大東住宅株式会社/佐藤晋悦

▼雨漏りの点検と補修

雨漏りの点検と補修

●雨漏りの点検と補修

 雨漏りの現象は、屋内の天井部分から水滴として現れるものと、小屋裏
 や 壁内からじわじわとしみ出てくるものと、これら目に見える現象は
 なくポタポタ音だけするものなど一様ではありません。
 また、断熱材を入れることが一般化した現在では、断熱材に雨水が吸い
 込まれ、少々雨漏りしても水滴もシミも見えないということがあります。
 長年の雨漏りに気づかないあまり、いつのまにか木部が腐朽していたと
 いうことにならないよう、屋根裏から床下まで、定期的に広範囲な点検
 を行うことが必要です。

●雨漏りの補修
 雨漏りが始まったらすぐに補修したいものですが、雨中の工事は困難で
 あり、確実さを期待できません。
 家財を雨水から守り、雨が上がったらすぐに専門の業者に依頼して、補
 修してもらいましょう。
 風を伴う場合にはその方向を記録しておきましょう。
 雨漏り箇所を探すのに役立ちます。

○雨漏りの原因となる部分
 ・屋根:瓦のずれ、割れ、鉄板の緩みなど屋根葺き材の損傷。
    :1階屋根と2階外壁が取合う部分の雨仕舞の不具合。

 ・外壁:モルタル塗装の割れなど外壁面の損傷。
    :サイディング継目のシーリング不良など。
    :水切り・雨押さえの不具合。
    :開口部まわりのシーリング不良。

 ・雨どい:つまりによる軒どいの溢水。
     :雨どいつかみ金具の取付部のシーリング不良。

2010.08.28:s-sato

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