大東住宅株式会社/佐藤晋悦
▼板張り壁の点検・補修
板張り壁の点検・補修
●起こり得る不具合
色あせ、色落ち、隙間、反り、腐朽、割れ
●点検のチェックポイント
・木部塗装のオイルステンの色あせ・色落ちを目視で確認
(オイルステンは木材にしみ込む性質があり、皮膜が弱いため、日光や雨
の当る場所では色あせ・色落ちが早く起こります。ペンキ仕上げは2〜
3年ごとに点検しましょう)
・腐朽している箇所を目視で確認
(板張り壁は雨水や湿気を受けることにより腐りやすくなりますので、常
に乾燥状態を保てるよう留意しましょう)
・反りや隙間を目視で確認
(乾燥収縮により板が反り、隙間や釘の浮きが生じることがあります。浮
いた釘は点検の際に打ち込めば問題ありませんが、反りによって生じた
隙間が大きいと、雨水の浸入につながり下地材を腐らせます。夏季は特
に注意を要し、こまめな点検と早めの補修を心掛けましょう)
・割れを目視で確認
●自分でできる補修方法
・塗り替え
(手の届く身近な場所は、3〜5年ごとに表面にひび割れが出る前に塗り
替えましょう)
�表面の汚れをよく落す。
�市販の塗料に添付されている取扱説明書の塗り方に従い作業する。
・軽微な割れ
(軽微な割れはパテなどをつめて応急処置をします)
●大きな損傷
・大きな損傷は壁材の取替えが必要となりますので、専門の業者に依頼しま
しょう。
2010.09.11:s-sato
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