(ハンドル式もあります)。台付水栓(デンキ水栓)の止水栓は、洗面器やカ
ウンター下にありますが、単水栓や一部の2ハンドル混合水栓には止水栓がありません。
器具に止水栓が付いていない場合や位置が分からない場合は、家屋全体の水道の元栓
で水を止めます。
右(時計まわり)にまわすと閉まり、反対に左にまわすと開きます。水道メーター近く
に付いていますが、場所や形は建物の種類や新旧によって異なりますのでご注意くだ
さい。
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○ジョイント部からの水漏れ
ジョイント部からの水漏れは接続部分のゆるみが原因です。
モンキーレンチやプライヤーなどを使ってナットを締め直してみましょう。
締め直しても水が漏れる場合は、専門の業者に修理の依頼をしましよう。
修理の際は、ねじやパッキンなどのちいさな部品を排水ロに落とさないよう、栓をしてから始めましょう。
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2010.11.26:s-sato

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