大東住宅株式会社/佐藤晋悦
床のお手入れ
![]() ![]() 2011.03.11:s-satoコメント(0)::[メモ/床のお手入れ] |
玄関は屋内と屋外の接点であり、家の顔です。
いつもきれいに保ちましょう。 ●日常のお手入れ 玄関の汚れは、戸外からの土ほこりや泥が主なものです。 庭先やポーチの砂や泥を掃除する玄関マットを置くなどの工夫をする ことが有効です。 また、週に一度はポーチの水洗いをしましょう。 ○鉄平石・つや消しタイル 土ほこりを掃き出した後、水洗いし、から拭きします。 月に一度位の割合で、油性ワックスを掛け、布でよくすり込み表面の 油のつやが消えたら布を取り替え、十分にから拭きします。 ○磁器質タイル 普段は水拭きとから拭きだけで十分です。 汚れのひどい時は、たわしで隅々までこびりついた汚れをこすり落と します。 月に一度位の割合で、鉄平石・つや消しタイルと同じ要領で油性ワッ クスを掛けましょう。 〜住まいに使われる石〜 住まいの中には、大理石や御影石などの天然の石が使われている場合があ ります。 石は重厚感や高級感がある魅力的な材料ですので、適切なお手入れをして 長くその美しさを保つようにしましょう。 大理石は目に見えない小さな気泡をたくさん持っており、吸水性が高いの で、汚れた水分や油分が染み込むと、石の中に浸透してシミや汚れになっ てしまいます。 洗面室等の床が大理石貼りの場合には、必ずマットなどで水分を防ぎ、玄 関タタキなどで水気のあるものをこぼした場合には、すぐに拭きとること が大切です。 御影石は大理石よりも硬く密度の高い石ですが、同じように小さい気泡を 持っていますので、同様に水分に注意が必要です。 また、大理石・御影石は、酸性のものに弱いので、洗剤を使う場合は中性 洗剤を使用するように注意しましょう。 ※(必ず目立たない所で試してから使いましょう) |
ビニル系の床(長尺塩ビシートなど)
一般にクッションフロアと呼ばれ、洗面所、トイレ、キッチンなどに 多く使われています。 ○毎日の掃除 普段のお手入れは、固く絞った雑巾で拭き取ります。 汚れが目立つ場合は、お湯で薄めた中性洗剤を使って拭き取った後、 水拭きしましょう。 定期的にクッションフロア用ワックスで磨くと、より長持ちします。 ●注意すること クッションフロアはビニル製のため、鍋、やかん、フライパンなど熱 いものを直接置かないようにしましょう。 また、クッションフロアは厚さ2〜5mm程度のクッション材を含んで いるため、表面が柔らかく、傷やへこみがつきやすいので、重い物や 、とがった物を落とさないように注意しましょう。 |
○たたみのカビ取り
たたみにカビが生えるのは、湿気が多いためです。 天気の良い日にたたみの裏面が日光に当るようにし、たたみ干しをしましょう。 次に、消毒用アルコールを布に染み込ませカビを拭き取ってから掃除機で吸い取 り、風を通して乾燥させます。 具体的には以下の手順で行います。 ※この時、カビが飛び散り危険なので必ずマスクとゴム手袋を身につけましょう。 1)窓やドアを開け、換気扇をまわし、換気をよくします。 2)消毒用アルコール(エタノール70〜80%濃度)をスプレー容器に入 れ、カビ全体に吹き付けて、15分程度放置します。 3)エタノールを少量、別容器に小分けして、使い古した歯ブラシ(範囲が 広い場合にはナイロンブラシ)の先にエタノールをつけながら畳の目に そってカビ をブラシでかき出します。 4)かき出したカビをブラシですくって、小分けしたエタノールの中でブラ シを洗います。 5)上記の4)の作業を繰り返して、畳のカビ部分を取り除きます。 (小分けしたエタノールの中で、ブラシを洗いながら行います、汚れた エタノール液は、何度か交換して下さい) 6)最後に全体にエタノールを吹きつけながら、乾いたぞうきんで拭き上げ ていきます。 7)掃除機を全体にかけ、残ったカビを吸い取ります。 8)風を通して、たたみをよく乾燥させます。 |
