大東住宅株式会社/佐藤晋悦

▼浴槽のお手入れ 2

快適なバスタイムを楽しむ為に、浴槽はいつも清潔にしておきましょう。
そのためには日常のお手入れの習慣付けがポイントです。

噴流口下に垂れ汚れがついてしまったら。
機能付き浴槽の噴流口や吸込み口の下部に黄〜茶褐色の掖垂れ汚れが発生
する事があります。
これは水道水中の鉄分や湯垢などが混じった汚れです。
もらい錆のお手入れと同じ要領で落とします。
発生時:1)クリームクレンザーをつけた歯ブラシで軽く擦って落としま
      す。
    2)洗剤が残らないように水でよく洗い流し、から拭きして水分
      を取り除きます。

ハンドグリップなど金属部品に水垢がついてしまったら。
ハンドグリップなどの金属部品の表面には、白い斑点状の水垢が付着しや
すい性質があります。
付着しはじめは光の当たり具合で虹状の変色に見え、素地の錆と間違える
ことがありますので注意が必要です。
こびりつく前の早い段階にお手入れしましょう。
発生時:1)クリームクレンザーを布につけて擦ります。
      水垢は素地にこびりつく性質がありますから、浴室用合成洗
      剤(中性タイプ)では完全除去が困難です。
      クリームクレンザーの代わりに、市販のきめ細かな「金属磨
      き剤」や「万能クリーナー」なども使用できます。
    2)洗剤が残らないように水でよく洗い流し、から拭きして水分
      を取り除きます。

コーキングにカビが発生してしまったら。
浴室の色々な箇所でカビが発生しますが、コーキングや軟質塩ビなどの比
較的軟らかい材質は、材質の表面から奥深く根を張る性質があります。
進行するほど除去が難しくなるので、早めのお手入れが肝心です。
発生時:1)歯ブラシにクリームクレンザーを付けて、軽く擦ります。
    2)カビが残った場合は、カビ取り剤を染み込ませたペーパー片
      を湿布します。(15分〜30分放置)
    3)ペーパー片で拭き取ります。
      落ちない場合は1)と2)を繰り返します。
    4)カビ取り剤が残らないよう十分な水でよく洗い流し、から拭
      きして水分を取り除きます。
      ※排水口や金属部品などのカビ取り剤の付着残りは変色や錆
       の原因となりますので、しっかり流しましょう。

2009.08.29:s-sato

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