大東住宅株式会社/佐藤晋悦
▼電気設備のお手入れ
電気設備のお手入れ
分電盤(配線用遮断器、漏電遮断器、アンペアブレーカー)
住宅用分電盤は、配線用遮断器や漏電遮断器(希望により設置)、アンペアブレーカー(供給電力会社により装備されない場合もある)などにより構成されます。
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●日常のお手入れ
スイッチまわりのほこりは作動不良や破損の原因になるため、こまめに掃除するよう心掛けましょう。
また、プラグとコンセントの間にほこりなどがたまると火災の原因となります(トラッキング火災)。
ほこりなどがたまらないように、こまめにお手入れをしましよう。
●注意すること
電気設備の使用法を誤ると重大な事故に至るおそれがあります。必ず各電気設備の取扱説明書を熟読し、正しい使い方をして下さい。製品による違いもありますので、上記の記述と取扱説明書が異なる時は器具の取扱説明書に従って下さい。問題がある場合には必ず電力会社か専門の業者に相談してください。
○引込線
電気は普通、電柱から引込線で住まいへ届けられています。引込線取付点(黄色や赤のチューブがついています。)までが電力会社の管轄です。なお、引込線取付点の電線が2本ならば100ボルトの電気を届けている単相2線式、3本ならば100または200ボルトの電気を届けている単相3線式です。
○アンペアブレーカー
各回線合計が契約電力量を超えると自動的に電気の供給を止める装置で、メーターと同様に電力会社からの貸与品として取り付けられます。(電力会社によっては取り付けられない場合があるのでご注意ください。)アンペアブレーカーが働いた場合は、電気器具類の使用量を減らしてからブレーカーを入れましょう。
アンペアブレーカーがたびたび落ちる場合、電気の使い方が契約アンペアを超えている可能性があります。契約アンペアを分電盤についているアンペアブレーカーの色や数字で確認しましょう。
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○漏電遮断器
分電盤内蔵の漏電遮断器は、回路のどこかに漏電があると、素早く見つけて自動的に電気を止めます。漏電遮断器が働いた場合は、下記の応急処置をして、すぐ電力会社または専門の業者に連絡して下さい。
�配線用遮断器のスイッチを全て切る
�電気器具、配線器具に人が触れていないか確認する
�漏電遮断器を入れる
�配線用遮断器を1つずつ入れていく
�漏電遮断器が再び切れた時、その回路で漏電していることがわかる
�漏電している回路の配線用遮断器のみを切り、漏電遮断器を入れる
※月に1度は漏電遮断器についているテストボタンを押し、正しく作動するか否かを確認しましょう。
○配線用遮断器(安全ブレーカー)
配線用遮断器は、回路別に電気の使用量が許容量を上回ると、自動的にスイッチを切り、電気の供給を止める装置です。配線用遮断器が働いた場合は、その回路の使用電気器具の電源を切るなどしてから、配線用遮断器のスイッチを入れてください。使用電気器具の電気使用量を減らしても正常にならない場合は、器具または配線のトラブルなどが考えられますので、すぐに電力会社または専門の業者に相談して下さい。
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2010.07.23:s-sato
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