○たたみにシミがついた場合の処理方法
塩素系漂白剤を水で薄めて綿棒でシミ部分に塗ると、数分で脱色されて美しく なります。 ただし、濃度が高すぎるとたたみの青さまで漂白してしまうので、ご注意くだ さい。 インクをこぼした時:牛乳で湿らせた布で叩くように拭き取ります。 醤油・油などをこぼした時:こぼした上に粉末の洗剤・クレンザーをふりかけ 充分に液体を吸い取らせてから掃除機で処理し、 その後固く絞った布で何度も拭きます。 クレヨンがついた時:クリームクレンザーをごく少量、乾いた布につけ丁寧に こすります。 フエルトペンがついた時:油性の場合はマニキュアの除光液またはラッカーう すめ掖で拭き取り、水性の場合はクリームクレンザ −で拭き取ります。 焼き焦げを作った時:タバコの様に小さい場合は中目のサンドペーパーで黒こ げを取ります。 大きな焦げの場合はサンドペーパーで取り除いた後、応 急処置としてロウをたらして穴を埋め、平にしておきま す。 |
○大掃除
年に一回は晴れた日にたたみ干しをしましょう。 干す際は、たたみの裏面が日光に当るようにし、しばらくおいてから、たた いてほこりを出しましょう。 干す場所の無い場合は、たたみを上げて下にびんや缶などを置き、たたみの 裏面に風を通すだけでも効果があります。 さらに部屋全体に除湿機などをかけて空気を乾燥させると、防カビや防ダニ の効果も得られます。 更に、市販の防虫剤を散布するとよいでしょう。 たたみを敷き込む時は、元通りに配置しないと隙間ができたり、寸法が合わ なくなる場合があります。 干す前に目印をつけて間違えないようにしましょう。 たたみの表替えは2〜3年を目安に行い、初回は裏返して使用し、次回にた たみ表を取替えましょう。 ○家具などによるくぼみの修復 たたみについた家具の跡は、へこんだ部分に軽く霧を吹き、お湯で濡らして 固く絞ったタオルを当てて、その上からアイロンを掛けると、かなり元に戻 ります。 その後は、窓を開けて充分に乾燥させます。 ドライヤーを使えば素早く乾かせます |
たたみ床
日本の伝統的な床仕上げ材で、稲わら床にい草の表を縫い合わせたものです。 最近では従来の稲わらからポリスチレンフォームやプラスチックに代わりつつ あり、ダニ・カビも発生しにくくなってきました。 我が国の気候風土に適した材料であり、保温性、調湿性、感触のよさが得られ る半面、変色、吸水しやすく非衛生的な面もありメンテナンスが重要です。 日常のお手入れ :たたみは直射日光に当てると黄色く変色しますので、直射日光にさらさない よう注意しましょう。 また、たたみの上にカーペットなどを敷くことは、たたみを蒸らしダニやカ ビ発生の原因となるので極力避けましょう。 毎日のお掃除 :たたみの目にはほこりがたまりやすいので、ほうきや掃除機で掃除しましょう。 その際、たたみの目にそって掃除することが、たたみを傷めずきれいに保つ コツです。 酢を用いたナチュラルクリーニング :たたみ全体が汚れている時は、掃除をした後に、住宅用洗剤を薄めたぬるま湯 (水よりも畳表の渇きが早くなる利点があります)や酢水(酢:水が1:4) で雑巾を固く絞りさっと拭き、最後に十分から拭きしましょう。 酢水で拭くことにより、汚れを落ちやすくするだけでなく、畳表の日焼けを少 し遅くする効果もあります。 日当たりの良い部屋では特にお勧めします。 お茶の葉とほうきを用いたナチュラルクリーニング :たたみはほうきで掃くのが一番ですが、その際に、出がらしのお茶の葉を使う とより効果的です。 出がらしのお茶の葉を水につけてアクを抜き、ギュッとしばり、たたみにまき ます。 お茶の葉と一緒にたたみの目にそってほうきで丁寧に掃き、掃いた後は、乾い たぞうきんでカラぶきします。 |
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