大東住宅株式会社/佐藤晋悦

▼たたみ床のお手入れ

たたみ床

日本の伝統的な床仕上げ材で、稲わら床にい草の表を縫い合わせたものです。
最近では従来の稲わらからポリスチレンフォームやプラスチックに代わりつつ
あり、ダニ・カビも発生しにくくなってきました。
我が国の気候風土に適した材料であり、保温性、調湿性、感触のよさが得られ
る半面、変色、吸水しやすく非衛生的な面もありメンテナンスが重要です。

日常のお手入れ
:たたみは直射日光に当てると黄色く変色しますので、直射日光にさらさない
 よう注意しましょう。
 また、たたみの上にカーペットなどを敷くことは、たたみを蒸らしダニやカ
 ビ発生の原因となるので極力避けましょう。

毎日のお掃除
:たたみの目にはほこりがたまりやすいので、ほうきや掃除機で掃除しましょう。
 その際、たたみの目にそって掃除することが、たたみを傷めずきれいに保つ
 コツです。

酢を用いたナチュラルクリーニング
:たたみ全体が汚れている時は、掃除をした後に、住宅用洗剤を薄めたぬるま湯
 (水よりも畳表の渇きが早くなる利点があります)や酢水(酢:水が1:4)
 で雑巾を固く絞りさっと拭き、最後に十分から拭きしましょう。
 酢水で拭くことにより、汚れを落ちやすくするだけでなく、畳表の日焼けを少
 し遅くする効果もあります。
 日当たりの良い部屋では特にお勧めします。

お茶の葉とほうきを用いたナチュラルクリーニング
:たたみはほうきで掃くのが一番ですが、その際に、出がらしのお茶の葉を使う
 とより効果的です。
 出がらしのお茶の葉を水につけてアクを抜き、ギュッとしばり、たたみにまき
 ます。
 お茶の葉と一緒にたたみの目にそってほうきで丁寧に掃き、掃いた後は、乾い
 たぞうきんでカラぶきします。

2010.04.03:s-sato

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